ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

江戸怪談を楽しむ

2023-11-17 11:38:27 | JMOOC
久しぶりのJMOOC,
gacco184 「江戸怪談を楽しむ」法政大学の横山泰子先生です。
まだ途中ですが,わかりやすく,楽しいです。
なんと,姫路,そして,姫路市立文学館や兵庫県立歴史博物館が関係するから,
「知ってる~!」「読んだよ!」「行った,行った!」
なので,特別興味がわきます。

まず,怪談流行の理由
平和ゆえの刺激の欲求;戦争が日常なら,わざわざ怖いものを欲しがりません。
出版文化の発達
地方への関心の高まりと情報の流入
類書や博物学の流行
怪異の娯楽化;と言えば,
兵庫県立歴史博物館の香川雅信『江戸の妖怪革命』ですね。この講座で紹介されていました。
私も何度か書いています。
(2017-08-10「オバケ絵大博覧会」&香川雅信『江戸の妖怪革命』,2020-06-29「江戸庶民の妖怪観?」など)
そして,三大怪談
牡丹燈,皿屋敷,四谷怪談
私にとって,皿屋敷と言えば,「播州皿屋敷」
この講座では,姫路市立文学館『怪談皿屋敷のナゾー姫路名物のお菊さんー」が紹介されていました。
これも書いています。
(2018-05-18「姫路文学館「怪談皿屋敷のナゾー姫路名物のお菊さんー」」)
ところで,
幽霊話は都会的で,豊かな自然に囲まれた地では,動物の怪が多いそうです。
そこで紹介されたのが,
小栗栖 健治(もと兵庫県立歴史博物館)埴岡 真弓『播磨の妖怪たち 「西播怪談実記」の世界』
これはまだ読んでいません。また,ゆっくりと読みます!

講座はここまでしか受けていません。
あと少し残っていますが,すでに,テストの合格点には達しています。
(選択問題で簡単です。)
講座は今月いっぱいです。


PS.11月14日火曜日 姫路です。

紅葉はまだですが,気持ちがいいお天気でした。
姫路市立美術館のコレクションがラリーで,酒井抱一など江戸琳派の絵を少し見ました。(写真撮影不可)
抱一は姫路藩主酒井忠以(ただざね)の弟ですが,江戸にいます。
今回の展示のお気に入りは,
「播刕室明神々事棹歌之游女行列図」です。
コメント (1)
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gacco コテンの法則!!(1) 日本の歴史はぬるいのか!? ~昔から外圧で変化してきた~

2023-02-09 10:18:18 | JMOOC
久しぶりのgaccoは,
「歴史を面白く学ぶコテンラジオ_COTEN RADIO」
(というのがあるそうで,YouTubeで見ることができます。)
の配信をしている深井龍之介さんとお馴染みの本郷和人先生の対談です。
その名は,「コテンの法則!!」
(1) 日本の歴史はぬるいのか!? ~ 昔から外圧で変化してきた ~
(2) 信じるものは救われない  ~ 一神教ではなく多神教の日本 ~​
(3) 地位より人、血より家  ~ システムづくりが苦手な日本人 ~

今,私は,日本の近代とは何だったんだ?とぼやっと思っているので,
(1) 日本の歴史はぬるいのか!? ~昔から外圧で変化してきた~
から印象に残ったところを抜き書きです。
特に何も書いていないところ,(   )以外は,本郷和人先生の言葉です。

「今こそなぜ歴史を学ばなければいけないのかという
 問いに対しては
 「今」という限定をどう捉えるかなのですね
 歴史学をやったから
 では この実社会の生活をどう豊かにするのかが見えにくいですね」

「僕は明治維新というのは
 大きくいうと分水嶺になっていると思うのです
 それは言葉を変えていくとグローバリゼーションになると思うのですが
 やはり明治以降は外国を意識しないと日本は生きていけなくなっていく
 そして その結果として
 どうしても 300万人といわれる犠牲が出た太平洋戦争
 これが何だったのかというと
 やはり どうしてもそこを考えたいというのが基本にあるのですね
 それを考えるにあたって
 グローバリゼーションというものにも正面からというより
 完全に向き合わなければいけなくなってしまった明治維新の後と
 それから明治維新の前はどう違うのかなと思い勉強したのです」

「大きな意味で外圧でないと(変わらない)
 敵は攻めてくるかもしれないという
 「敗戦」「敵の脅威」を意識したきに日本は大きく動いた
 だいたい 700年(白村江の戦)ぐらいが一つの目度ではないかと思っています
 (外圧がある時以外は)穏やかでまったりな日本の歴史」

「(日本は)追いつけ追い越せが得意だ
 そして 自分の見極める力
 自分がトップに立つ力はあまりない」

「(外圧として)絶対なのは鉄砲の伝来だと思います
 鉄砲というのは当時(戦国時代)でいうと最新兵器ですよね
 人を確実に殺せるのです
 だから これが伝来されたことによって
 戦国時代はむしろ終わったと思っています
 (中略)僕が一番注目したいのはマインドです
 なぜかというと 結局やはり当時の軍隊は農民主体なのです
 農民は戦闘のプロではありませんからね
 (中略)土に向かって物をつくることに喜びを感じている人たちが
 物を滅ぼす方向に動くわけです
 結構これはやはり 大変だと思うのですよ
 結局それを何とかするために(鉄砲は都合がよかった)(後略)」

私の単なるメモなので,読んでも何のことかわからないと思います。
私としては,近代以降の外圧をもっと聞きたかったのですが,
本郷先生は中世が専門。
近代以降はほとんど触れていませんでした。
仕方ないですね。
でも,参考にはなりました。
マインド的に楽な,つまり,人を殺しても殺したとあまり意識しなくていい武器・・・恐ろしいですね。

なお,この講座,gaccoに登録していなくても,YouTubeでも見ることができるようです。

でも,gaccoと言えば,一番最初の本郷先生の「日本中世の自由と平等」がよかったですね。
こちらは,もうYouTubeで全部見ることはできないのかな?
参考までに,最終レポートの一部を載せます。


最初の本郷先生の講義「日本中世の自由と平等」最終レポートを載せます。(2014年4月~6月)
一応講義は,選択問題と記述で,96点でした。

     
     「日本中世における自由・平等・平和」について                                          
(略)
 まず,「自由」について。  
日本の中世は荘園制における職の体系に見られるように,
土地の『所有権の未成熟』が考えられます。
権利は分けて持ち,所有が確立していません。
ヘーゲルは「自由は所有」と言っていますが,
本郷先生もこの考えに基づき,
自分の意思・身体を自分で所有することが自由であると述べておられます。
そして,男衾三郎絵詞にみられるいつ理由もなく殺されるかもわからない時代から,
所有権が確立し,
所有概念が成熟していく過程が中世であると考えています。
本郷先生は,網野氏のまさに男衾三郎の世界である自由論・無縁論を批判し,
「日本中世は自由が徐々に確立していく時期であると言える」
と結論づけておられると考えます。
(略)

もしも,続きを読んでみようと思ってくださる方がおられましたら,
https://blog.goo.ne.jp/non-hahaatsuko1962/e/ba75977d9d06faa165908fb6dcbc1512
本郷和人『世襲の日本史』『武士とはなにか』&「日本中世の自由と平等」
を見てください。 
 
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久々のJMOOC : gacco:ga162江戸時代の人びとは世界をどのように見ていたのだろうか

2021-12-07 14:49:01 | JMOOC
久々のJMOOC :です。
gacco:ga162江戸時代の人びとは世界をどのように見ていたのだろうか
京都大学 岩﨑 奈緒子先生です。
7分程度の講座7回&7回のテストと最終テストです。
好きな時に受講できます。
ただし,2022年3月末まで
詳しい内容については,答えにつながっては困りますので,控えます。

今日はじめて,
第3回目まで受講しました。
今のところ,満点です。

最近,JMOOCは,実用的(?)なものばかりでした。
久々の日本史!うれしいです。それも,大好きな江戸時代!
(最初は,本郷和人先生の「日本中世の自由と平等」(2014年)でした。)

登録は必要ですが,無料です。

満点めざして,頑張ります!

PS.
2019年11月,神戸市立博物館
リニューアル記念「神戸市立博物館名品展」に行きました。
その時買った図録には,地図がいっぱい載っています。
今回のJMOOCの講座にあわせて,地図をもう一度見ると,おもしろいです。

そういえば,神戸は2020年1月17日(震災25年)に行ったきり,
長いこと行っていませんね。

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京都からおくる日本史研究の最前線:立命館大学

2018-12-21 15:05:22 | JMOOC
2019年2月14日から
JMOOCでは,京都からおくる日本史研究の最前線:立命館大学
が始まります!

ホームページによると,
「日本史の古代から近代まで、
 各時代の個性豊かな専門家が、今ホットな研究の最前線をコンパクトに紹介します。
 暗記中心の歴史とはまったく違う世界の日本史を紹介します。」とのことです。
興味のある方,詳しいことは,ホームページを見てください。

どんな講座になるかわかりませんが,
今から楽しみです。

JMOOC,最初に受けた講座は,
本郷和人先生の「日本中世の自由と平等」でした。
バラエティー番組に出て来る本郷和人先生とは一味違う,
ちょっぴりアカデミックな講座でした。
最後のレポートを書くのは大変でしたが,
会員同士のやりとりも楽しかったです。

最近では,今年6月の
「男と女の文化史 」
これは
Week2:表現される遊女から表現する遊女へ
だけ受講しました。
人気があるのか,2019年1月16日から再受講できるようです。

最近で私がおもしろいと思ったのは,
JMOOC「妖怪の世界を探る ~その伝承とビジュアルテキスト~」
昨年11月の受講です。
これはスタッフの方ともやり取りでき,
私が前回写真の猫又の話をすると,
講義をしてくださった徳田先生は
国芳の猫又のぬいぐるみ(人形だったかな?)を持っておられるとのことで,
親しみを感じました。

また一つ,楽しみが出来ました。
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JMOOC「男と女の文化史 」,Week2だけ受講しました。

2018-06-27 14:31:07 | JMOOC
JMOOC「男と女の文化史 」は,
Week2:表現される遊女から表現する遊女へ
だけ受講しました。
「源氏物語」や「ドイツ文学」「ギリシャ美術」,
1週100分程度,4週にわたっての東北大学の先生方による講義でしたが,
私はこの度は,修了証を目指さず,
自分の興味がある第2週のみ受講,
確認クイズは満点を取りましたが,
なんせ4週のうちの1週のみ,最終レポートも書いていませんので,18点でした。

Week2:表現される遊女から表現する遊女へ・・・は,
江戸時代天保のころ,
新吉原の遊女,浅茅生(あさじう)さんのお話です。
(といっても,歴史とは・・・といった話も結構長かったですが。)
歴史ですから,
史料がないとわかりません。
浅茅生さんが新吉原の遊女であったことや,
狂歌を読むのがうまく,
狂歌の雑誌に優秀な成績で載っていたこと,
狂歌の選者にもなったこと,
などが講義で話されていましたが,
浅茅生さんのその後など
わからないことが多いです。

しかし,
浮世絵などに見るように,表現される遊女ではなく,
まさに,表現する遊女です。

私の遊女観と異なるものでした。

でも,浅茅生さんの狂歌を見て,がっくりしました。

私は勝手に遊女という職業であっても,
現代で言えば,
バリバリ頭の切れるキャリアウーマンみたいなのを想像していましたが,
その狂歌は,

青柳(あおやぎ)の 影さす道を 見返らで うわさ堤を 行く人やなぞ

細かい解釈は省きます。
私に狂歌の良しあしはわかりません。
でも,遊女の狂歌であるということはわかります。

浅茅生さんは選者もした。
え?選者?
どこで狂歌を選ぶのでしょう?
選者はひとりではありません。
遊郭から外へ出て,ほかの選者といっしょに選んだのでしょうか?

遊女・・・という人を私はよく知らないということがわかりました。

ちょっと,調べてみます!
(したいことばかりが多いので,いつになるか分かりません。)

ただ,安政江戸地震の際は,
新吉原の被害はすごかったようです。
「遊郭という出入りの自由がない特殊な構造,
 二万坪弱に人口一万人弱という高密度,
 しかもその大半が女性で占められるという特殊な条件が,
 数多くの焼死者を出す結果になったのである。
 公的な調査では死者は630人であるが,
 当時の人々は2000人とも3000人とも噂した。」
(北原糸子『地震の社会史 安政大地震と民衆』47ページ)

いつものことですが,
話がそれましたね,JMOOCから。
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