ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

JMOOC,「都市史研究の最前線―大阪を中心に―」が3月6日からはじまります。

2018-02-27 11:42:02 | JMOOC
JMOOC「都市史研究の最前線―大阪を中心に―」が3月6日からはじまります。

大阪市立大学の歴史学の先生が中心となって,4週にわたり,
大阪の古代から現代までの歴史の講義を無料でしてくださいます。

第2週:中世―大阪本願寺寺内町と豊臣の大坂―
ワクワクします。

第3週:近世―都市の開発と社会構造―
よくわかりませんが,「安井家文書」という文字を見ただけで,
どんな講義かしら?と思います。


今までたくさん受講しました。

最近では,徳田和夫先生の「妖怪の世界を探る」

一番初めは本郷和人先生の「日本中世の自由と平等」
これは,最初ですし,一番印象に残っています。

本郷和人先生は,バラエティー番組でもお馴染みですが,
この講義は,一般向けとはいえ,
雑学などではなく,
しっかりした歴史学の講義でした。
もう長年,歴史学から遠ざかっている私を目覚めさせてくれたと言っても過言ではありません。

手元にある,テストの解説
たぶん,本郷先生の助手か学生さんかが作ったであろうテストの解答例から

「歴史学は科学である。
 そのため,厳密な資料解釈を行い,
 その結果として得られた歴史事実(史実)を組み立て,
 説得力のある歴史像を構築していくべきである。」

「歴史学とは科学であり,実証主義に立たなくてはなりません。
 (中略) 
 根拠となる歴史資料を提示し,
 その解釈を述べ,史実を積み上げて,論理的に納得できる結論を導き出す。」

本郷先生が講義の中で,
坂本龍馬について,
「司馬遼太郎がつくりだした」というようなことを言っていたと思います。

前回も,歴史学と小説について少し触れましたが,
「歴史学は科学である」を忘れずに,
しっかり史料にあたり,史実を積み上げ,結論を導き出せる“おばさん”でありたいです。

(今日はカッコいいことこと書いてしまいました。)
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信長の戦争 『信長公記』に見る戦国軍事学 (講談社学術文庫)

2018-02-23 14:50:31 | 日記 本
当然と言えば当然ですが,
歴史というものは,きちんとした「史料」からわかるものです。
のちにつくられた「小説」が歴史の主流になるとは,おかしなことです。
また,明治以降の軍隊が都合よく信長の戦争の「小説」を利用するっていうのは,
いわゆる「元寇」の「神風」と同じですね,きっと。
でも,史料がどこまで信用できるのかということを見極めるのは大変だと思います。
疑文書もあるでしょうし。(独り言でした。)


最近,本を読むペースが落ちています。
本がたまっています。

この本の著者は,藤本 正行氏。
戦前の歴史観だけでなく,
戦後,唯物史観の影響を受けている私たちの世代にとっても,
反省・・・です。

何が言いたいのかよくわかりませんね。
今日の文章。

今日は,びっくりぽん!(朝ドラ「あさがきた」あさちゃんの口ぐせ。)の日でした。
(まだ,9時間,今日ですが。)

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戦闘機「紫電」「紫電改」格納庫:暖かくなったら見に行きたいです。

2018-02-19 07:35:03 | 日記 地域
先週金曜日,
先輩から話を聞きました。
昭和11年生まれ,子どもだったとはいえ,戦争体験者です。

姫路空襲のこと,
姫路城が残ったのは,
夜間で当時のレーダーの性能がよくなく,
姫路城周辺は堀などのため,湿地のように見えたためだったことなど。
(姫路市中学校教育研究会社会部会編『歴史読本 姫路のあゆみ』に詳しく載っています。)

そして,驚いたのが,
当時,姫路の京口駅近くの川西航空機製作所で作られていた
戦闘機「紫電」「紫電改」の格納庫が姫路市内に残っていて,
資材倉庫として使われているということ。
詳しくは,
https://mainichi.jp/articles/20160811/k00/00e/040/275000c
毎日新聞 2016年8月11日をどうぞ。

その先輩は,倉庫の中を見学したことがあるそうで,
「一度見ておいで」とのこと。

暖かくなったら,姫ちゃり乗って,見にいこうと思います。
(外からだけでも。前もって連絡すれば,中も見せていただけるようですが)

特攻にも使われた紫電・紫電改。

そういえば,

2017-07-03の私のブログ

   「南の空に散った若者たち:姫路市平和資料館」

「今日は,姫路空襲があった日です。
 7月3日の深夜から4日の未明にかけてあったそうです。
 ということで,普段は月曜日でお休みの平和資料館は無料開放日でした。

 今日までの企画展(企画展だけならいつも無料)
 「南の空に散った若者たちー姫路海軍航空隊(白鷺隊)と特攻ー」
 を見てきました。

 神風特別攻撃隊白鷺隊(はくろたい)は姫路海軍航空隊によって編成されています。
 鶉野(うずらの)飛行場(加西市)で訓練し,
 昭和20年の米軍沖縄上陸に対して発動された菊水作戦で
 九七式(きゅうななしき)艦上攻撃機に搭載,
 6回にわたって鹿児島県串良基地から出撃しています。」

この企画展にも紫電改などのことが詳しく解説されていたかもしれません。
戦闘機内部の模型もあり,
実際に座ってみることができたのですが,
それが,紫電改などであったかどうか,
当時の私はよく知らなかったので,覚えていません。
残念です。



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古文書解読実践コース2年目第2回間もなく提出:気になるくずし字

2018-02-07 14:07:23 | 古文書
先日,解読実践コースの第1回レポートが返ってきました。
「A」でした。
が,間違っている文字はたくさんあるし,
とてもとても,「私,古文書,読めます。」とは言えません。

でも,いろいろ気になります。

何が?

それは,「あなたの声」をご覧ください。

「龍野神社周辺のくずし字」

先日,龍野神社周辺を散歩しました。
2016年,秀吉が脇坂氏(のちに子孫が龍野城主)にあてた手紙で有名になった龍野神社です。
(2016-01-22 秀吉の手紙 その1
 2016-03-11 秀吉の手紙 その2  特別展「秀吉からのたより」など)
今まで何度も散歩していたところですが,
気になる文字を見つけました。

「さくらばし」「奉寄進」「下河原」などくずし字や変体仮名などで書かれています。
でも,分からない文字もありました。
「□納」・・・□がわかりません。
写真に撮って帰ってきました。

『くずし字解読辞典 普及版』(児玉幸多編 近藤出版社 昭和45年初版発行)や
『古文書解読事典』(大石学監修 東京堂出版 1998年)で調べたのですが,
調べ方が悪いのでしょう,よくわかりません。

そうだ!と思いだしたのが漢和辞典。
『角川漢和中辞典』(昭和34年初版発行)

「納」で調べると,出てきました,「献納」だったのですが。
『くずし字解読辞典 普及版』で確認。
「献」の旧字「獻」でした。

うれしそうに字を読んでいる私は
まるで「ひらがなを覚えかけた子ども」みたいですね。


PS.「あなたの声」は以上です。
古い古い紙の辞書を頼りにしている私ですが,
「みんなで翻刻」の「まなぶ」でテストしながら自分の力試しもしています。
とってもいい勉強になります。
「変体仮名 その1難易度1」
10問中9問正解「宝石1個獲得しました。」


PS.今日,2月11日現在で「みんなの翻刻」宝石11個
難易度1ばかりやっていましたが,
「レベル3相当」と連絡が入りました。
えへへへへ~!
喜んでないで,NHK学園の課題を提出しようと!
(もう少し,もう少し・・・とまだ提出していない・・・。)

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兵庫県立歴史博物館 特別企画展「ふろくの楽しみ」

2018-02-05 13:58:52 | 日記 博物館・美術館...
ついつい・・・,付録につられて買った『リンネル』
ついつい・・・,
付録につられて買いそうになった『サライ』&買ってみたい『和楽』

かつては(私が小学生のころ)学研の『かがく』『学習』の付録が好きでした。

子どもが小さいときは,
『たのしいようちえん』の付録を主人が必死で(?)作っていました。


そんな付録たちの企画展です。
(先週金曜日に行ってきました。)

そのなかでも面白かったのは,
昭和初めの『少年倶楽部』
紙でできた組み立て付録です。
アメリカでエンパイア・ステート・ビルができる(1931年竣工)と
すぐ,ふろくに。
「世界一高いエンパイア・ビルディングの大模型」(1932年)
「帝国新議事堂大模型」に至っては
帝国新議事堂(現・国会議事堂)ができた1936年の前年にふろくに。

そんな付録も戦争の影・・・

キリスト教にあこがれていたような雰囲気の少女雑誌でも,
戦争が近づくと・・・。

あれ?
間もなく太平洋戦争なのに,西洋人の少女?
と思いきや
よく見ると,少女が持つのはナチスドイツの旗・・・。

ほぼ現代までの付録がいっぱい展示されています。

双六もたくさんありましたよ。

一昨年には妖怪の双六,
また,先日からの地獄極楽双六,
大正時代の家庭の双六など,
歴博の「歴史工房」に展示されていましたが,
好きなんですね,双六。

そう思って,歴博のボランティア大先輩Mさんに話をすると,
「もともとは博打。」と。

そうですね。
そういえば,白河上皇の「天下三不如意」の一つが双六。

江戸時代以降の双六とは形も違いますが,
「双六」は博打でした。

そのMさん,
体調の関係で,3月でボランティアを辞められると聞きました。
私がボランティアをするきっかけを作ってくださった方です。

仕方がないとはいえ,
寂しくなります。







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