ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

2020年度第1回「あなたの声」は「信長・秀吉・家康の禁制」です。

2020-07-29 10:57:28 | 古文書
もうすぐ8月だというのに,いったいいつになったら,梅雨明けするのでしょう?

そんな中,やっとNHK学園古文書・解読実践コース2020年度第1回,
やっと,課題ができました。

この度は,年度替わりで,教材がなかなか届かなかったため,
いつもは月1回なのに,遅くなってしまいました。

手元に教材がないと,どうしても古文書の勉強はさぼりがちになり,
また,今回の課題は,字のくずし方が私の苦手なタイプ(?)だったりで,
・・・・・
まあでも,頑張りました。

今回の課題は「慶長14年の平戸藩松浦家と幕府政治」
課題文書には,
家康・秀忠,そして,本多正信・正純という
そうそうたるメンバーが出てきました。

ということで,
「あなたの声」は「信長・秀吉・家康の禁制」です。

今回の課題には,神祖(家康)や本多正純の名が出てきました。
はっと思い出したのは,2016年の網干の大覚寺寺宝の虫干しです。
延享3年(1746年),網干・興浜の庄屋や年寄が,
「火事などでなくなっては困るので,預かってください。」
と大覚寺に信長・秀吉・家康の禁制を預けました。
その代わりに,大覚寺に毎年虫干しをしてもらい,
「確かになくなっていない,ありますよ。」
と見せることになったそうです。
(今は毎年ではありません。)
どれも,網干に対して宛てたもので,
「網干に侵攻した軍勢は,網干の村人に乱暴狼藉をしてはいけない。」
などといった内容で,
網干の村人に対して出された安堵状となるわけです。

信長の禁制は朱印状,「天下布武」の朱印が押されている
天正4年(1576年)のものです。
秀吉の禁制は花押です。
天正4年(1580年)のもので,「筑前守」となっています。
家康の禁制は家康の名前ではなく,
「本多弥八郎」となっています。
本多正信(正純の父)のことだそうです。
慶長5年9月25日と書かれています。
なんと,関ヶ原の戦いの10日後です。

信長・秀吉・家康の三人の禁制がそろってあるのは,めずらしいそうです。

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今日は,最近の本・テレビ番組・古文書・・・?(独り言です。)

2020-07-15 15:08:28 | 日記
コロナに水害,不安です。
「まさか地震まで来ないでね。」
そう思ってしまいます。

でも読む本
(というか,図書館で借りたり,買ったりする本。適当にしか読んでいませんが)も,
見るテレビも,
江戸時代などの疾病やその予言etc...。

国立民族学博物館監修『驚異と怪異』
兵庫県立歴史博物館『特別展「驚異と怪異」ーモンスターたちは告げるー ガイドブック』
のほかにも,
新潟県立歴史博物館監修『まじないの文化史』
鈴木則子『江戸の流行り病 麻疹騒動はなぜ起こったのか』

テレビでは,
NHK 歴史秘話ヒストリア「ペスト 最悪のパンデミック」7/8
来週は「病 災害 江戸の先人かく戦えり」7/22
NHK Eテレ 知恵泉「江戸の危機管理II」(前編)」7/14
(一部,『江戸の流行り病 麻疹騒動はなぜ起こったのか』にも書かれていました。)
来週は「「江戸の危機管理II」(後編)」7/21

そういえば,『江戸の流行り病 麻疹騒動はなぜ起こったのか』によると,
文久2年(1862年)6月から8月の麻疹による死亡者数は(江戸市中)
『藤岡屋日記』によると,1万4210人,
コレラその他による死亡者6742人。

そういえば,「ペスト 最悪のパンデミック」では,
14世紀,ヨーロッパではペストで人口のおよそ3分の1が消えた,と言っていました。


ところで,
2019年度解読実践コース4年目修了 第10回は「A」です。
古文書,頑張っています。それなりに。
楽しいです。
2020年度はもうすぐ届くはずです。
(自動継続していたら,いつまでたっても教材が届かない。
 どうも,2019年度は秋コースから始めたらしい。
 私は月1回のペースで課題を出すので,
 1年ではなく,10か月周期。
 ということで,
 先生のアドバイスにより,NHK学園に電話。
 自動継続ではなく,夏コーススタートとなった。)

「生涯学習インストラクター1級を目指す!」
と言っていましたが,
まともに図書館にすら行けない・・・。
時間制限とか,本館まで行くのが・・・不安とか。

「大学院生が論文が書けない!と困っている。」
と新聞だったか,テレビのニュースだったか・・・。
図書館どころか,大学にも自由に行けるようになったのでしょうか?
授業はリモート?

今日は2019年度の第9回と第10回の課題を復習しました。
もともと,通信教育だから,いつも通りできますね。


追記:コロナ,数字で見ると,すごいことになってきました。
東京のことだけではありません。
関西のことです。
今日の大阪はまだ数字が出ていませんが,兵庫県もどんどん増えます。
以前とは,検査体制が違うことは,わかっていますが,
気持ち的には,
「神様,仏様,妖怪さま・・・」です。



近くの魚吹八幡神社です。
茅の輪の向こうに,マスクをしている狛犬さん,見えます? 
今年の秋祭りは,神事のみだそうです。    (7月23日)


追記:コロナ,数字で見ると,さらにすごいことになってきました。
「アマビエはんこ」いただきものの,いただきもの
「神様,仏様,アマビエ様」です。   (7月31日)


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件(くだん)

2020-07-03 11:39:20 | 日記 博物館・美術館...
何からどう書いたらいいのか・・・

先日,
4か月ぶりに電車に乗り,バスに乗り,
姫路へ。

姫路城を見て,
総社で茅の輪くぐりして,
兵庫県立歴史博物館
特別展「驚異と怪異ーモンスターたちは告げるー」
行ってきました。

日本だけでなく,世界の「想像界の生物」の絵や置物,
大きなモニュメント(?)も展示されています。

ドキッとしたのは,「驚異の部屋」のスペース。
大航海時代,ヨーロッパ人は世界中の民族や生物に関する知識を集め,
珍しいモノを収集。
貴族や富裕層が,城や館の展示室に並べて見せびらかしたそうです。
「驚異の部屋」です。

その一つ,
日本の江戸時代後期,見世物に使われていた「人魚」
実際はサルなどの上半身と魚の尾をつなげた作り物なのですが,
それが,オランダに渡り,このたび「里帰り(?)」です。

でも,
6月28日のTwitterによると,
アンケートでは,いまのところ,アマビエを超える人気はこれ。



「件(くだん)」です。
写真撮影可,「我が姿を写して人に見せよ」と看板が。

件とは,牛のいわゆる「奇形」です。
アマビエ同様,「予言する怪物」です。
写真は剥製ですが,
作り物ではありません。
もともとは,群馬県の興行師が見世物に用いていたものだそうです。

他にも,件の錦絵等,複数残っています。
それどころか,歴博の資料を調査する中で,
安政年間の件の資料も新発見されました。
ほんの,数週間前のことです。

慶応3年(1867年)に板行された「件獣之写真」と題する錦絵には,
牛の腹から,人間のような顔をした
「件」という獣が生まれ,
「当年から諸国は豊作になるが,
秋からは悪い病気が流行する。」と
予言をして,3日のうちに死んでしまったという話を伝えています。

件が生まれて予言を残したという話は,
幕末のほかにも,日露戦争のころ,太平洋戦争のころにもささやかれたそうです。

この度は,1時間ごとのネット予約,
「1時間で出なくてもいいのよ。ゆっくり見てね。」
と言われても,
1時間たつと次の人が入ってくる。
・・・やっぱり,1時間しか見ることができなかった・・・。気分的に。
日曜日は,入場制限も出たらしい。

もう一度,興味のあるものに絞って,じっくり,はりついて見たい・・・。

でも,コロナの状況を見ていると,
「また,閉館してしまいませんように。」と思ってしまいます。

アマビエ様,お願いします。


コメント (4)
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