ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

まもなく,日本橋に戻ります!・・・スマホの万歩計

2023-07-26 14:24:19 | 日記 地域
 私のスマホには東海道五十三次の万歩計がついています。
約1年2か月前に「日本橋」を出発し,「京師」で折り返し,今,「品川」を過ぎました。
まもなく,「日本橋」に戻ります。
特に頑張って歩こう!という気がなくても,なんだか嬉しいです。

時代は変わって江戸時代。
萩藩・毛利家の当主が,参勤交代のなぐさめとした「行程記」です。

(写真は太子町立歴史資料館・常設展示の写真パネルの一部,写真撮影許可を得て可)
山陽道,現在の兵庫県たつの市,揖保川周辺です。
歩いている山陽道を中心に書くので,地図上の文字も向きは上から書かれていたり,下から書かれていたりします。
揖保川は,正條(しょうじょう)付近は,橋はなく,渡し船で渡っていたんですね。
満水の時は,16文のようです。
村境も書かれています。
方位が所々に書かれているそうですが,基本,北が上のようです。
でも,学芸員の先生のお話によると,長い紙に入るように書いていくため,
多少くにゃくにゃした道でもできるだけまっすぐ書き,
すると,ところによっては,方位がずれるため,このように方位を書いているそうです。

さて,最近読んだ本,
谷釜尋徳『江戸の女子旅  旅はみじかし歩けよ乙女』
とても読みやすかったです。
何人もの女性が紹介されていましたが,どの人もまあ,歩く,歩く!
関所破りの案内ビジネス(?)とか,
蛭のため「雨もなみだもふりそひて行」とか,
時々ブッと吹き出したりしながら,読みました。(蛭にやられた諸九尼さん,ごめんなさい)

ところで,スマホの万歩計,日本橋に戻ったら次はどうなるのでしょう?
私としては・・・次は中山道がいいなあ (^^♪
そんなわけないですね。
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日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」その1:神子畑(みこばた)

2023-07-11 11:18:34 | 日記 地域
7月8日土曜日,久しぶりに播磨から出て,行ってきました。(と言っても同じ兵庫県)
場所は,約4年前に行った生野銀山の北西,普通の山の間の国道を通っていると,
  まず見えたのは,この「シックナー」でした。
そして,


生野と同じ朝来市にある神子畑(みこばた)選鉱場跡です。
(写真は,スマホの拡大鏡で撮っています。)
ネットで見たことはありましたが,実際に実物を見ると圧倒されます。
中に入ってもっと細部まで見たいのですが,立入禁止です。
たくさんの人が押し寄せると,壊れるかもしれませんよね。
この日,時々小雨が降っていたとはいえ,土曜日。
でも,ほんの数人しか会いませんでした。日本遺産なのに。
しかし,日本遺産になったからでしょう,まだ新しい看板が立っていて,丁寧な説明が書かれていました。
写真は,その一部です。
  

すぐ前の「神選」という交流館では,かつて明延の錫などを選鉱していた
「東洋一」「不夜城」と言われたころを撮っているビデオが流されていて,
仕組みがよくわかりました。
きっと,日本の近代化,戦後復興,高度経済成長を支えたのでしょう。
と同時に,「怖さ」を感じました。


8月19日から兵庫県立歴史博物館で
巡回展「日本遺産 銀の馬車道 鉱石の道 ー播但貫く近代化産業遺跡」が開催されます。
関連する古文書等の展示があるようなので,
後日「その2」を書きます。
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