ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

ぼちぼち再開ですが

2020-05-29 10:46:17 | 日記
まもなく6月
いろんなところが,ぼちぼち再開です。

神戸市立博物館は
すでに5月19日再開しました。
しかし,本来していたはずの
特別展「コートールド美術館展 魅惑の印象派」はまだ会期が残っているのに中止。
秋に予定されていた特別展「ボストン美術館展」もすでに中止決定。
平治物語絵巻見たかった・・・
アメリカから東京に来て,日本国内まわって,秋に神戸のはずでしたが,
まず,アメリカから日本に運ぶことができないですよね。


姫路市立図書館は
今週から以前予約していた本の受け取りができるようになりました。
私が予約していた本も昨日,受け取ってきました。
図書館のカードの偶数番号の人は偶数の日に来てください・・・
という制約付きでしたが,
1か月以上地元の図書館で予約が取れて,準備できていたのに
受け取りだけできなかった本が手元に来ました。
小林正博『これなら読める!くずし字・古文書入門』

新規予約は今日からですが,
ネット予約がパンクしているようで,つながりません。
またのちほど

まだ図書館で閲覧はできません。
でも,ぼちぼち再開です。


兵庫県立歴史博物館は
本当は今は特別展「驚異と怪異-モンスターたちは告げる-」の期間中です。
京都大学付属図書館の「肥後国海中の怪」
つまり元祖アマビエも展示されるはずでした。

休館・延期でしたが,
歴博は6月2日から再開です。
まずは,常設展のみ開けて,
特別展「驚異と怪異-モンスターたちは告げる-」は
会期を6月23日(火)~8月16日(日)に変更して開催!!!
本来なら,6月14日まででしたから,
2週間弱だったら,三密になる・・・と心配していましたが,
会期変更で,2か月近くあるので,ゆっくり見ることができるかも・・・
と思っています。

でも,第2波,来ないでね。

それまで,「驚異と怪異」のTwitterと
香川先生の本を読んで予習します。

さっき書いた図書館の本の予約
香川雅信『江戸の妖怪革命』です。
文庫版は持っていますが,元の本と少し内容が違うそうなので,
借りて読もうと・・・

さて,予約できるようになったでしょうか。


しかし,夏に開催される予定だった
「唱歌!西洋音楽がやって来た ―明治の音楽と社会―」は,
今年度の開催を見合わせます,とのこと。
「驚異と怪異」が開催されるのはとてもうれしいけど,
「唱歌!西洋音楽がやって来た」見合わせは悲しいです。


*6月16日追記
予約しました。



第2波,来ないでね。
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感染症のおなまえ(NHK「日本人のおなまえ」)

2020-05-25 11:25:50 | 日記 テレビ
私は,興味のありそうな時だけ録画してみる番組
「ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!」
5月21日放送は,「感染症のおなまえ」

2012年流行のMERSは「ME」は中東の意味で差別につながる,
2009年流行の豚インフルエンザでは,
エジプトで感染症予防として,豚を全頭殺処分。
これは,イスラム教とキリスト教の対立,などなどの話のあと,

日本の感染症の歴史

『古事記』では,「疫病(えやみ)」の記述が見え,
『続日本紀』では,「疫瘡(えきそう)」つまり,天然痘
(ちなみに,仏教伝来のころ,天然痘が来たといわれているそうです。)
他にも,さまざまな本に,赤痢やあかもがさ(はしか)など

清水克行氏は
 『百錬抄』には,
 1171年に羊病,1179年に銭病の記述があり,
 羊病の直前には中国から羊が渡り,
 1179年頃には中国から大量の銭が入ってきたので,
 感染症は海外から文明といっしょに渡ってくるという認識があった。

鈴木則子氏は
 江戸時代,
 享保以降,医療政策に力を入れ,
 民間でも医療が商品化。
 薬を飲んだり,本を読んだり,
 錦絵・メディアがとりあげ,危機をあおる。
 (インフルエンザでは,
  安永の半ばお駒風(浄瑠璃の主人公)
  天明4年は谷風(人気力士)など)
 安政5年コレラ(江戸だけで約3万人が亡くなったと言われる)
 発病して2.3日で死ぬという恐ろしさから,「コロリ」と言われ,
 緒方洪庵もコレラを知っていたけれど,コロリを採用。
 虎と狼と下痢の痢で「虎狼痢」
 錦絵にもなる。
 (ところどころ,NHKアナウンサーの話)

明治以降に衛生がドイツから入る。

大正には
「スペインかぜ」→あやまり
1918年から3年にわたる
アメリカ発症と言われていて,
欧州戦線でヨーロッパへ
情報隠滅
中立のスペインが情報を出したため,「スペイン」に
海外では「インフルエンザ」なのに,
日本では,「感冒(かぜ)」と「流行性感冒(インフルエンザ)」がごっちゃになり,
「スペインかぜ」と呼ばれた。


以上,私の興味のあるところを中心に,まとめました。
間違っているところがあったら,すみません。

すごく自分の勉強になりました。

ということで,
鈴木則子『江戸の流行り病利』
購入します。
(本がたまっているのに)

仕事の忙しさがひと段落。
今度は反動で時間ができるでしょう,きっと。

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偽文書?史料批判?

2020-05-22 14:52:20 | 日記
前回,「慶安の御触書」のことを書きました。
ちょうど,山本英二『慶安の触書は出されたか (日本史リブレット)』を読んだころ,
朝日新聞で見たのですが,(たぶん4月1日?の記事)
近畿地方の広い範囲で「中世の古文書」とされていたものが,
実は,江戸時代後期に偽作されたものだったことがわかったそうです。
(なんと,自治体の出版物にも本物として紹介されていたそうです。)
「椿井文書」です。・・・古文書勉強中の私は,何を信じたらいいの?

馬部隆弘『椿井文書―日本最大級の偽文書 』(中公新書 )
今,本がたまっているので,そのうち読みます。

ところで,アマビエ
「肥後国海中の怪」

朝日新聞デジタル版5月19日
「妖怪博士」兵庫県立歴史博物館香川雅信氏のことば(一部)
「弘化3年に大規模な疫病があったという記録はありません。
人々の不安をあおった上で、
『疫病を避けるためにはアマビエの絵が描かれた摺物を買いなさい』・・・」

史料批判ではないですが,
そのまま信じてはいけないということです。
そもそも浮世絵や瓦版は売るためにあるのです。
それに,当時の人はどのくらい妖怪を信じたのか。
「あそび」の部分がかなりあるのです。
まあ,今と同じようなところがあるというところでしょうか?!?
今も,
まさかアマビエを信じていないけど,かわいいし,
「疫病退散」になったらいいなって。
私も,かわいいアマビエ和菓子,アマビエ風鈴,
ほしいなあ。

 下手な絵,すみません。恥ずかしいので小さく
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「あなたの声」は「慶安の御触書」

2020-05-18 10:31:58 | 古文書
先日,NHK学園2019年度古文書解読実践コース第8回課題が返ってきました。
「緊急事態宣言」の中,
普通通り,
こんなに普通に課題が返ってくるとは思っていませんでした。
先生方は,自宅に課題リポートを持ち帰って,
在宅勤務しているのでしょうか。
ありがとうございます。

「A◎」でした。
やったー!
2回連続は,「はじめての古文書」を含めても,初めてだと思います。
古文書の勉強をはじめて,何年?
学生時代から,ええっと・・・
途中,挫折,中断をのぞいて,10年ぐらい?

でも,次は「A◎」は無理だと思います。
でも,楽しいので,続けて頑張ります!

いつものように「あなたの声」

「慶安の御触書」
今回の課題は,「倹約につき村法規定書」でした。
このような文書を読むと,昔,中学高校時代に学んだ
1649年の「慶安の御触書」を思い出します。
しかし,3月の朝日新聞によると,
(3/23 「(文化の扉 歴史編)士農工商,序列じゃない・・」)
「慶安の御触書」の記述は姿を消しつつあるとのこと・・。
手元にある2006年検定の山川出版社『詳説 日本史』では,
欄外に小さな字で
「・・・幕府が出したとされる「慶安の触書」が有名であるが,
最近はその存在に疑問が出されている。」と書かれています。

新聞で紹介されていた
山本英二『慶安の触書は出されたか(日本史リブレット)』を読みました。
すると,17世紀半ば,甲州から信州にかけて流布した
地域的教諭書「百姓身持之事」がもとだそうです。

その後,紆余曲折を経て,現在のようになりわけですが,
今回の課題のように,村や村の連合単位では
村法規定や倹約などの「規定書」がたくさん残っているのだと思います。

次回の「あなたの声」は
博物館等で見た古文書の話が書けるような世の中になっていてほしいです。


PS.日本中,世界中が大変な時に,
古文書だの,博物館だの,のんきですみません。
とりあえずは,ちょっと落ち着きそうでほっとしています。
でも,とりあえず・・・ですね。
私にしては,忙しかった仕事も,
落ち着きつつあります。
もうすぐ,子どもさんがお休みで,ずっと休んでいた方が
仕事に復帰するでしょう。
ずっと子どもを見ていたおかあさん,お疲れ様です。
そして,ずっと学校に行けなかった子どもたち,
よく頑張りましたよね。えらいですよね。
私たちの世代が経験しなかったことを
ずっと辛抱して経験しているんですから。

今日はここまでにします。
ありがとうございました。


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疫病退散! とりあえずは,もうちょっとかも?

2020-05-13 14:03:54 | 日記
さっき,たまたま見たNHKのローカル情報
兵庫県知事井戸さんの発表(?)
「井戸知事 国の専門家会議も踏まえ今週中にも「出口戦略」決定へ
 「出口戦略」 県立学校は但馬や西播磨地域などで登校日を設ける
 「出口戦略」 図書館、博物館、美術館の再開を優先・・・・・等々」

ちょっと,明るくなりました。

さて,歴博の特別展 「驚異と怪異 -モンスターたちは告げる-」のTwitterを毎日のようにチェックしています。
歴博が開いて,「驚異と怪異」を見るまでに,
しっかり予習しておきます!(^^)!
今のところ,6月2日から開く予定ですが,
井戸さんの話だと,もうちょっと早くなるかな?
兵庫県は緊急事態宣言,14日には解除にはなりません。

そのTwitterに特別展担当で,妖怪で博士号を持つ香川先生が
NHKの「シブ5時」(5月11日)に電話出演されると書いてあったので,
録画して見ました。

アマビエの説明のあと,
「ゆるキャラのようにも見えるところが現代にうけた」
「江戸時代の迷信がよみがえったわけではない。
心の余裕をなくしている状況で
少しでも余裕を持ったあそびも大事」
というようなことをおっしゃっていました。

「シブ5時」では,アマビエのお菓子やお酒,
アマビエの仏壇まで出てきてびっくり!です。
他にも,「みんなで大仏建立ボタン」というサイトも紹介されていました。

「所 JAPAN」(5月11日 関西テレビ)で磯田さんが
「終わらないパンデミックはない」
というようなことを言っていました。
「それは歴史が証明している(だったかな?)」

最後に,Twitterで香川先生は妖怪研究について
「いったん今持っているイメージを捨てて、
当時の記述や表現に即して考える必要があるのです。」
妖怪に限らず,
どの歴史学の研究においても同じことが言えますよね。

井戸さんは
「緊急事態宣言の解除とあわせ再指定の基準も議論を」
「再指定が遅れると今までやってきたことが水の泡に」とも。

頑張ります!


5月14日追記
上の「頑張ります!」は
歴博特別展「驚異と怪異」が見ることができるようになるまで,
自粛,「頑張ります!」のつもりでした。
でも,よくよく考えると,
特別展は6月になってできたとしても,
今のアマビエ人気,
3密間違いなし!?!
こわいかも・・・。

「所 JAPAN」で磯田さんが
100年前のスペインインフルエンザを例に挙げて,
「10月か12月かぐらいに第2波が来るかもしれない。
でも,人類ははじめてワクチンで集団免疫をつくるかもしれない。
今が一番しんどい時」
というようなことを(ちょっとあやふや,間違っていたらすみません。)
言っていました。

今日も「緊急事態宣言」が解除されるはずだった県で集団感染。

とりあえず,今は,Twitterに出てくる江戸時代の妖怪等の記述を読みます。
写真がキレいので,アップすると字もはっきり見えます。
面白いし,いい勉強になります。
「頑張ります!」





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