ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

新史料発見! また秀吉です。

2024-04-24 11:11:32 | 日記 地域
「秀吉の手紙 その1」2016-01    
    龍野神社にあった秀吉の手紙33通 新聞報道
「秀吉の手紙 その2  特別展「秀吉からのたより」」2016-03  
    龍野神社 たつの市立龍野歴史文化資料館
「秀吉が茶々に宛てた書状発見 その1」2017-07
    出石の民家 新聞報道
「秀吉が茶々に宛てた書状発見 その2」2017-07  
「兵庫県立歴史博物館:特別展「ひょうごと秀吉」始まりました!」2017-10 
    秀吉が茶々に宛てた書状発見 龍野神社にあった秀吉の手紙等 兵庫県立歴史博物館
「兵庫県立歴史博物館:特別展「ひょうごと秀吉」その2」22017-11
    秀吉が茶々に宛てた書状発見 龍野神社にあった秀吉の手紙等のほか,
    高砂市内の収集家の問い合わせから発見 兵庫県立歴史博物館
「次は,「村田家文書展」が見たいです。」2021-05
    特別陳列「新発見!秀吉の書状ー播磨と但馬をつなぐ垣屋氏文書ー」 
    たつの市立龍野歴史文化資料館
そして10日ほど前の
「秀吉は細かすぎる「上司」!?」2024-04 民家 たつの市立龍野歴史文化資料館
私は秀吉関係の新史料発見をこんなに書いています。
兵庫県立歴史博物館やたつの市立龍野歴史文化資料館で時々展示されるのです。
七本槍の一人脇坂安治の子孫(養子もあるので,安治から数えて3代以降は,安治との血縁があるわけではありません。)が17世紀後半から幕末まで龍野藩の藩主だったこともあり,秀吉関係の史料が多いのだと思います。
また,展示があれば,展示の史料を見た人が,「もしかしてうちにある文書・・・」と博物館に問い合わせ,また,新史料が発見されたりもします。
しかし,今度の史料は,なんとネットオークションです。(もとは,どこかの民家にあったものでしょうが)
そして,「秀吉の史料!」といえば,いつも登場するのが,
東京大学史料編纂所の村井祐樹先生,そして,兵庫県立歴史博物館では前田徹先生です。

4月23日,兵庫県立歴史博物館の展示を見て来ました。
写真撮影不可なので,今回は写真はありません。

さて,今回の文書は,江戸時代の間に3~4回の転写を経て伝わってきたと思われるもの34通のうちの数点です。
あて先は,羽柴秀吉,年代は,天正6(1578)年~同10年のものが中心です。
私が唖然としたのは,34通の文書は単純に文面のみを写したものではなく,
原本の文字の形状もその通りに写し取る模写による写しであるということでです。
「なんで?」
江戸時代に秀吉に宛てた手紙が,どれほどの意味があるのでしょうか?
『源氏物語』を写すのはわかります。
だって,読みたいし,見たいし,そのまんまを持っていたいような・・・
でも,文字の形までいっしょということはないですよね。

内容等,詳しくは,神戸新聞 2024/2/8
「別所長治、信長方から離反の理由は… 三木合戦の新史料発見
 「上司にアピール」秀吉の弁明手紙も 姫路で展示へ」をご覧ください。

「新史料発見 三木合戦と羽柴秀吉」は,兵庫県立歴史博物館 コレクションギャラリーで7月7日まで行われています。
特別展とは違い,無料ですので,ぜひどうぞ



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金毘羅信仰

2024-04-22 14:14:15 | 日記
「続きは後日」と書いてから20日近くたってしまいました。
実は,ほぼ書けていたのに,間違えて全部消してしまったのです。 ( ;∀;)
気を取り直して,



写真は金刀比羅宮・大門を入って,五人百姓のすぐ先です。
桜の写真を撮りたかったのではありません。奉納されている燈籠の写真を撮りたかったのです。
「特別展「江戸時代庶民の旅~金毘羅参りと室津~」2015年」に
印南敏秀氏が「金毘羅参りと室津」を書いています。
そこには,このあたりに,嶋屋半四郎(嶋屋は現在は室津海駅館になっている)奉納の燈籠がある,と書かれているのですが,どこにあるのかよくわかりませんでした。
でも,たくさんの燈籠は,江戸時代の人々がこんぴらさんを信仰し,参詣したことを物語っていると思います。

さて,金毘羅信仰
せとうち観光専門職短期大学の「観光Web講義」の一つ,
谷崎友紀氏の「こんぴら詣での今昔」によると,
江戸時代,旅人たちは,伊勢参宮を終えたのちに金毘羅参詣をおこなうようになり,旅の範囲が広がり,金毘羅参詣が流行したことで,旅人たちは瀬戸内海を越えて讃岐国を訪れ,そのまま厳島神社や錦帯橋まで足を延ばす者も現れたそうです。
現在,金刀比羅宮は主祭神を大物主命とし,崇徳上皇を合祀しています。農業・殖産・医薬・海上守護など広汎な神徳を持つ神様だといわれています。
でも,私には,海上守護が一番しっくりきます。
以前,「ブラタモリ」で,帆のついた樽のようなものを瀬戸内を通る船が海に落とし,漁師がそれを担いで金刀比羅宮に運んでいた,と言っていました。実際に,宝物館でこの樽のようなものが展示されていました。
北前船などの船員が,あちこちで金刀比羅宮の話をし,金毘羅信仰は広がったと言っていたと思います。
もちろん,伊勢も,こんぴらさんも「聖」だけでなく,「俗」があるから参詣(?)するわけで,この点については後日また。

785段の階段を登るのは,さほど疲れませんでしたが,
登りは階段ばかり見ていたように思います。
お参りして,階段を降りる時に見た景色・・・満開近かった桜や,人々が階段を登っている様子,大門を出てからはお土産屋さんで買い物を楽しんでいる人々の姿,・・・いいですね。
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秀吉は細かすぎる「上司」!?

2024-04-13 06:05:48 | 日記 地域
4月12日ちらっと龍野に行ってきました。

ピークは過ぎていますが,桜はまだきれいでした。
ただ・・・蜂?アブ?がたくさん飛んでいて・・・
でも,今回は,桜が目的ではありません。
4月10日の朝日新聞「ひょうご」版の記事
「秀吉は細かすぎる「上司」!?」を見て,どうしても展示中の秀吉の文書が見たくて,たつの市立龍野歴史文化資料館に行ってきました。
それがこちら(写真撮影可)(展示は4月20日まで)

民家で見つかったというこの文書は,天正12(1584)年脇坂安治に宛てた秀吉の朱印状です。
「へいはしら一本
 もち程成を五百
 本も千本もきらセ
 候へく候・・・
 不可有油断候・・」
そうです。この文書も秀吉の木材催促の文書です。
以前,2016-03に私が書いた「秀吉の手紙 その2  特別展「秀吉からのたより」」には,
「前半目立つのは,木材に関する朱印状。
 新聞にもあった通り,
 これでもか,これでもかと言うぐらい木材の催促が続きます。
 「木材ってそんなに重要ですか?」と(資料館の人に)尋ねると,
 きっぱり,
 「重要です。この時代は建築ラッシュです。
  江戸時代の初めには木材不足になります。」とのことでした。
 城や橋など土木工事そんな古文書がありました。」
と書いています。
そんな文書の一つです。
翻刻文も見ながら,じっくり読んでいきました。
くすっと笑ってしまいます。
脇坂さん,大変ですね。
2016年に買った図録は,古文書集とセットになっています。
ひさしぶりに読みなおそう!
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こんぴらさんへ

2024-04-04 11:11:01 | 日記
♪こんぴらふねふね・・・♪
ふねふね?
相生発10時27分の新幹線こだまに乗り,わずか16分で岡山に
岡山で乗り換え,11時5分発特急南風に乗り,
琴平着はなんと12時5分!!
相生からわずか1時間半余りで琴平に着いてしまうのです。
もちろん船に乗るわけでなく,瀬戸大橋をぴゅ~んと通ると,四国です。

さて,江戸時代
天明6(1786)年の西国巡礼が目的の『西遊紀行』によると,
著者は,伊勢参りの後和泉・河内・大和・京都・丹波・摂津の西国札所を巡り,播磨路の名所旧跡を訪ね,
その後,室津から船に乗り,明け方丸亀に着き,金毘羅参りの後善通寺に引き返して泊まり,
翌日,善通寺に参って丸亀から児島に渡って泊まったそうです。
安政4(1857)年の「道中安全帳」によると,
商人の田村善蔵は,伊勢参りの後,大和を巡り,住吉大社に参り,その後,大坂で芝居を見て夕方に金毘羅船に乗り,
丸亀には3日後の早朝に着き,金毘羅に参って,お札を受けた後,善通寺に参り,丸亀で泊まり,丸亀から児島に渡ったそうです。
(特別展「江戸時代庶民の旅~金毘羅参りと室津~」2015年)
そうです。
この特別展を室津海駅館で見てから,ずっとこんぴらさんに行きたかったのです。
そこにあった1枚の古文書
「船持中渡世につき嘆願」(文化13(1816)年,佐藤家文書)
けっこう読みやすい文書で,当時,翻刻文や解説も見ながら,かじりついて読んだことを覚えています。
室津の渡海船業者が網干などの業者に客をとられて困窮している,と嘆願している文書です。

それから約9年
2024年4月2日
やっとこんぴらさんに行きました!
続きは後日・・・


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