ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

ジャンキーの旅              ブラック・アウト・・・4

2012-03-03 | 2章 ブラック・アウト
 今ぼくにとって最も重要な仕事は週1回の裁判所出頭だ。出頭日は今までマリーに任せ切っていたが、これからは自分でやらなければならない。出頭日のミスは許されない。まずカレンダーを作って日付の管理を確実にやっていく。次に毎日ホテル代を払ってマネージャーから日付を書いた領収書を貰う。それでぼくのカレンダーにチェックを入れる。3番目は日記だが毎日書いている。不安はあるがこの3点で何とか日付の管理は出来るだろう。出頭日をキャンセルすると刑務所に収監されると聞いている。これは非常にまずい。
 夜はピクニックGHの二ナやフレッドと過ごすことが多くなった。フレッドは本来ジャンキーなのだがプッシャーの顔をするときがあり、そのせいでぼくは客の欧米人と顔見知りになる、が彼らは旅で移動をする。ぼくにとってビザは必要ない、しかし移動はできない。2人はチェーシングをやらない、いつもスニッフだ。一服するとチャラスのジョイントはぼくが作って回す。流れる曲はいつもボブ・マーレーのレジェンドだ。ホテルへの帰りが遅くなってもメインバザールの通りに危険はない。あるとすれば野良犬にしつこく吠えられことぐらいだ。それでもぼくは夜十時頃までには自分のホテルへ戻ることにしている。やはり最後は一人の方が良い。ローソクの灯が優しい、何するでもなく時間は過ぎる。気が付くと朝になっていたこともある。
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