ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

ジャンキーの旅          No2 Ward・・・・・48

2014-03-11 | 3章 デリー中央第一刑務所No2Ward
大使館からの差し入れのお金2000ルピーが後40ルピーを残してとうとう底をついた。スタッフ一回分のパケが60~70ルピー約200円で日本のタバコ1箱分くらいだ。一日2パケとビリ五本を吸えば200ルピーくらいになる。スタッフをやらなければ2000ルピーは一ヶ月の生活費としては十分な金額なのだ。それでも足りないと大使館に言えばどうしてそんなにお金が必要なのか、隠れてドラッグをやっているではないかと痛い腹を探られる。刑務所の中、お金の使い道は限られている。
 アフリカ人に借金を申し込んだ。気持ち良くOKしてくれた。ショッカンがまたぼくに接近しょうとしていると思ったら5000ルピー必要だと言って来た。明日の面会でスタッフ10gが入るのでそれをぼくに渡す、その代金として5000ルピーを至急用意してくれないかと頼んできた。ぼくは出来ないと断った。スタッフを小分けパケにしないで1g単位で買うと相場にもよるが大体800ルピーはする。外では300~400ルピーだから二倍以上の高値になる。だから奴が言う10gで5000ルピーは高くはない。良質であれば買っても良いのだが不安なのは大量のスタッフを隠す場所がない。刑務官に見つかってごめんなさいでは済まない。
「5000ルピーを裁判所に納めれば俺は出所出来る」
最後に奴はそう言った。今回ぼくの逮捕に深く関わっていたのは奴しかない。その疑念は今でもある。奴に早く出てもらっては困る。



海がだめなら山へ
昨日 中ちゃんから電話あり 山の浄水場に赤せりを採りに行こう ついでに竹の子もある
上手くいけば山芋のじねんじょもある ありそうもない夢のような話だ 暇だから乗った
車で30分 浄水場を過ぎた畑は緑だ 小川の対岸をおばあちゃんが歩いている せりは下流の
川渕で採れるがまだ早い 竹林は持ち主がおり勝手に入ると怒られる そんなもんだろう
帰り道 竹林で車を止めた 福岡県防災林と立て看板だ 県民税を払っている 登った
手が入っている 枯れ葉を蹴ってみると良質の赤土だ 急斜面の竹林を二人のおやじは見上げた
美味しい竹の子があるに違いない うぅ~ん良い土だよ そうだなぁ~ 足は上ではなく
下りへ向かっていた スーパーだなぁ~やっぱしぃ
コメント
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