ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

せり摘み

2014-03-14 | エッセー

山越えをして小川の近くで車を停めた 去年うなぎを釣った川から1km程の上流だ 途中から地下に流れ湾から500mぐらい手前から地表に出て流れる川となる 土手を下りると1mぐらいの高さで石積みの護岸となる 対岸は流されて溜まった土砂が小さな洲を形造っていた その洲に草が生えている ひょいと飛び降りる 中ちゃんはどうしょうかと迷っていた 下りなんなぁ あんたは上りきらん 納得したのだろう土手からぼくの様子を見ている 草を摘んだ 茎の下は薄いピンク色だ 赤せりやろぅ 渡すとじっと見ていたがヨモギだ 食べられるがどうする とぼくの顔を見る いらん せりという植物をばくは知らないのだ 土手に上って川を見ると深くなった堰がある 二人で見ているとビュン ビュンビュン ビュンと物が動く わぁ~~ハヤや ハヤ~ なんぼでもおる 流線型をした川の小魚らしい それもぼくは知らない 天ぷらにしたら美味いばい あそう~ 今日の目的はせりだ 車を公園の下に回すと言う ぼくは土手に沿って下流へ進む 対岸は桜並木だ 満開で光輝く桜が見えるようだ 花が散り葉桜となる 雨が降り出すと紫陽花の季節となる 色とりどりの紫陽花は雨に濡れた鮮やかな緑の葉によって際立つのかもしれない ここの地名はほたるの里だ 蛍が舞う頃、公園ではほたる祭りが開かれる わぁ~なんぼでもある あれが青せりたい ほんまかいなぁ とぼくは内心思ったりしていた 下流の橋を渡って車を対岸に移動させる その間ぼくは川に下りてせりを摘んだ せりは水の流れにふわふわと浮いていた ようけ採ったね ○○さんにやらんでいいと うん やらん 帰り道スーパーに寄って魚やさんのにぎり寿司を2パック買った 駐車場に車を停めエンジンを切る これで中ちゃんもやっと飲めるね うん飲める と嬉しそう
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