新聞の文化欄に、小説家の山本一力氏が、茶の湯の心について書いていた。
詳細は省くが、茶の湯の心得のなかった山本氏が、会得したのは、「茶の湯の心とは、亭主が客をもてなすため、様々に気配りし、客はその気配りに応えるよう、気遣いをする」ということだそうだ。
茶の湯というと形式張った儀式と考えられがちだが、もてなしの心と、それに応える術を究極の形にしたもので、そもそも心ありきなのである。
私たちはこの茶の湯の心を手本に宿泊業を営んでいきたいと思っている。お茶室というこぢんまりした空間と小規模な施設はどこか通じるものがあるように思うし、ゲストが良い雰囲気を創ってくれるところも共通する。
茶の湯の心をもってすれば、人と人とのふれあいは、とても豊かなものになるだろう。
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