ここのところ何から何まで値上がりラッシュですが、節約がエコにもつながり、かつおいしい生活にもなるならまさに一石二鳥。
そのひとつが、ムスイ鍋。アルミ製で、短時間の加熱でゆでたり蒸したりの調理が可能です。蓋をして火に掛け温まったところへ、ほうれん草、枝豆、インゲンなどをごく少量の水(洗って水を切らない程度。これも面倒がなくて良いですね。足りなければ少し水を足します)とともに入れ、蓋をして蒸気が上がったら、火を止め、あとは余熱で柔らかくなるのを待つだけです。野菜自体の水分で調理されるので、柔らかく、旨味も逃げません。茶碗蒸し、プリンなども失敗なくおいしくできます。オーブンペーパーを敷けば焼き魚や焼きおにぎりなどの焼き物も焦げ付かず、余熱を上手く使えますし、焼き海苔もパリッと仕上がります。ロールパンなどもふっくらあたためられます。ただしトーストは今ひとつの味でした。
欠点は、電磁調理器で使えないことと、野菜の煮え加減のコツをつかむのに多少工夫が必要なことくらいです。
暑い夏にキッチンで長時間火を使わずに済み、水もエネルギーも節約できておいしいのでよいことずくめのまさに「エコ鍋」です。