私達は皆さんが出勤するころ、色々な国の事情が分かるので海外のニュースを見ています。あるとき、フランスでイスラムの男性が重婚罪で内務省から国外退去の処分を受けそうになりました。ところが調べてみると正式に婚姻している妻は1人だけで、後の3人は母子手当を受給されているいわゆる事実婚であることが判明しました。ある学者のコメントに「政府の対応はフランスの伝統を無視するものだ」というのがありました。
この場合の「伝統」とは、フランスの自由な恋愛観を差すのでしょう。彼の国では、かつて現役の大統領が記者に「あなたには愛人がいて子供まで設けているそうですが」と質問され「その通りですが。それが何か?」と返し記者を絶句させた、というエピソードから伺えるように、そんなことで国外退去させていたら、男性がほとんどいなくなっていしまう、という事情があるのでしょう。
個性豊かな人材輩出の源は、案外こんな自由な価値観にあるのかもしれません。
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