過日の新聞に、40歳代女子なる方のエッセイが掲載されていました。
彼女は仕事の打合せのため、同世代女子数人で平日は紅茶とサンドウィッチやお菓子がお得なセットになっている高級ホテルのティールームを利用しました。彼女はその時の行状を得意げにエッセイに書いていました。
以下Aはこの方の行状、Bは私たちサービス業にとって素敵なレディーと映る行為です。
A:この中で一番高い紅茶はどれですか、とウェイターに尋ねました。同じ値段なら、一番高いのを頼むのがお得だから。
B:それぞれの紅茶の特徴を説明して下さい、とウェイターに頼みます。自分の好みの中でも、今まで味わったことのない紅茶をこの機会に試してみたいから。
A:手の込んだサンドウィッチが素敵。自分で作るのは面倒くさいけど食べるのだけは大好き、そうそう、紅茶は3杯以上飲まないと元がとれないから、最低3杯はノルマよ。と頬張る。
B:手の込んだサンドウィッチが素敵。今は時間的に無理だけれどいつか自分でも作ってみたいから、とひとつひとつ紅茶とともに吟味しながら味わう
A:お腹がいっぱいでマカロンのお菓子が食べられない。損だから、ハンカチに包んで持って帰ろう。紅茶も5杯飲んだから、十分お得だったなー
B:お腹がいっぱいでマカロンは無理だわ。こちらのお店でマカロンを売っていたら、2つほど頂きたいので、それと一緒にこれを包んで下さい。と頼み、食後の紅茶を適量味わう。
お得やお金に支配される行動はあまり美しいとは思えません。40代はレディーとオバサン化への分かれ道、貴女の背中を若い女性がみているかもしれませんよ。
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