安曇野市には明科・龍門淵という所に、龍神を祀った神社、龍門神社・龍神宮があります。
かつて龍門淵は、犀川の本流を遮る岩が突出していたために水が大渦を巻くなど流れが激しい難所といわれていました。
そのため古墳時代の人々は、この岩の上に犀川の水霊・龍神「くらおかのみこと」を祀り、川の流れを鎮める、あるいは日照りの際に雨乞いをするなどの祀りを行ったようで、近隣から土器などが出土しています。
かつての松本城主・水野氏も村々を巡回する折には必ず参拝していたということです。
世界が水害・干ばつにおそわれないよう、各地の龍神様に心よりお祈りを捧げたいと思います。
本年もよろしくお願い申し上げます。
2024年元旦