もうすぐあの激甚災害から2年になります。そこで、改めて災害時に備えた生活を考えてみたいと思います。
<style>@font-face { &nbsp; amp;quot;Century&quot;; }@font-face { &nbsp; amp;quot;MS P明朝&quot;; }@font-face { &nbsp; amp;quot;@MS P明朝&quot;; }p.MsoNormal, li.MsoNormal, div.MsoNormal { margin: 0mm 0mm 0.0001pt; text-align: justify; font-size: 14pt; amp;quot;Times New Roman&quot;; }p.MsoListParagraph, li.MsoListParagraph, div.MsoListParagraph { margin: 0mm 0mm 0.0001pt 48pt; text-align: justify; font-size: 14pt; amp;quot;Times New Roman&quot;; }div.Section1 { page: Section1; }ol { margin-bottom: 0mm; }ul { margin-bottom: 0mm; }</style> 災害は突然やってきて、私達の生活を根こそぎくつがえすことさえあります。それは誰も避けることができません。そしていたずらに災害を恐れるより、災害に見舞われても立ち直れる力を、日頃から蓄えておくことが大切だと思います。というと、何かとても特別なことをしなければならないと思うかもしれませんが、そんなことはありません。災害に備えるということは、日頃の生活を見直し、改善していくことにもつながります。ここでは主に「食」を通して災害時に備えた生活を考えてみたいと思います。
1 災害時の食
災害時でも大切なのは食生活です。食は大きく3つに分けられます。「料理を楽しむための食」「とりあえず空腹を満たし、栄養を補給する食」そして「ともかく生き延びるための食」です。災害時に該当するのは、まさしく「生き延びるための食」であり、体力の消耗を防ぎ、できるかぎり栄養のバランスを取り、健康を維持するための食です。そのために必要なことはどんなことでしょうか。
① 日常の食品を見直す
今、家にある食品は調味料を含めどのようなものがあるでしょうか。家族構成、食習慣によっても異るでしょうが、共通しているのは「塩・砂糖」だと思います。まず、この塩と砂糖を良質のものに変えます。自宅待機、一時移転もしくは避難所生活になるかは、災害の状況次第ですが、どんなときも手近にすぐ持ち出せる必須栄養が塩と砂糖です。塩は体のミネラルを、砂糖は脳を含めエネルギー源となります。ミネラルウォーターの普及で、災害時でも水の補給は比較的容易になりました。「水・塩・砂糖」があれば、しばらくしのぐことができます。
良質の塩・砂糖は高価と考えがちですが、医療費や、加工調味料に比べれば決して高価ではなく、毎日摂取するものを大切にすれば、安価に美容・健康を維持できるのです。
その他に、良質の鰹節、昆布(とろろ昆布)、煮干しなど出汁をとるための食品も、栄養素が凝縮していて、保存もきき、軽いので、持ち出しには便利です。また干し椎茸、凍み豆腐、ごまなど日本古来の乾物を常備しておけば、買い物に行かれない時など便利です。粉末の出汁の素もできるだけ天然成分のものを用意しておけば、お湯と塩・味噌さえあれば栄養のある汁物になります。
つまり、インスタント・加工品にあまり頼らず、日頃から良質な素材をそろえて調理するようにすれば、災害時にそれらの食品がそのまま非常食として役立ち、包装紙等余分なゴミもでないのです。
② 食のバリエーションを広げておく
食文化を大切にすることはとても良いことです。しかし、災害時は食へのこだわりをある程度我慢しなければなりません。しかしそれも長期にわたればストレスとなります。
そのストレスを少しでも軽減するには日頃から様々な食品に親しみ、食生活のバリエーションを広げておくことが大切です。
たとえば、日本人の主食であるお米。お米を食べなければ気がすまない、という人は、特にご年配の方を中心に多いように思われます。もちろんそれは悪いことではないのですが、お米の調理には大量の水と熱源が必要です。水が貴重となる災害時は、お米が食べられなくなることも考えられ、それが大きなストレスとなることもあります。
日本は世界の食が集まる場所です。日頃からパン、パスタ、小麦粉等を使った料理に親しみ、自分なりのおいしく食べる方法をみつけていれば、食べ物によるストレスが軽減されます。
一般的に、水が豊富な日本で育まれた和食は水を大量に使う調理が多く、水が貴重な欧米の調理はあまり多くの水を必要としません。和洋の料理にはそれぞれの良さがありますので、日頃から様々な料理に親しむよう心がければ、今まで食わず嫌いで敬遠していた料理も、案外気に入るかもしれません。もしそんな出会いがあれば、人生の楽しみが広がることにもなります。
③ 災害時の非常食
災害時によくカップ麺を買い込む人をみかけます。温かい汁物が手軽に食べられるという点では良い食品だと思いますが、体を動かさない状態で、塩分の濃い加工食品を採り続けると、おもわぬ病気を誘発することにもなりかねません。
非常食は栄養のバランスが最優先ですし、とりあえず火を使わなくても食べられるものが良いと思われます。
レーズン、干し杏などのドライフルーツ、野菜チップ等はビタミン・繊維質が豊富です。ただし、プルーン等体質によっては下痢をしやすいものもありますので、注意が必要です。野菜ジュースは飲料にもなります。クラッカー、せんべい類も手軽に食べられ、特にシリアルは軽くて栄養のバランスが良いでしょう。チョコレート(夏は不向き)・ナッツ類はタンパク質・脂質の補給になります。ミルク系の飴も、脳への栄養補給に有効です。いずれも軽くて日持ちがするので、非常食には最適です。
ともかくきちんとした食事ができるまで、体を健康に維持しておくことが大切です。
④ まとめ
災害時は生きるための食を最優先に、水、良質の塩・砂糖、栄養と保存を考えた食品を常備し、日頃からいろいろな料理や食べ物への適応を養っておくことが大切です。
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参考になります!日頃からタフにバリエーション豊富に
生活するのは、人生の楽しみにもなりますね。
色々実践してみますね。