啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

実りの秋

2010-11-04 07:40:36 | 里山
農作業の手伝いで、一週間ほど帰省した。トキの島はコメの収穫が終わり、柿の収穫などを手伝った。猛暑の影響?で例年に無く収量が少ないと嘆いていた。

熊の人里への出没がニュースになっている。出てくる理由の1つに「ドングリの不作」が上げられる。猪や猿、鹿の人里への接近は、群馬の里山ではもう日常的な出来事になりつつあると聞いたこともある。役に立ちにくくなり、迷惑がられている杉林を伐採してリンゴや柿でも植えてみるか?!

「関東ふれあいの道」の一角。高崎の南部、山名神社から里山沿いに根小屋城址まで歩く気に入りの散歩コース。先月末の雨降りの日の夕方、傘を持って歩いた。紅葉もしておらず、花も咲いていない。城址の付近で、キノコ採りをしている人に、見分け方を色々教えてもらった。「タマゴダケは食べられる」というが、とてもその気にはなれない。

道の脇の小さな木に絡みついたアケビのツル。初めて実をつけたのではないかと思われるほど初々しいツルに二個の実が付いていた。色も地味で、美味しそうではない。実の半分だけとって食べてみたが、やはり美味しくなかった。果実が不作の年、鳥に残しておこう。
「アケビの実」


道脇に実っていたのはこの黒い果実。トキの島にも同じものがあり、子供の頃に稲刈りを手伝うとき丁度食べ頃になっていた。酸っぱいだけで美味しいものではないが、食べたことがある。浅間山でこの実を摘みに来た家族似合ったこともある。ジャムを作ると言っていた。島では「カチハジケ」と呼んでいた。我が家の庭にブルーベリーの気があるが、良く似ている。園芸種に改良される前のブルーベリーがカチハジケではと思うのだが!
「カチハジケ」


コメント
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