
赤城山の西南麓。関越自動車道の赤城ICから北東に車で15分ほどのところに様々な自然の生態を体感できる「赤城自然園」がある。標高で約600-700㍍のところに、一般公開面積だけで18万坪ほどの広大な広さ。四季の山野草や昆虫、森の四季の変化の観察など楽しめる。経営不振で、一年ほど前に1年間休園した。名前は覚えられなかったが、現在園長をされている方が手弁当で園を維持。グループの総帥(西武グループ?)に訴えて、再開にこぎ付けたという。自然観察員の腕章をつけた老女にこの話を聞いた。この方は、今年だけで「63回目」(年間パスポート券=4500円)と話されていた。毎日新聞に掲載された記事で園の事情を説明してくれたが、スクラップ(記事とは別)の園長さんの写真を見たカミさんが「炭焼き小屋で案内してくれた人だ」と気付き、丁寧な対応ぶりを思いfだし感激していた。50人近い団体が小屋に来たため、一時的に通路を閉鎖していた。小屋から戻ろうとした私たちが、行き止まりとなっていたため道を探していると、その方が現れて穏やかに、丁寧に案内してくれたのである。
1回の入園料は大人1000円、子供300円とやや高いが、山野草好きな人なら季節の花が確実に、自然な形で見られる。子供が昆虫や小鳥などに接する場としても最適。お勧めできる。来年は「オオヤマレンゲ」の咲くという5月末に必ず行こうと決めた。
「アワコガネギク」 また新しい菊だ。未だにノギクの見分けがおぼつかないが、私にとっては新種のノギクがまた登場した。ただ、今回は種類の特定が簡単。赤城自然園の入り口に、現在咲いている花が写真で案内されていたからだ。
図鑑には無く、ネットで調べた。黄色の花が集まって咲く状況を「泡」と黄金に見立て「泡黄金菊」と和名が付いている。別名に「キクタニギク」とある。京都北山の菊渓と言うところに多いからと説明されていた。園芸種ではなく野の菊。中低山の道路脇など日当たりの良い場所に咲くという。