啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

チカラシバ

2010-11-26 08:27:18 | 山野草

「草」という文字なり言葉に関するイメージは、人それぞれ異なると思うが、私の場合には1、道端に生えている植物全般2、畑に生えてくる天敵のような存在ーなのである。庭や畑の草むしりを命じられた?時には「草にも命があるのだから」とか「もう少し大きくなるまで待ってやったら」などと抵抗する。お庭番“草取り名人”のカミさんは「小さいうち(または、種が実る前)に取っておけば」と草取りに精を出すが、私は「無駄な抵抗。草取りで雑草に勝てるようだと、地球環境が悪化する」と思いながら、仕方なく草をとる。

「チカラシバ」  この写真は、藤岡市の西部、日野地区の県道から北に3、40分ほど登った小梨峠で撮ったもの(約1ヶ月前)。仕事時代の友人4人での年一回の小旅行で行き、昼食をとった場所に威勢良く生きていた。峠と言うものの南の山が望める程度で展望ゼロに近い場所。それだけにこの植物が目に付いた?

図鑑勉強で名前だけは知っていた。写真を撮ったときは「チカラシバ」「ギョウキシバ」「カゼクサ」の3種類を一緒に掲載しようと思っていた。カゼクサの写真が難しかったことに加え、この時期には秋の花がいっぱいだったことなどから実現しなかった。

イネ科のチカラシバ属。峠まで行かなくとも日本中の道端や空き地などどこにでも自生している。ブラシ状の花穂が豪快でチカラ強く見えるだけでなく、茎も頑丈、根が張っていて引っ張ってもなかなか抜けないなどパワフルな植物だ。
コメント
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