啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

コウヤボウキ

2010-11-18 16:07:10 | 山野草

写真は「コウヤボウキ」。hなの季節が終わり、羽毛状の羽が付いた実の状態。

この花の写真を撮ろうと思い、この秋、3回ほど上信電鉄・山名駅から根小屋城址までの散歩コースを歩いた。最初は雨に濡れた後で、花弁が開いていなかった。2回目も曇った日で思っていた状態ではなかったので撮らなかった。他の場所で見たが、最初にこの植物と出遭った場所で撮ろうと思って後回しにしていた。3回目がこの写真。もう、花の季節は過ぎ、いつでも種を飛ばせるよう準備ができていた。

この花の色は白系で地味。小さく、細い花弁が絡まるように咲く。私には、線香花火を上向きにした状態で可愛く見える。美しいとは思えないがなぜか気に掛かる。関東ふれあいの道でもあるこの散歩コース。根小屋城址の近くに東屋があり、数年前にはこの辺に、この木の説明書きがでていた。「高野山のお坊さんがこの木を箒に使っていた」のでこの名が付いたと言うような趣旨だった。図鑑には日本酒を醸造するときの箒にも使われると書いてあった。今は、この木も看板もない。

図鑑によると、コウヤボウキは草ではなく夏緑小低木とか。キク科というから余計に不思議。ただ、花茎の部分を見ると菊の仲間と理解できる。
コメント
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