
ピンチが続いている。掲載する画像が無くなってきた。花や自然の写真を撮りに、今からどこかへ出かけようと思っているのだが、高い山に花は無いし、もう時間が間に合わない。低山だとあちこち迷ってしまう。もう少し、広い視野で捉えると楽になれるかもしれない。
この花は「カシワバハグマ」という。10日ほど前の雨の日。高崎観音山の小鳥の森・探鳥コースを歩いた。もちろん、雨具は持参しているが、ここなら雨を気にせず歩けると思ったから。冬の間、餌付けされた小鳥で賑やかな観察小屋付近でさえ、小鳥はおろか人もいない。
観音裏のコース入り口から、工事中の鉄塔(送電線)、沢に下って観察小屋、再び入り口まで戻る1周をゆっくり歩いて約40分。観察小屋近くの一番低い、湿った沢の付近に雨に濡れながら見知らぬ花が咲いていた。花に飢えているから、新しい出会いは滅茶苦茶嬉しい。
この花の名は、色々な図鑑で調べようやく判った。キク科の植物で、和名は柏葉白熊。葉がカシワに似ており、白熊(ハグマ)は「毛のある果実が白熊(動物のヤクの尾の毛)に似ているから」と書いてあった。