啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

オオジシバリ

2010-11-22 08:14:15 | 山野草

高崎市(旧・吉井町)と藤岡市の境の辺り。里山の間に田んぼが広がっている。ここならホタルがいるのではないかと思って探したことがある(その時は、いなかった)。1週間ほど前にここを散歩した。夕方だったが小鳥の鳴き声に溢れたのどかな場所だった。

畑の端に黄色い花を見つけた。「オオジシバリ」「ジシバリ」と思った。喜んで写真を撮ったときは何も思っていなかったが「この花、春に咲くのではなかったか?」と言う疑問がわいてきた。

図鑑で調べると似たような花にジシバリ、オオジシバリのほか「アゼトウナ」もある。花期は春だ。写真の撮り方や花の開き方などにもよるが、一番近いのがアゼトウナ。しかも、この花は花期が8-12月とある。伊豆半島以西の海岸(磯)で咲くと説明されており、残念ながら当該しないようだ。

オオジシバリは4-5月に咲く。今は全くの季節外れ。図鑑の説明の中に「花弁の先端が5裂している」とあり、これを決め手に「狂い咲きのオオジシバリ」と決めた。葉の先がヘラ状に丸く、基部に切れ込みが見られると言うのも合致している。花弁の5裂について、下手な写真でははっきりしないが、間違いなくガタガタになっている。普通のジシバリの花先は1-2個の凹みしかないようだ。

春が本番のタンポポも今咲いているのがある。同じキク科に属している。狂いやすい?のだろう。花の種類の少ない時。これが初めてなので採用することにした。数日前に、狂い咲きは掲載しないとかいたような記憶があり、言い訳をさせてもらった。(オオ)ジシバリはニガナ属、タンポポはタンポポ属、アゼトウナはアゼトウナ属。
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