啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

ハバヤマボクチ

2010-11-09 09:17:42 | 山野草

この花、花の多い季節だったら、大味なアザミの仲間と見過ごしてしまうだろう。赤城自然園(8日に説明)の見所を紹介する入り口の表示板に、山野草としてはこの「ハバヤマボクチ」を含め2種類しかないのだから、貴重な花として期待してしまう。

アザミの仲間も個別の種に分類するのは難しい。ハバヤマボクチは名前が事前に判っていたから図鑑などで直ぐ調べられた。ハバヤマボクチはアザミの仲間と同じキク科に属するが、ノハラアザミなどがアザミ科なのに対し、ヤマボクチ属を構成している。

それにしても覚えにくい名前だと思うが、図鑑で和名など調べると何だか親しみがわいてきた。ハバヤマは「葉場山」と現す。茅(カヤ)を刈る場所と言う意味。昔は屋根を葺く時など茅が重要だった。ボクチは火口と書く。火打石から火をとるため、この葉裏にある綿毛をを集めて使ったのだそうだ。今度は覚えられそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハバヤマボクチ

2010-11-09 08:29:27 | 山野草

この花、花の多い季節なら、大味なアザミと見過ごしてしまうところ。赤城自然園(8日に説明)の入り口の見どころ表示板?には、昨日掲載したアワコガネギクと「ハバヤマボクチ」しか写真が張り出されていないのだから、自然と探してしまう。無論、紅葉のポイントなどは何点も紹介されている。

アザミの仲間も個別名の見分けが難しい。図鑑によるとこの花はキク科まではアザミの仲間だが、ノハラアザミなどがアザミ属なのに対し、ボクチはヤマボクチ属に分類されている。何だか覚えにくい名前だが、和名の説明を読むと親しみやすくなると言うか頷ける。

ハバヤマは「葉場山」と現す。茅刈り場と言う意味。昔は屋根を葺く時など、茅(カヤ)が重要だった。ボクチは「火口」と書く。図鑑によると、火打石から火をとるために、この葉裏の綿毛を集めて使ったことによるのだという。ハバヤマボクチ=葉場山火口だった。今度は覚えられそうだ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする