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ますます混迷の度合いを深め、首都バグダッドなどが荒廃して
いくイラク情勢の中で、暫く前から注目していた「イラク自由
会議」が結成後2年半たった先月20日第一回大会をキルクーク
で開催した。その大会に出席した木村修氏の報告を広島で聞い
た。05年3月結成されたこのイラク自由会議(略称IFC)は、
シーア、スンニの違いを超越し政教分離の民主主義政府樹立を
目指す政治勢力である。現在軍事占領の即時中止とイスラム武
装勢力のテロの双方に反対している。

今回の第一回大会には184人の代議員のうち104人が17の都市か
ら出席したという。全国組織である政党として認められるため
の試金石であった。木村氏によると活発な議論がたたかわされ、
中央評議員42名を選ぶことも重要な議題であった。若者の参
加も多数見られ、IFCが成長していることがわかる。この会議
が始めたイラク平和TV「サナ」でこの運動について初めて知っ
て参加した若者が多かった、と木村さんはインタビューの結果
を報告していた。結成当初は海外で活動するインテリや教授な
どが目立ったのに対し、今回は各地域を組織した人々が参加し、
この運動がイラクに根付き始めたことがよくわかる。大会は統
一された目標を全体に行き渡らせる意義を担っていた。

この大会中、来年イラクで原爆写真展を開催することが決まっ
ている。

私は少し半信半疑でTV開局を目指す動きとIFCの運動を見ていた
が、このたび第一回大会の模様を聞いてイラクの良識と勇気あ
る人々が自分たちの国再建に向けて立ち上がっている様子がわ
かった。かの国に希望の萌芽が芽生え始めていると感じた。た
だ、会場を治安のよい北部クルド地域にせざるを得なかったこ
と、出席者の多くがクルド人であったという点に今の困難な現
状が読み取れる。また、今の時点ではさすがに主宰者も原爆写
真展示に際し訪イラクを求められても躊躇の表情であった。

IFC, Iraq Freedom Congress, [Mwutamr Haryiit Aliraq]
http://www.ifcongress.com/English/index.htm 英文のWikipedia
  が詳しい
http://peacetv.jp
本ブログ 12/24/06 「政教分離の可能性?イスラム圏の萌」参照


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