創世記を読んでいて、「これはねえ・・」と思ったことはないだろうか。例えば、地が呪われたので苦しんで食べ物を得、額に汗して糧を得ることになる(創世3:17-19)、バベルの塔以後、全地の言語が混乱した(同11:5-9)など。これは「現在のある事実を過去のある出来事から説明するという説話」で学問上原因譚と呼ばれる(関根正雄「創世記」1956年、p. 151)。
[原因 . . . 本文を読む
| Trackback ( 0 )
|
短歌風 嘆歌
〇 73年来の ナクバなければ(なくば) かくも酷な 一方的破壊 なかりしものを
[1日前、イスラエルがガザ地区を空爆. Independent 紙]
現在、イスラエルとパレスチナ自治区(ガザ地区)の間に激しい戦闘が交わされている。5月10日以来のことである。双方のロケット弾応酬に始まり、今日14日の報道ではイスラエルが地上軍の導入に踏み切るということであ . . . 本文を読む
| Trackback ( 0 )
|
少し前、このブログのコメント欄で「覆う」と「防ぐ」(ジョセフ・スミス訳、略してJST)を比較検討する議論が交わされた。
結論から言えば、原語のギリシャ語も、背後にあると考えられる箴言10:12のヘブライ語も「覆う」(英語ではcover over)であり、どちらの聖句も罪が「あった」ということを前提としている。それで「愛は罪を犯すのを防ぐ」というJSTの表現は、聖典の本文としては考えにくい . . . 本文を読む
| Trackback ( 0 )
|
|
|