志賀直哉の「奇人脱哉」は昭和24年(1949年)、「苦楽」4巻9号に発表された小品で、実在の人物を描いている。直哉は「つまらぬ人だが、何か愛嬌があり、前の時代の遺物的興味があり、私は好意を持ってあの人物を書いた」と述べている。 . . . 本文を読む
「ホサナ」という言葉は、イエスがエルサレムに迎え入れられた時、群衆が服を道に敷き、祝福の言葉で歓迎し、口にした言葉であった。「ダビデの子にホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように。いと高きところにホサナ。」(マタイ21:9)。 . . . 本文を読む
教会の「福音の教義クラス」でモルモン書を読む年度が半分過ぎて、新しくモルモン書に英語の現代語版が出ているのを知り購入して読み始めた。ブリガムヤング大学のマイケル・ヒックス教授(音楽が専門、詩作でも知られる)によるもので、原題は The Street-Legal Version of Mormon’s Book、 2012年に出版されている。(当記事 2016.07.09 更新)。 . . . 本文を読む
フラウィウス・ヨセフスの「ユダヤ古代誌」は、内容が旧約聖書をたどって書いていて、大変興味があるが、どのように受けとめてよいものか答えを求めていた。最近、筑摩書房の訳本を図書館から借りて訳者秦(はた)剛平氏の解説を読んで合点がいった。 . . . 本文を読む