故ニール・A・マックスウェル十二使徒は、1994年-1995年BYUで行われた優等生のための講義の一環として、「弟子である学者」と題して話し、「学究は礼拝の一つの姿」であると受講生に学問と信仰の両面で励むよう奨励した。 . . . 本文を読む
解決済みのように見えて、絶えず浮上する問題である。末日聖徒とエホバの証人に特有の問題であろうか。ここでは主として言語学(音韻論)の視点から私見を述べてみたいと思っている。それは神学の面にも及んで示唆をもたらすのではないかと思われる。
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マタイによる福音書26:22, 25は欽定訳聖書で、”Lord, is it I?”となっている。・・・ただ、この版の底本が16世紀の古い本文であって、その後の本文批評学や聖書学の成果を取り入れた各国語の聖書翻訳と比べると、著しく時代遅れで正確さに欠けることを指摘せざるを得ない。・・・また、この部分のギリシャ語本文は、Μήτι ἐγώ εἰμι, Κύριει? となっていて、否定の答えを予期する疑問の小辞Μήτιがあり、・・・ . . . 本文を読む
Facebook 上に「LDS聖書研究同好会」(グループ)ができて4年になる今年、研究会を6月東京で開催することになりました。戦後70年に当たり、日本の末日聖徒として、持ちあがっている諸問題にどう対処すればよいか、という点も扱いたいと考えています。そして聖典や福音についても学びたいと計画しています。(同グループ研究会実行委員会)
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ダイアログ誌の編集員であったグレゴリー・プリンスは、昔BYUの理事会で本学教員がダイアログ誌に寄稿するのは望ましくない、とウィルキンソン学長が提議したところ、出席者の一人があの刊行物は全く価値がない、できるなら焼き捨てたいくらいだと応じた話を回顧している。そこに出席していたマッケイ大管長は、「理事の皆さん、この教会では本を焼いたりしません。 . . . 本文を読む
末日聖徒イエス・キリスト教会(通称モルモン教会)は2015年度、日曜学校成人クラスで新約聖書を取り上げる。楽しみである。読み進めていくに当たって、優れた参考書が数多くあるが私は今年、原典資料集を並行して読んでいきたいと考えている。
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最近、著述家佐藤優の「新約聖書 I」(2010年)が後書きで書いている文を読んでいて、深い所で異なる二つの考え方があるという主張に注目した。それは、周囲を取り巻く情勢によって判断する、その場対応的な「情勢論」と思想や理想が底流に流れる「存在論」である。 . . . 本文を読む
これまでに得られた短評・感想を数件ここに掲載させていただき、拙著「現代中国訳の聖書: モリソン訳から改訂和合訳聖書に至る翻訳史」(せせらぎ出版、2014年)の評価を推測いただければ幸いです。2015/12/11所蔵機関更新。 . . . 本文を読む