今年旧約聖書を読み進めているが、私が最も信頼を置いて読んでいるのは岩波書店の旧約聖書(2004年)である。割り合い詳しい註が、本文に添えて左側の頁に出ていて読み応えがある。当ブログで扱った文書説*への言及が、関根訳(1956年)ほど強調されていないが引き継がれている。そして、気付いたことは、七十人訳、サマリア五書、ペシッタ(シリア訳)、ウルガータ、それに死海文書が、ヘブライ語の旧約聖書本文とは違う異文を伝えている場合、それが参考にあげられていたり、補足、翻訳の資料に用いられたりしていることであった。
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