中国はアヘン戦争(1840-42年)以来の欧米列強による侵入と支配に、
また後の日本による侵入と蹂躙(1931-45年)に対してリベンジの心
理が深く浸透しており、韓国は日本の35年にわたる植民地支配(1910
-45年)と戦時の民族濫用に対してリベンジの心理が沈潜し「恨」
(ハン)の思いが交錯している。
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末日聖徒でモーセ五書の文書説について、「保守的姿勢でありながら批判的研究成果を承知している」のが望ましいというK.L.バーニーは、文書説を受け入れる理由を次のように三つあげている。それは1.二重の記載、2.用語の相違、3.本文中の矛盾、が分かりやすく説明できる点にある。 . . . 本文を読む
旧約聖書のモーセ五書は、いくつか複数の文書が編集されて出来上がっている。それを知って旧約聖書を読むと、いわば書物の素性が分かって読むような形になり、同じような話が重複して繰り返されたり、矛盾して見える内容が出てきたりしてもその理由が分かって納得できる。創世記の冒頭に創世の二つの物語が出てくることにその顕著な例を見ることができる。(以下、本ブログにしては長文)。 . . . 本文を読む
1月末、大阪の出版社に「現代中国語訳聖書便覧」(仮題)の原稿を届けた。19世紀初めのモリソン訳から最近の改訂和合本聖書に至る漢訳聖書(翻訳)までをまとめた小冊子である。5月連休明けくらいに出版予定。 . . . 本文を読む