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 2022年9月上旬~10月上旬にわたり、日曜学校の読書課程にそって参考書や原語を参照しながら幾つか新しく知ったことがあったので、まとめてみたい。 [見出しの例]   今回、ビクター・L・ラドロー元BYU教授も提案しているように、章や段落毎に記されている見出しを書き出して、興味を引く大事な箇所に集中して丁寧に読むことにした。もちろん歴史的な背景や本文の文脈を大略把握して読むのである。時にはキー . . . 本文を読む

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イザヤ書理解を深めてくれた参考文献10点 [ 2 ]      (時系列、ここに掲載する5点は邦人が著者。非会員) 全体がイザヤ書について書かれた本は6だけであるが、10番山我の本も多く頁を割いていて詳しい。聖書学も年月を経るに従って大きな前進を遂げていることが分かる。   II  6 関根正雄「イザヤ書」(上), (下)、岩波書店、1961年、 . . . 本文を読む

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イザヤ書理解を深めてくれた参考文献10点 [ 1 ] (時系列、初めの5点は米著者、後の5点は邦人が著者) [Donald Parry, John Welch, 'Isaiah in the BofM' 1997] I アメリカの著者(2~5末日聖徒、いずれもBofMとの関連において)   1 Walter.E. Rast (ラスト)、樋口進訳「旧約聖書と伝承史」1987年(原書は197 . . . 本文を読む

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 以下、提案された聖書と解説はグラント・ハーディ(2012年)によっている。(この提案は当ブログのコメント欄でオムナイさんの書き込みから知りました。ここに謝意を表します。)   1 「新改訂標準聖書」the New Revised Standard Version (NRSV) 1989。全米キリスト教協議会が著作権保有。欽定訳の伝統に沿い、語彙も馴染みのある17世紀の言葉遣いを踏襲 . . . 本文を読む

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    日本聖書協会が発表したところによると、2018年に出版された「聖書協会共同訳」は13%に留まり、最も多かったのは「新共同訳」で80%を占めている。末日聖徒が使用している「口語訳」は5%であった。  数字は2019年11月1日~2020年10月31日の期間で、頒布総数は文語訳を含めて261,513冊である。(「2020年度日本聖書協会年報」)。  口語訳は1955年に . . . 本文を読む

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    創世記を読んでいて、「これはねえ・・」と思ったことはないだろうか。例えば、地が呪われたので苦しんで食べ物を得、額に汗して糧を得ることになる(創世3:17-19)、バベルの塔以後、全地の言語が混乱した(同11:5-9)など。これは「現在のある事実を過去のある出来事から説明するという説話」で学問上原因譚と呼ばれる(関根正雄「創世記」1956年、p. 151)。 [原因 . . . 本文を読む

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 少し前、このブログのコメント欄で「覆う」と「防ぐ」(ジョセフ・スミス訳、略してJST)を比較検討する議論が交わされた。  結論から言えば、原語のギリシャ語も、背後にあると考えられる箴言10:12のヘブライ語も「覆う」(英語ではcover over)であり、どちらの聖句も罪が「あった」ということを前提としている。それで「愛は罪を犯すのを防ぐ」というJSTの表現は、聖典の本文としては考えにくい . . . 本文を読む

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 1 口語訳に「聖書協会 共同訳」(JBS共同訳)  2 欽定訳(KJV) に「新国際版」(NIV, New International Version)など    モルモン書でイザヤ書を学ぶよう強調されているが、イザヤ書は難解に感じられる。理由の一つは、ある主題がどこから始まり、どこで別の主題に移るのかが判然としないことがある。また、誰が、誰に、どんな意図・目的を持って語っている . . . 本文を読む

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 [左の建物はベツレヘムを表している]  クリスマスの楽しい雰囲気に水を差すようであるが、キリスト降誕の物語りについて現代人としての理解を持つことも自然なことであると思い、敢えて降誕物語り成立の背景を記しておきたい。  マルコになかった降誕物語りがマタイの最初の2章に、次いでルカの第2章で短く紹介される。十字架後、イエスが救い主であると気づいた弟子たちが回顧的解釈を施し、福音書記者がイエスの誕 . . . 本文を読む

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[黙示録の一場面]  旧約聖書は「律法(創世記、レビ記など)」、「預言者(サムエル記、イザヤ書など)」「諸書(詩篇、箴言など)」に大きく三つに分けられ、新約聖書は主として「福音書」「使徒言行録」とパウロなどの「書簡」からなっている。そして、旧約のダニエル書や新約の黙示録は「黙示文学」というジャンルに属している。 [聖書を構成する文書のジャンル。apocalyptic が黙示文書]  ジャン . . . 本文を読む

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