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[注目した言葉] Walter van Beek, Melissa W. Inouye, (N.T. Wright)

2020-12-10 18:16:48 | キリスト教
  [右がvan Beek教授、左は沼野。2007年於英ウスター大学] 1 「トランプの敗北はアメリカ以外の教会員にとって良いニュース」 「教会員にとって『アメリカの教会』員であると言うことを躊躇しなくてよくなる。間接的に士気を取り戻すことができるのではないか。」(オランダ、ライデン大学人類学教授 Walter van Beek)。(12/4日付けソルトレークトリビューン紙)。 . . . 本文を読む

古屋安雄(1926-2018年)、2年前に逝去

2020-07-09 22:59:50 | キリスト教
 宗教間の対話と協調を重視する神学者古屋安雄師(元国際基督教大学名誉教授)が2年前に亡くなっていた。上海生まれ、享年91歳。私は活字を介して知った日本の尊敬する師を失った気持ちがしている。  彼は世界的な信仰(宗教)に到達するには、「ある宗教が別の宗教に出会った時、自身の本質を歪曲することなく、その宗教をも包括するまでに発展成長して」、「自己理解の深化と拡大化」と遂げる、方法がよい(ホッキン . . . 本文を読む

フランシスコ教皇来日に際し

2019-11-22 00:48:58 | キリスト教
 [フランシスコ教皇]   教皇は11/23-26日、駆け足で訪日される。このフランシスコ教皇について、彼の著「橋をつくるために」からわかることを記してみたい。(山岡三治氏の書評より)。  1 ヨーロッパは現在難民や移民を忌避しているが、自分たちが彼らのおかげでこんにちがあることを忘れている。われわれは本来皆移住者、皆難民ではないのか。私たちは命を育む力を回復し、連帯によって生命を大 . . . 本文を読む

韓国のキリスト教会と末日聖徒の登場について(メモ)

2019-10-03 10:27:58 | キリスト教
 [ソウル神殿]   今年、独身成人の地域内活動で、日韓の数カ所が会場になり、日本の若者が大勢韓国を訪れた。素晴らしい交流の機会だったと思う。私たちは隣国の教会のことをあまり知らない。ごく簡単であるが、まとめてみた。相互理解と認識の増進のため少しでも役立てば幸いである。なお、2005年の時点で韓国におけるキリスト教人口は29.2%(韓国統計庁)と日本の1%前後と比べると遙かに . . . 本文を読む

「活けるキリスト一麦西宮教会」の献堂式に招かれて

2019-05-04 23:27:47 | キリスト教
 [献堂式次第の表紙]   5月3日、西宮市樋ノ口町に完成した単立教会「活けるキリスト一麦西宮教会」の献堂式に招かれて出席した。なぜ招かれたかと言えば、私と子供たち、父母、祖父母が4代にわたって住んだ土地に建設されたからである。父母が教会に土地を譲渡し、私と弟が教会に土地を売却して、土地は教会のものとなっていた。  献堂の記念式典はとてもよかった。モダンに美しく完成した礼拝堂、語られ . . . 本文を読む

宗教学者、「信仰なき宗教」について述べる

2019-02-23 23:56:04 | キリスト教
  [岡本亮輔北海道大学(院)准教授、1979生まれ] 北海道大学准教授岡本亮輔が、「中央公論」1月号で「広がりを見せる『信仰なき宗教』」という文を載せている。 それによると、欧米で「教会離れ」が進んでいて、英仏では毎週教会に行く人は一割に満たず、その多くは高齢者である。教会での結婚、聖職者、洗礼を受ける者の数が軒並み激減して、西欧のキリスト教は危機的な状況にある。 米国 . . . 本文を読む

「霊」(spirit)と「魂・霊魂」(soul)について

2018-10-25 10:10:51 | キリスト教
 この二語は大変似ているが、それでいて異なった概念で用いられることがあり、しばしばとらえ難い。旧約聖書(ヘブライ語)、新約聖書(ギリシア語)、英語、日本語にまたがって翻訳され、また訳された言語、例えば日本語に元の意味も残っているからである。 ここではキリスト教徒の概念にそって、簡略化して図解してみたいと思う。 1 「霊」(spirit) 旧約聖書 創世 1:2 「神の霊が水のお . . . 本文を読む

「信仰の三つの拠り所」(パスカル「パンセ」)

2018-10-14 23:40:25 | キリスト教
パスカルの「パンセ」に次のような断章を見つけた。引用して感想を記したい。   「245 信仰には、理性、習慣、霊感の三つの拠り所 (英訳source )がある。理性を伴う唯一の宗教であるキリスト教は、霊感によらず信仰に到る者を真実の信徒と認めない。だからと言って、キリスト教は理性と習慣を排除するものではない。むしろ、信徒は証拠となるものを受け入れる広い心がなければならない、また信仰 . . . 本文を読む