1月23日広島で開かれた天木直人氏の講演を聞きました。
数件注目した事柄をメモします。1 氏はアメリカがイラクを攻撃した時、レバノンに大使として駐在していたが、周辺の声は圧倒的に「中東は混乱する」という意見であった。
2 中東地域の大使22人が毎年会議を開くが、戦争非難の声は聞かれなかった。天木大使は日本政府の外交政策に疑問を呈し、イラク戦争に反対の公電を送り、勇退を迫られるに至った。
3 「われわれが知っていることは、ほんの一部にすぎない。」「戦争が行われているときに真実を知ることはむずかしい」
4 権力を持つ者がその力にまかせて情報の歪曲・遮断を行い、良心的な声がかき消されていくのを見ていることはできない。
県保険医協会主催のこの会には会場一杯の聴衆が出席していて、関心の高さを感じさせるものでした。私にとっても多くを学ぶ機会となりました。
なお、天木氏には「さらば外務省」「アメリカの不正義」などの著書があります。
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