京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

ふと、感じる時

2008-09-28 23:05:18 | ひとりごと
何日か前のこと・・・

いつも着る着物はお店に置いてあるので、時々入れ替えます。
少し涼しくなったので・・と自宅においているこの時期着る
着物と帯を何枚か、近くにあった風呂敷に包んで
いつものようにお店に向かいました

自転車の前のかごに、無造作に風呂敷包みを載せたのですが
フッと、その風呂敷包みに目をやったときに なぜか直感的に
「あ、いやだ・・・
と感じました。

考えてみたらその風呂敷、化繊だったのです。
そう、田舎の結婚式の引き出物を包んでもらった
ピンクと白のぼかしの・・・

ずいぶん前にお願いしていた仕立屋さんが、反物を包むときに
糸くずやほこりが付かなくて便利とおっしゃって、
たまに使っています。

でも、いざ自分の着物を包んだのを見た時
安っぽいというのか、惨めな感じがして・・・

けして化繊の風呂敷をけなす訳ではありませんが・・
(化繊の風呂敷は、小さくたためてかさばらないですし)

風呂敷も、やっぱり洒落た木綿や品の良い絹だといいな・・
使っていて気分がいい気がする・・・
いまさらながら そんなことを感じました。

そもそも基本的に化繊のものは好きではない・・・。
化繊には化繊の利点もあるけど、絹や木綿やウール、麻、
自然の素材のものって それぞれに感触がスキです。

そんなことを考えてみると、紙袋も便利だけど
あらためて、風呂敷包み、
何かが風呂敷に包まれている姿というか、形というか、
美しいと感じます。

こういうこと、ふと感じるのは秋のせいでしょうか・・・


コメント
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