小田原市久野のおだわら諏訪の原公園では全体計画約65ヘクタールの都市公園の整備のため造成や土木工事が継続して行われている。全体計画のうち現在開園しているのは約10ヘクタールほど。先日、おだわら諏訪の原公園に立ち寄ると新たな設備が完成しており供用が開始されていた。 昨年4月のおだわら諏訪の原公園の北側斜面。この区画は結構長い期間重機で造成を行っていた。何を作っているのか気になったので立ち寄ってみると。 工事現場入口には公園のスロープを作っている旨の看板が設置されていた。 工事現場を覗くと魚の骨のような鉄骨が斜面に九十九折に設置されている。工事看板によると平成23年内に完成するような表記だったが、年明け後も工事が続いていた。 先日、おだわら諏訪の原公園に立ち寄ると北側斜面にあった工事用のフェンスや重機が無くなっていた。 スロープのある場所に近づくと完成しており、供用が開始されていた。園内の案内板によると、このスロープは空中歩道という名称のようだ。 昨年は魚の骨のような鉄骨だけだった場所も、床板や手すりが取り付けられて綺麗に整備されている。 この空中歩道は斜面に設置された鉄柱の上に歩道が作られている。床板の梁の部分には木材も使用されていた。 床板や手すり部分は木材かそれに近い樹脂のような素材のものが用いられている。段差がなくなだらかな傾斜なので、ローラーシューズやスケボーで下ったらさぞかし面白そうだが、案の定スケボー、ローラースケート等は禁止の看板が設置されていた。 空中歩道の途中には展望スペースも設けられていた。結構眺望が良い。 展望スペースには目の前の山々のパノラマ解説板も設置されていた。丹沢山系や箱根外輪山が眺望できる。 展望スペースからの眺望。斜面に続く空中歩道の先には南足柄方面の町並みと丹沢山系。まだ工事が終わったばかりで斜面も土が見えている部分が多いが、なにか花でも植栽されると気持ちの良い場所になるだろう。 斜面に九十九折に続く空中歩道は、なにか歩道というよりは巨大なオブジェのようで面白い場所に感じた。空中歩道の斜面に夏草が茂り、真夏の青空が広がる頃にまた写真を撮りに立ち寄りたい。
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