アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

落語に行く

2011-01-31 15:59:43 | 日記
昨日、「春風亭小朝独演会」に行ってまいりました。

お芝居やミュージカルには何度か行ったことありますが、落語は初めて。

「ほほーーう!!」

と思ったことが、たくさんありました。

まず、前座で話す人、いますね。それが、昨日は若い女性の方でした。

お名前は「春風亭ぽっぽ」さん。
国際平和記念の日という日に入門したので、平和の象徴「鳩」から名前をいただいたんだそうです。

女性の噺家というのにまずびっくり。(たぶん私が世間知らずなのでしょう)

それから、後半の最初には、お皿や傘を回す芸がありました。

こちらは、若い男性。

細い棒やら糸車やらに混じって、出刃包丁を使ってお皿を回すの。

「もう止めて!」っていうくらいすごかった。

そして、この芸にも流派があるらしく
「自分はやなぎや流です。」
と、おっしゃってました。

世の中には、いろんな職業があるのねえ・・・日本の芸事は奥が深いのねえ・・・
と、感心しきり。

小朝師匠?

すごかったですよ。
36人抜きで、真打ちに昇進されたような方ですから。

たったひとりで噺をするだけで、あんなに笑わせたり泣かせたりできるのですもの。

特に、第二部では人情話で、商売人の夫婦の話だったのですが、もう聞いているうちに
主人と私(うちも商売人ですから)みたいにだぶってきてしまい、涙が止まりませんでした。

暗くてマスクもしてたからよかったものの、外であんなに泣いたのは久しぶり。

帰りのホームでも電車でも涙止まらず。
でかいマスクしててほんとに良かったわ・・・。

もちろん最後はハッピーエンドなんだけど、落語って笑わせるだけじゃないんだねぇ。

笑わせながらも、心に深く入ってくる。

落語、おそるべし。
ニッポンの伝統芸能おそるべし、でありました。