某日、滋賀県近江八幡市安土町にある『滋賀県立 安土城考古博物館』に家族で行ってきました。恐らく5, 6年ぶりの訪問じゃないかと思います。。
安土城考古博物館は歴史公園「近江風土記の丘」の中心地である文芸の郷にあり、国の史跡である安土城跡、観音寺城跡、瓢箪山古墳、大中の湖南遺跡の調査研究と保存、啓蒙活動を担う拠点施設として1992年に開館しました。
常設の第一展示室には、弥生時代の典型的な農耕集落である大中の湖南遺跡や近江の古墳時代の始まりを示す瓢箪山古墳を中心とした展示がなされます。
滋賀県は銅鐸の出土が多いことが有名で、上の写真は大岩山出土の銅鐸(重要文化財)。
レプリカの銅鐸にも自由に触ることができて、管理人も持ってみると意外に重かったっス・・・。
第二展示室は中世の城造り、戦国時代の近江、安土城と織田信長、近世の城郭をテーマにしています。
戦国時代の物語が好きな管理人としては、やっぱり織田信長や安土城に関連する展示物は興味深かったですね。
「信長研究室」の名が付いてるコーナーではご覧のPCで織田信長のことや安土城の発掘状況などを検索することができました。
金箔が施された安土城屋根瓦の復元品。築城後わずか2年で焼失してしまった安土城、安土山にそびえる黄金色に輝く天守閣を見てみたかったですね~。
この日は子ども向けにクイズラリーも行われていて、息子は全問正解して瀬田シジミの化石を貰ってました(笑)
回廊展示では、発掘により出土した遺物などの調査や復元を行っている学芸員の皆さんの作業の姿を窓越しに見ることがきます。各工程ごとの部屋の前には見学者用にも復元作業の一端を体験できるように土器の欠片やそれを記録するための作業道具などが置かれてます。
特別展示室では企画展として『飛鳥から近江へ ~天智天皇の意図を探る~』が開催されてました。
天智称制6年(667年)、白村江の戦いで大敗した後、唐や新羅からの侵攻の防衛策として都は飛鳥から5年だけ近江・大津京に遷都されてます。その遷都前後の時期の滋賀県とその周辺地域の特質を示す考古資料や天智天皇の諸施策に関連する遺跡の出土物など非常に貴重なものを観ることができました。
※過去ブログ『お気楽忍者のブログ』も2017年3月31日まで閲覧して頂けます。
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