「江戸東京野菜」について
現在の東京都は江戸とよばれた地域から比べてかなり大きくなっています。これは明治26年に三多摩地域が神奈川県から東京府へ移管されたためです。東京で伝統野菜を生産しようとしたときに、江戸と呼ばれた地域はもともと耕作地がほとんどなく、その後の開発もあり厳しく地域を限定してしまうと、もともと生産性の低い(F1品種に比べて耐病性などが低く収量も少なかったり、現代の食生活や流通になじまないサイズであったりで)江戸からの伝統野菜の生産量を増やすことが難しいため、「江戸東京」という呼称にし、広く東京都内で生産されたものを都民に提供できるようJA東京中央会で平成23年にこの呼称を使用していくことを定めています。
「江戸東京野菜」の定義
江戸東京野菜は、江戸期から始まる東京の野菜文化を継承するとともに、種苗の大半が自給または、近隣の種苗商により確保されていた昭和中期(昭和40年頃)までのいわゆる在来種、または在来の栽培法等に由来する野菜のこと。
現在、50の江戸東京野菜が登録されています。次回以降ご紹介します。
*https://www.tokyo-ja.or.jp/farm/edo/ より
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