「みとり豆」
【生産地】宇佐市長洲(ながす)地区
【特徴】ささげの一種。色は黒紫色と赤色の2種類があり、「黒みとり」や「赤みとり」とも呼ばれている。小豆よりも皮が硬く、風味も異なる。小豆は炊くときに煮崩れて同割れしやすく切腹をイメージさせるため、縁起を担いで皮が破れにくい「みとり豆」が重宝された。
【食味】ささげの独特の風味と歯応え。
【料理】みとりおこわ(赤飯)。炊いても煮くずれることがなくふっくらと仕上がり、ご飯にきれいな色がつく。「黒みとり」は紫色や「赤みとり」は少しピンクがかった色になる。慶事や仏事で色合いを調節する。
【来歴】大分県で古くから受け継がれてきた、自家用のつるなしささげ。莢(さや)は食べずに実だけをとることから「みとり豆」と呼ばれる。宇佐地方を中心とした県北地域では、お盆に小豆の代わりにみとり豆を使った赤飯を作る風習がある。
【時期】7月末~8月上旬頃
*https://tradveggie.or.jp/44-ooita/#i-16 より
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