ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

アボジ(義父)がお亡くなりになって早や16年の月日が過ぎようとしています。詩「アボジに」

2012-05-15 13:32:31 | 日記
                           
                            

 「アボジ(義父)に」
 
          
「オホン…」
いつもの 咳ばらい
「ガラガラ」と開かれた 表戸

「フニは もう 起きたのかな?」
にこにこ 笑いながら
フニを しっかり 抱き上げる

アボジ
今日も 来て下さったのですね
痛い腰を さすりながら…

思えば フニを 自転車にのせて
アボジが 行き来された 道のりは
なんと 長かったことでしょう

雨が 降っても
風が 吹いても
アボジが 戸を開く音は
たしかな 一日の はじまりでした

忘れる事ができません アボジ
身動きすらできなくなった フニを抱え
涙さえ 枯れてしまった私に

生きてりゃ いい日もあると
家のことは心配しないで 外に出なさいと
背中を押してくださった あの手のぬくもり

忘れる事が できません
祖国訪問の吉報を得たとき
フニの事が気がかりで 迷っていた私に

祖国に 行ってくれば
力が 湧くもんだと
旅費まで 心配して下さった アボジ

ああ 忘れる事が できません
フニが生まれて初めて歩いた日
夢の様に 歩いた日

飲めない 祝盃を あげ
喜びいっぱいにおっしゃった言葉
「フニが 口をきける様になるまでは…」

フニの 成長と 共に
アボジの髪は 段々と白くなり
アボジのしわは増えるかりでした

今日も来て下さったのですね アボジ
私たちを 支え
民族を 想い
祖国に つながらんとする
それは アボジ
あなたの 信念

アボジの 愛に 支えられ
アボジの 熱い心と共に
今日も私は 教壇に 立つのです
    
   1988年11月10日 (2011年訳)

-処女詩集<山つつじ>完成の日に― 

                          

    
 「 아버님에게 」            

 
≪어험…≫
귀익은 기침소리와 함께
덜컥 열리는 현관문

≪여놈,일어났구나≫
싱글벙글 웃으시며
훈이를 안아보시는 아버님

아버님
오늘도 나오셨습니까
허리가 아프다고 하셨는데

훈이를 자전거에 태우시여
오고가신 그 길은 얼마
갈아타신 자전거는 그 얼마

큰비가 와도 찬바람 불어도
아버님의 문 여는 소리
희망의 종소리마냥 울립니다

잊을수 없습니다 아버님
운신조차 못하던 훈이를 부여안고
눈물마저 말랐던 저에게

살아있으면 좋은 날도 온다고
집걱정은 맡겨놓고 사업에 나가라고
따뜻이 부추겨주신 그날의 진정을

잊을수 없습니다
조국방문의 영예 안겨졌을 때
가곺은 맘 가까스로 누르던 저에게

조국을 다녀와야 힘이 난다고
어떻게 아셨는지 용돈까지 쥐여주며
등을 밀어주신 그날의 따스함을

아,잊을수 없습니다
훈이가 난생처음 걷게 된 날
꿈과 같이 걷게 된 날

못자시는 잔을 들고
명절날처럼 웃으시며 하신 말씀
≪창훈이가 말을 할 때까지는…≫

훈이의 성장과 함께 
아버님의 머리는 갈수록 희끗해지고
아버님의 주름은 볼수록 깊어만 가는데

오늘도 나오셨습니까 아버님
손자 ,며느리가 귀해서만이 아닌 
자신의 신념어린 애국의 길로

아버님의 사랑에 떠받들리여
아버님의 뜨거운 마음과 함께
오늘도 교단에 서는 이 며느리는

백마디 천마디 감사의 말대신
한떨기 ≪산진달래≫ 고이 묶어
진심으로 드립니다 아버님에게

   1988.11.10

-첫 시집 ≪산진달래≫가 완성된 날에- 

                          
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする