ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

前川氏は、このまま無罪放免なのか。

2017-08-20 21:02:48 | 徒然の記

 元文部科学省前川氏本人が語るところによりますと、座右の銘は、「面従腹背」だそうです。文部官僚のトップにいて日本の行政を司る人物が、こんな愚劣な言葉を大事にしていたのかと、文科省のモラルの低下に心が冷えました。

 氏は次官になる前、高校教育無償化の担当官でした。朝鮮高校も対象にする方向で検討していましたが、第二次安倍政権の時、北朝鮮の拉致問題を理由として、朝鮮高校が対象外とされました。

「朝鮮高校の授業料無償化は、当然のことだったが、政治の力で押し切られました。」「今後は、せめて司法で救済して欲しいと思う。」

 これが氏の言葉です。日本近海へミサイルを落下させ、核開発を続けるテロ国家に対し、どうして氏はこれほどまで心を寄せるのでしょう。今も苦しんでいる拉致家族のことなど、頭の隅にもありません。反日とテロリストの養成機関のような朝鮮学校に、なんのため、授業料の支援が必要なのか。私には、とんと理解ができません。

 今月の8月2日に、氏はとある講演会で講師として登壇し、恥を知らない官僚の姿を聴衆に晒しました。平成27年の安保法制反対デモの時、氏は、シールズとともに、国会前にいたと語りました。「集団的自衛権を認めるのは、憲法違反である。」「国家権力が私物化される有様を、国民に知らせるべきと思った。」「デモに参加していると分かったら、自分は次官になれなかったと思うが、バレなかったので次官になれた。」

 政府の行政官として、現役の氏が反政府デモに参加していたこと、しかもそれを恥と思わず笑い話にしている。東大卒業生のなかには、成績優秀でも、魂の抜けた馬鹿者が時々いますが、氏もその仲間でした。あのデモに参加していたというのですから、氏は共産党支持者です。文部科学省のトップに共産党支持者が座っていたという、恐ろしい話になります。

 加計学園問題につきましても、氏の主張は、「朝鮮学校」の時と同じ理屈を言います。「行政が、政治の力で歪められました。」・・・・。なんてことはありません。前川氏は、共産党支持者の一員として、最初から「反安倍」で文科省内にいて、倒閣の機会を狙っていたのです。

 川に落ちた犬を棒で叩くようなので、ここは言いたくありませんが、氏のような恥知らずなら、黙っている必要もない気が致します。文部科学省に在職していた時、氏は暴力団が関係すると言われるバーに出入りしていました。しかも、出会い系バーと言われる女子買春の場所です。一回や二回でなく、なんと6年間も通っていました。公になると、「女性の貧困問題の研究のためです。」などと、およそ普通の人間なら考えもしない弁解をしています。

 それだけではありません。氏が次官を辞任させられた直接の原因は、「天下りあっせん」という法律違反です。本来なら、懲戒免職で退職金も出ないところなのに、安倍政権の甘い処分で、高額の退職金(5,610万円)も手にしています。

 加計学園問題の発端は、「総理のご意向」を示す文書が、マスコミにリークされた所から出発しています。国会答弁で、「あなたがリークしたのではないか。」と質問され、「答弁を控えます。」と氏は拒否しました。自分でないのなら、ハッキリと「違います。」といえば済むことです。したがって私は、過去の経歴や事実を勘案し、文書をリークしたのは前川氏本人だと確信しております。

 法律違反で処罰された犯罪者である氏が、内部文書をリークしたのであれば、公務員の守秘義務違反に問われるはずです。二年前のこととはいえ、現役の政府高官が、反日・反政府のデモに参加していたことが、何の罪にもならないのでしょうか。

 そんなことより何より、自らが語っているように、氏は共産党の支持者であり、文部科学省へ潜り込んだスパイではありませんか。このような反日、売国の官僚がこのまま無罪放免になるのでしょうか。

 私は、政府自民党に猛省を促します。「面従腹背」、まさか保守自民党の議員諸氏も、国民に対し、そんな態度で接しているのではないでしょうな。前川氏は、官僚の世界の「腐ったたりんご」です。腐敗菌は文科省内に残っていますから、このままにしておけば、箱のりんごはすべて腐ってしまいます。

 「政治家の決断」を、国民の多くが求めているのではないでしょうか。

コメント (8)
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