「天皇陛下を含め、国民すべてがお参りできる、わだかまりのない施設を残すべきだ。」「( 天皇の参拝実現も念頭に )、A級戦犯の分祀を含む論議を進めるべきだ 。」
平成19年に、昭和天皇のお言葉が、富田メモで公にされたことをきっかけに、靖国問題が大きくクローズアップされ、古賀氏の上記意見が発表されました。ここまでは前回のブログで説明しましたが、ネットの情報には続きがあります。
「古賀は親中派の一員として目され、上記の靖国問題などにも、影響を与えているとされる。」「平成19年年7月4日、中華人民共和国の王毅大使と中国大使公邸で懇談し、協力を求めた。」
つまり氏は靖国参拝に関し、日本への理解と協力を、王毅中国大使に要請しています。王毅氏は現在、中国外相のポストにあり、日本嫌いで有名な人物です。それでも古賀氏は自民党のパイプ役として、このような内政問題まで、反日大使に相談しています。党の要職にある氏が、こういう対応をするから、中国が居丈高になるのも当然です。
前回のブログでも紹介しましたが、平成22年の秋季例大祭に際し、〈みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会 〉会長として、氏は超党派の議員65人とともに、靖国神社に参拝しています。尖閣諸島中国漁船衝突事件により、日中関係が悪化している時でしたが、氏は、珍しく正論を述べました。
「近隣諸国がどのような状況にあろうと、日本固有の精神文化の施設を、国会議員が参拝せずして、国の主権もなければ国家もない。」
しかし一方で、平成18年7月には、南京大虐殺記念館への訪問と献花を行っていました。元幹事長だった氏と衆議院議員の岸田文雄、参議員の小野寺五典氏など8人が、館長の朱成山の案内で記念館を見学しています。
私は南京虐殺事件そのものが、東京裁判のため、米国によって捏造された事件と考えていますから、「南京大虐殺記念館」という中国式名称を使わず、「南京展示館」と呼ぶことにしています。
また私は、今年の1月15日から15回のシリーズで、南京事件の実態をブログにしました。平成19年に出版された、田中正明氏が書いた、「南京事件の総括」という本の書評です。
田中氏は、南京事件の責任を問われ、東京裁判で処刑された松井 石根(まつい いわね)大将の、個人秘書をしていた人物です。氏は松井大将の無念を晴らし、事実を世に問うため、この書を書いています。
しかし私のブログで訴えても、日本の片隅での独り言ですから、古賀氏や福田氏など、肝心の自民党議員目には止まりません。反日左翼学者の声の大きさと、彼らに傾斜するマスコミの力と比べれば、残念ながら、「南京の事実」は多くの人に知られないままです。
古賀氏のような政治家は、私たちが黙っていればこれからも、自民党内で影響力を行使します。何度か紹介していますが、この捏造の「南京展示館」を、訪れている無知な政治家の名前を再度紹介します。
〈平成10年〉 海部俊樹 田邊誠 村山富市 野中広務
〈平成14年〉 菅直人
〈平成18年〉 古賀誠、 岸田文雄、 吉川貴盛、 小野寺五典、 山本幸三
〈平成25年〉 鳩山由紀夫
〈平成30年〉 福田康夫
ついでてすから、鳩山氏と、福田氏の意見も再度紹介します。
〈 ルーピー鳩山氏 〉
「南京大虐殺のような惨事が、世界のどの国でも、2度とないよう望んでいる。」「日本人として、この事件の責任を負うべきだ。」「心よりお詫びをする。」
〈 親中派福田氏 〉
「過去の事実を、正確に理解しなければならない。」「もっと多くの日本人が、記念館を参観すべきだ。」「見解が分かれる犠牲者数については、議論する問題ではなく、」「事件があったことは、事実。」「中国の全土に、どれだけ被害を与えたか、日本人は考えなくてはいけない。」
福田氏の発言に対し、中国外交部報道局の陸慷報道官は、「日本の有識者が歴史を正視し、平和を呼びかけた」として「称賛」の意を表明しました。
古賀氏について書くはずのブログですが、沢山の政治家が登場しました。「赤信号、みんなで渡れば怖くない。」と、こんな言葉がありますが、氏を語る格好の言葉ではないでしょうか。多くの自民党の議員たちが間違ったことをするので、自分がやってもいいだろうと、信念もなく愛国心もない氏の姿が見えます。
明日は、最終回となります。息子たち以外の方は、次回もスルーして下さい。