ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

この、忌まわしき政党 - 6 ( トロイの木馬・利用党 )

2020-11-24 15:19:18 | 徒然の記

 今回から、共産党が行なっている6つの工作活動について、不破氏の説明に沿い、転記していきます。1 番目は、新聞業界への工作結果の報告です。

 《 1. マスコミ紙上での、「日の丸・君が代論」のタブーがなくなった 》

  「つぎに、マスコミの変化です。」「これまでは、『日の丸・君が代』問題というのは、マスコミのうえではなかなか議論しにくい問題でした。」「その是非を正面から論議することは、事実上タブー扱いされてきたと言ってもよいでしょう。」

 「そのタブーがいまやなくなった、と言ってもよいと思います。」「どのマスコミでも、『日の丸・君が代』問題が、」「天下御免で、議論されるようになっています。これは、かつてないことです。」

 国論を二分する問題について、マスコミは慎重で、臆病です。大東亜戦争時に、盛んに戦意高揚記事を書いた失敗に懲り、微妙な問題は記事にしません。しかし、どういう方法で懐柔したのか、今回は新聞各社が取り上げました。けれどもそれは、よく考えれば、不思議なことではありません。

 昭和26年9月に、サンフランシコス講和条約の調印で、GHQの統治が終わりました。7年間の占領期間で、GHQは、日本を二度とアメリカに立ち向かえない国とするため、文化と歴史を徹底的に破壊しました。彼らは、国の根幹をなす「教育 ( 学問  )」と、「報道 ( マスコミ )」を大変革し、米国のコントロール下におきました。

 米国の占領が終わり、日本が独立する際、ジョン・フォスター・ダレス国務長官が語った言葉を、もう一度思い出してください。

 「名目的な独立はさせても、実質的な占領は続ける」

 つまり日本のマスコミと、学界は、依然として米国内の、「反日勢力」のコントロール下にあるということです。表面では対立しながら、共産党も米国内の勢力と繋がっていますから、米国の力を利用すれば、新聞社も学界も懐柔できます。また米国内の反日勢力は、日本の分断のためなら、進んで協力します。

 私の独断ですが、こういう策術は、昨日今日できた反日野党には、真似ができません。世界的な連携組織を持つ、日本共産党だから、米国が協力します。これを頭に入れながら、不破氏の説明を読みました。

 「政府が『法制化』の問題を、いったん口にだしてみると、」「政府の思惑をこえて、『日の丸・君が代』おしつけ体制の、矛盾や問題点が、」「さまざまな形で、吹き出してきた、といえるでしょう。」

 「政府自身の動きにも、色々こっけいなことが起きています。」「担当の大臣が、これまで『日の丸』をどう扱ってきたのか、」「その根拠は何だったのか、分からないのです。」「3月5日でしたか、運輸大臣が記者会見で、」「日本の商船は『日の丸』をかかげているが、」「これは法的根拠なしの慣習法だ、と説明しました。」

 「運輸省の役所の方があわてて、『法的根拠はある』という、」「訂正文書を、報道陣に配ったというのです。」「運輸相と運輸省で見解分かれる、とマスコミでだいぶ冷やかされましたが、」「政府自身が、これぐらいいい加減なんです。」

 自民党の中に、勉強不足の大臣が混じるのは、21年前も今も変わりません。官僚のメモなしで答弁すると、手ぐすね引いて待っている共産党に、ねじ込まる図式も同じです。

 「法制化ということになったら、自民党のタカ派が、」「最初は勢いづいて、『日の丸・君が代』の義務づけを、」「こんどは法律に明記せよ、と言い出した。」「ところが、そうなると政府の方が及び腰になって、」「問題はそう簡単ではない、法律での義務づけは、やらないほうがいい、と言う。」

 「強制的な義務づけには、やはり後ろめたいところがあるのです。」「そうなると、法律でも明記できないものを、」「なんで、文部省の『指導』だけで義務づけるのか、」「という矛盾が、おのずから浮きぼりになってくるわけです。」

 共産党が狙っているのは、ここです。国民が注目する国会の論戦で、不勉強な大臣を詰問し、矛盾点を明らかにすれば、民意が自民党から離れます。「モリカケ問題」「桜見の会」そして今は、「日本学術会議問題」と、共産党の戦術はいつも同じです。情けなくなるのは、相変わらず不勉強な大臣諸氏と、これに騙される私たち国民でしょう。

 不破氏の得意そうな説明が続きます。

 「マスコミでは、社説、解説、投書などで、」「表だった議論が、出はじめました。」「まず主だった新聞社が、社説でこの問題をとりあげ、」「『日の丸・君が代』の法制化という、政府の方針に対する、」「自分の態度を、公然と明らかにしました。

 「『日の丸・君が代』の法制化に、賛成という新聞もありますが(「読売」「産経」)、」「多くは、本格的な国民的討論を要求し、『日の丸・君が代』の、」「性急な法制化には、反対するというもので、」「この方が実際には、多数派になっています。」

 どうやら、米国と共産党の脅しに屈しなかったのは、読売と産経新聞だったようです。この傾向は今も続いていますが、多勢に無勢では、宣伝負けします。

 「投書でも、いろんな意見が、連日のように出ています。」「『日の丸』が国旗、『君が代』は国歌という話は、決まったことではなかったのかと、」「問答無用の現状に、あらためて驚く意見も多いし、」「この機会に、新しい国歌を作ろうじゃないかという意見も、」「次々と出てきています。」

 アメリカの反日勢力と連携し、国内の「トロイの木馬」を利用すれば、日本の世論は動きます。知ってみれば、驚くほどの話ではありませんが、これが戦後70余年の日本でした。私たち国民が、共産党のやっていることを知れば、もういつまでも同じことは続きません。

 次回は、2番目の、テレビ業界への工作の結果報告です。

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この、忌まわしき政党 - 5 ( トロイの木馬・利用党 )

2020-11-24 09:27:43 | 徒然の記

 再読しますと、予想していた通り、共産党の全活動が見えてきました。彼らは、下記の通り6つの工作活動をしています。記事の見出しを、まず転記します。

 《 記事の見出し ( 6つ ) 》

  1. マスコミ紙上での、「日の丸・君が代論」のタブーがなくなった

  2. テレビのお茶の間番組でも、取り上げられるようになった

  3. アジア諸国からも、一斉に「異議あり」の声が出ている

  4. 政府・自民党の側にも、ある程度の変化が起きている

  5. 教育現場での、攻撃的戦いを続ける

  6. 「赤旗」号外を全世帯に配布し、国民的討論を起こす先頭に立つ

 つまり不破氏の説明は、共産党が行なっている、各種工作活動を示唆しています。

  1. 新聞業界への工作活動     2. テレビ業界への工作活動

  3. アジア諸国への工作活動    4. 政府自民党への工作活動

  5. 日教組 ( 全教 ) への工作活動  6. 共産党の日常活動 

 注目しなければならないのは、GHQが日本に残した「トロイの木馬」が、フル活動しているという事実です。「日本国憲法」「反日・左翼学者」「反日・左翼マスコミ」の3つが、最大限に利用されています。「日本国憲法」と「反日・左翼学者」は、表に出てきませんが、活動の土台となっています。悪法である「日本国憲法」の条文を常にかざし、運動の根拠にしており、「反日・左翼学者」たちは共産党を支援する談話や記事を提供し、テレビと新聞で宣伝活動に協力しています。

 つまり共産党は、これだけの工作活動をする資金力と、組織網を持っているということです。今までは自分の推測だけでしたが、不破氏が機関紙の中で公言しているのですから、間違いありません。これからその一つずつを、氏の説明に従い、息子たちと、「ねこ庭」を訪問される方々に報告いたします。最初は前段の説明部分です。

 「私たちがこの提唱をして以後の、実際の状況ですが、」「さまざまの動きが、吹き出すようにでてきました。」

 詳細な内容ですが、そのまま転記いたします。

 「まず政府の動きです。」「国会で、2月段階に、私たちの提唱が話題になって、」「他党の議員から、法制化問題についての質問がありました。」「その時の政府答弁というのは、『日の丸・君が代は、国民的に定着しており、」「国際的に認知されておりますから、法制化などは考えていません』という、」「まったく、従来型のものでした。」

 「ところが、その後、2月28日に、広島の高校の校長先生が自殺するという、」「悲劇的事件が起きてから、政府の態度に急転換が現れました。」「政府自身が、法的根拠ぬきのおしつけという、従来型のやり方ではもうすませられない、」「ということに気がつき、3月2日、野中官房長官の記者会見で、」「法制化をめざすという新しい方針が、急きょ、もちだされたのです。」「これは、あきらかに、政府の方向転換でした。」

 記憶されている方もいると思いますが、平成11年の2月28日、広島県立世羅高校の校長が卒業式の前日に自殺した事件です。他人事のように語っていますが、校長を死に追いやったのは、国旗掲揚に反対する日教組の教師たちの、怒号の攻撃でした。今になって思えば、校長が自殺するほどの抗議活動をさせたのは、共産党でなかったのかと、邪推したくなります。

 「法制化による問題の解決を、本気でめざすのなら、」「国民的な討論による、国民的合意への努力にとりくむのが、」「当然の方向です。」「さすがに、官房長官の最初の記者会見では、」「ことが進み始めると、国民的討論など、」「最初から望んでいない、政府の本音がたちまち表にでてきました。」

 「いくら自民党でも、国民の意見をきかず、」「ただ国会の多数で、速戦即決という道をとるわけには、なかなかいきません。」「政府・自民党の態度に、いろいろなジグザグがあり、」「現在、それがどこまできているかということは、」「あとで触れますが、大事なことは、政府のこの方向転換が、」「『日の丸・君が代問題』を、国民的に討論するための、」「一つの環境づくりの役割を果たした、というのは、」「今の情勢をみる、大事な点だと思います。」

 世良高校の校長先生の自殺をきっかけに、政府の方針が「法制化」の方向へ動いたのだと、不破氏が語り、自分たちの方針が正しかったと強調しています。さてここからが、彼らの6つの工作活動の説明になります。重要な証言なので、長くなっても省略せず、そのまま転記しようと思います。

 スペースの都合のため、ここで一区切りとし、次回から本題に入ります。

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この、忌まわしき政党 - 4 ( 国旗・国歌 憎悪党 )

2020-11-24 00:10:54 | 徒然の記

 私は不破氏の記事を読み、そのままブログにしているのではありません。一度記事全体をコピーし、コピーを再度読みながら、少しずつパソコンに文字を打っています。

 活字になったものを読むであろう息子たちや、「ねこ庭」を訪問される方々は、もしかすると、私が何の苦もなくブログを書いていると、誤解されているので無いかと、そんな気がしています。

 私は常に、惑いつつ、ためらいながらパソコンに向かっています。赤旗の記事も同じで、何度も読み返しながら、疑問の都度、中断して別の資料を探したり、本を探したり、たくさん道草を食いながらの作業です。何を言いたいのかと言いますと、私は最初からブログの結論や、構成を分かった上で、ブログを綴っているのではないと、それが言いたいのです。

 聡明で、博学な人物なら、私のように効率の悪い作業をしないのでしょうから、内情を知ると、笑われる気もします。定年後に「温故知新」の読書をはじめ、過去40数年の、朝日新聞定期購読者生活から足を洗い、やっと自分なりの考えを固めつつあります。

 このブログは、自分の過去の再検討であると同時に、父から息子たちへ遺す私の「伝言」でもあります。学者でもない私が、浅学非才を恥ともせず、凡庸な市井の親父であることも意に介さず、厄介なブログと苦闘しているのは、日本への「愛」のためです。

 昭和20年の8月に、日本は「大東亜百年戦争」に敗北しました。東京裁判で、連合国軍の裁判にかけられ、以来「反省」と「謝罪」をする国へと作り変えられました。それをある人は、「東京裁判史観」と言い、ある人は「自虐史観」と呼びます。どういう表現であったとしても、語られている事実は、いずれも同じことを言っています。

 つまり、私たち日本人の多くは、敗戦後の東京裁判以来、「日本への愛」を失ったということです。他の国々では、誇り高い言葉なのに、日本では「愛国心」が、「軍国主義」「侵略主義」「極右」という意味でしか使われなくなりました。

 「愛国心」の喪失が、日本にとってどれほど大きなものであったのかを、私は「温故知新」の読書で、教えられました。「愛国心」のない国は、人心が乱れ、争いと対立が常態化し、国民は幸せになれません。そして、やがて滅びます。

 前置きが長くなりましたが、私が反日・左翼たちを嫌悪する理由がここにあります。彼らは日本を、争いと対立で常態化させようとし、人心の乱れを誘い、国民の不幸せを招こうとしています。朝日新聞然り、NHKしかり、共同通信社、赤旗しかりです。私は大人物でありませんから、日本のため、世のため、人のためにと、懸命にブログを綴っているのではありません。

 愛する息子たちや、可愛い孫たちのため、「こんな日本で、良いはずがない。」と、「自分ファースト」の念から出発しています。しかし今では、素晴らしい発見をさせてもらいました。

 「個人的なものであっても、本気で追求すれば、それはいつか普遍のものに近づいていく。」

 分かって頂ける方には、通じると思いますが、「個別を追求すると、普遍に到達する」という、素晴らしい法則です。個人的なことを書いていても、「訪問者」がおられるというのは、そういうことであろうかと理解しています。「ねこ庭」のブログ主の私事でも、他の人と共有するものがあるから、飽きずに訪問されるのだろうと、思います。

 だから私は、不破氏の意見を、黙って読めなくなります。日本への愛のかけらもになく、「武漢コロナ」の病原菌のような意見を、恥じることなく発信する氏が、看過できなくなります。事実を語るのならまだしものこと、故意にねじ曲げた話を、さも本当らしく語る卑しい心に、憤りを覚えます。

 「淀みに浮かぶ泡沫 ( うたかた )」のように、他の反日・左翼野党は、消えたり発生したりしますが、共産党だけは、発生以来絶えかけたことはあっても、一度も党名を変えず存続する、日本破壊の党です。まさに、「この、忌まわしき政党」と呼ぶにふさわしい党です。

 もう一つ私が、不破氏の記事に注目する理由は、「国旗・国家問題」と同様の手口で、「自主憲法制定問題」についても、対応しているのでないかという疑いです。その意見を仔細に検討すれば、彼らがどのような動きをして、「自主憲法制定」の妨害をしているのかが、見えてくるような気がします。

 《 党中央に寄せられたいくつかの批判的な意見につい 》

 この記事については、先に説明をしておきますと、共産党のアンケート回答の一部がマスコミに報道されたことによる、党員からの批判があり、このための弁明です。

 「党中央に、党の内外の方から、電話その他で、」「賛否こもごもの意見が、よせられました。」「賛成の意見は、紹介するまでもありませんから、」「反対や批判の意見の主なものを紹介しますと、大きくいって二つありました。」

 氏の弁明を要約しますと、次の2点です。

  1. 「共産党、『日の丸・君が代』容認に傾く」と、マスコミが見出しをつけたための誤解

    「これは読んだ人の誤解で、全体を読めば、党が『日の丸・君が代』に反対である、と主張していることが分かるはず。」

  2. 「法制化」などという提言は、そもそもすべきではない。

   「法的根拠がない今でも、現場はがんじがらめになっているのに、」「法制化されたら、事態はいっそうひどくなるじゃないか、」「・・・だいたいこういう意見です。」

  「この意見は、結局は、国民的な解決策などしめさずに、」「いまの抵抗闘争を、現状のままつづけてゆけばいい、という議論になってしまいます。」「実は、それが政府の付け目で、」「政府・自民党が、国民的な議論ぬきに、」「じりじりと押し切ってしまおうと、することを許します。」

 法制化の提言に反対する党員の意見は、痛いところをついています。しかし不破氏は、自信をもって答えています。

 「それを打開するために、われわれは、」「問題を、国民的討論のレールに移そうと、呼びかけているわけですし、」「国民的討論も、政府に要求するだけの、あなたまかせの話ではなく、」「あとで具体的に提案するように、私たち自身が、」「私たち自身の努力で、」「国民的討論を、全国規模でまき起こしてゆくわけです。」「私たちの真意をわかってもらい、私たちの行動をみてもらえば、」「この疑問も、かならず解消してゆくと思います。」

 この記事はここで終わりですが、不破氏が述べたように、「日の丸・君が代」に関する。全国的規模の反対運動の方法が、次の記事の中で語られます。私が注目しているのは、この記事です。そのまま、「自主憲法制定問題」反対運動にも応用され、もっと言えば、「女系天皇」運動にも応用されているのでないかと、そんな気がしています。

  スペースがなくなりましたので、次回といたします。

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