ねこ庭の独り言

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プーチン氏の「核発言」 - 6 ( 岸田総理への期待 )

2022-05-19 08:29:25 | 徒然の記

   1・国連安全保障委員会の見直し      2・岸田外交  (  対ドイツ、アジア、韓国 )

     3・韓国の融和姿勢
 
        4・敵基地攻撃能力検討                           5・ 防衛費増額
 
     6・憲法審査会の進捗                      7・共産党の現実路線転換
 
  上記7項目のうち2項目が終わり、今回は3項目に入ると言いましたが、「2・岸田外交  」の項目にアジアと韓国が含まれていますので、こちらを先にする方が順序かもしれません。
 
 予定を変更し、対ドイツの後にある、アジアと韓国に関する共同通信社の記事を拾いました。プーチン氏の「核発言」は、2月27日と4月27日の2回されていますから、2月27日以降の岸田総理の外国訪問記事を追ってみました。
 
 ・3月19日から20日  インド訪問 モディ首相と会談予定
 ・3月20日から21日  ASEAN議長国 カンボジア訪問予定
 ・3月21日から25日  G7首脳会議 ブリュッセル
 
 ・3月22日      首相アジア歴訪終え帰国 本格化する対面外交 ( インド、カンボジア )
 ・4月15日      拒否権説明決議 日本が共同提案 首相指示
 ・4月27日      首相 日韓関係改欲韓国代表団と面会
 ・4月28日      ドイツ首相来日 岸田首相 国際秩序維持へ積極外交
 
 ・4月29日      日独 首脳安保協議を新設
 ・4月30日      首相 インドネシア訪問   ジョコ大統領 と会談
 ・5月  1日                首相 ベトナム訪問 ファム・ミン・チン首相と会談
 ・5月  2日                首相 タイ訪問 プラユット・チャンチャオ首相と会談
 
 ・5月  4日                首相 ローマ教皇庁でフランシスコ教皇と会談
 ・5月  4日                首相 イタリア訪問 ドラギ首相と会談
 ・5月  5日                首相 イギリス訪問 ジョンソン首相と会談
 
 首相の外交実績を並べてみますと、ドイツのショルツ首相との会談が出発点ではありません。岸田総理が独自に展開している「国連改革」運動で、「5大国拒否権の無力化」と言う推測の方が当たっている気がします。
 
 総裁選で勝利した時岸田氏は、「私は大きな耳を持っているから、誰の意見でもちゃんと聞きます。」と語りました。その後の政権運営では、誰の意見でも聞くため、決めたことが二転三転しました。口の悪い人は、「誰の意見でも聞くから、決断できなくなる。」「優柔不断な総理でないか。」と酷評しました。
 
 しかしその大きな耳が、「国連改革」の外交では生かされているような気がします。軍事評論家の江畑氏に教えられたましたが、安全保障に関しては、周辺国との対立や摩擦だけでなく、大国の影響が避けられない国ばかりでした。自分の意見を力説せず、まず相手の話を聞くと言う総理の姿勢は、案外成功するのではないかとそんな気がしています。
 
 世界平和への障害になっている「5大国拒否権の無力化」と、「敵国条項の削除」ができれば、国連が変わります。米国とイギリスが支援しているようですし、ドイツも前向きですから世界の流れが変わるのかもしれません。岸田総理を批判するより、自国の総理の活躍に期待し、支援するのが正しいのではないかと思います。
 
 これで次回は、 「3・韓国の融和姿勢」へ進めます。共同通信社の記事を中心にしながら、検討したいと思います。
コメント (6)
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