4. 「伊藤貫の真剣な雑談 ( 第2回後半 )」 ・・「再生産される悪夢・国際政治3学派の蹉跌」
「貫さんは、今日はどこまで行くのやら」、行けるところまで行ってみようと言いましたが、全体を見直す必要が出てきました。チャンネル桜が制作している伊藤氏の動画の残りが、次のようになっています。
「伊藤貫の真剣な雑談 」 ・・14編
「切り抜き 真剣な雑談 」 ・・ 3編
「切り抜き 討論 ! 討論 ! 討論 ! 」 ・・4編
29回のシリーズで紹介した動画がやっと4編で、現在5編目を書いているところです。最初の予定では7月いっぱい書けば、およその目処がつくと考えていたのに、7月を過ぎてこの状況です。「祭りの薬売り」の名前の通り、氏は手を替え品を替え、さまざまな薬を視聴者の前に並べます。このようなことをしていたら、「ねこ庭は、いったいどこまでやる気やら」と、息子たちだけでなく、訪問される方々にも見放される気がしてきました。
腰骨の内出血で派生した健康面の心配が、どうせならもっと有意義な知識を得たいでないかと、学徒 ( 野次馬 ) の心を駆り立ててもいます。
29回のブログで得た印象からすると、氏は「祭りの薬売り」の要素が大で、肝心の薬をなかなか出さないと言うのか、計算の上でそうしているのか欲求不満が残ります。貴重な解説の時には敬意を払いますが、日本の保守として肝心の処方箋を出し渋る点に、素直に先生と言えないもどかしさがついて回ります。日本人をバカ扱いするお喋りには、腹が立ちます。
さいわい、4. 「伊藤貫の真剣な雑談 ( 第2回後半 )」は残り時間が3分で、氏が締めくくりの説明をしていますから、次回以降は一編ずつの詳述をやめ、取捨選択した上での紹介に改めたいと思います。
〈 伊藤氏の締めくくりの説明 〉
「世界中を民主主義の国にしたい、それが世界共通の利益であるからアメリカはそれを実行していると言いながら、クリントン、ブッシュ、オバマ政権は、世界の20数ヶ国に対し、露骨な内政干渉と軍事介入をしてきた。」
「トランプ以前のアメリカの3つの政権は、リベラル派の3つのセオリー ( 相互依存派、制度派、民主的平和理論 ) を使って、少なくとも300数十万人の一般市民を殺してきた。」
「以上、最近のアメリカで流行っていたリベラル派の3つのパラダイムの実態を説明した。」
次回から新しい動画の紹介になりますが、最後に、およそ50件ほど寄せられている視聴者のコメントの中から、5件を紹介します。〈コメント5.〉を除き、他は全て伊藤氏賞賛です。
〈 コメント1. 〉
大学の講義みたいで、とても勉強になりました。日本の大学に伊藤さんがいれば、少しはまともな政治家なり官僚が生まれるのではと思います。
〈 コメント2. 〉
伊藤貫さん、流石です。のめり込んで始終聞き入ってしまいました。 米国の邪悪さがこれでもかと言うほど骨身にしみました。
〈 コメント3. 〉
伊藤先生ならびにチャネル桜の皆様、非常に重要な番組を、提供いただきありがとうございました。思わず初回の番組からみなおしました。
〈 コメント4. 〉
日本の「おバカさん」国会議員に講義していただきたいですが、先生は「イヤ」でしょうネ。だって、「おバカさん」レベルが酷すぎて・・。(笑) 「国際政治のパラダイム」で本を出してください。ミアシャイマーの本は高くて貧乏人は買えません。今回の動画を拝見して「スッキリ」しました。 ありがとうございます。
〈 コメント5. 〉
そんな斜に構える必要もないと思いますけども。米国では悪いやつが権力を持つ可能性が高い構造だというだけでしょう。米国由来と思われるクーデターも証拠があるのかが疑問です。
次回の動画のタイトルは、下記の通りです。
4. 「伊藤貫の真剣な雑談 ( 第3回前半 )」 ・・「価値判断が乱れた時代 ~ リアクション保守の蔓延と国際政治の基本4構造」