・1980年代の東芝機械ココム違反事件の際には、対日経済制裁に反対した。
・日米間の安定的な安全保障システムの確立に貢献してきたほか、椎名素夫・佐々淳行など日本の政治家や官僚らとの繋がりも強い。
注 ( 椎名素夫・・衆議院議員(4期) 参議院議員(2期) 椎名悦三郎の次男 )
注 ( 佐々淳行・・防衛施設庁長官 初代内閣安全保障室長 )
・日本の核武装には否定的で、FS-X開発問題では日本側との調整を担当
・「アーミーテージ・レポート」で、日本に有事法制の整備を期待する内容を盛り込んだ
・2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ事件で日本側に共闘を求めた。( 「Show the FLAG」(旗幟を鮮明にしろ)発言があったとされる。 )
・イラク戦争開戦時には、日本の役割を野球に例えて「野球場に来るなら観客になるな、野手でも代打でもいいから試合に出ろ」と発言
・2005 年6月、『筑紫哲也NEWS23』出演時の発言
「主権国家である日本の総理大臣が、他国から靖国参拝に行くなと指図されれば、逆に参拝すべきだ。」
「すべての国が戦死者を祭り、それぞれのやり方がある。内政干渉してはいけない。」
・2007年7月、日本国憲法九条を日米同盟の障害とする発言をし物議を醸した
・日本人拉致問題に関し、北朝鮮への圧力路線を指導。同国のテロ支援国家指定の根拠に、拉致問題を明記させた
こんな時にしかアーミテージ氏について調べませんが、ここまで氏が日本の政治に深く関与していたとは、驚くことばかりです。
・2007年7月「第二次・アーミーテージ・レポート」で、日米同盟を英米のような緊密な同盟関係へと変化させ、東アジアの地域秩序の中で台頭する中国を穏健な形で秩序の中に取り込むインセンティブとすることなどを提言
・2012年8月「第三次・アーミーテージ・レポート」で、“ 日本が一流国家であり続けるか、二流国家に甘んじるかの重大な局面を迎えている ” と指摘し、日米同盟関係における日本の役割拡大を求めた。
しかし氏は、アメリカの国益のためなら、日頃の主張を平気で捨てると言う姿勢を見せます。ジャパンハンドラーも、所詮はアメリカ政府の官僚です。頼り切っていると大失敗します。それが次の、説明文です。
・2013年10月30日アーミテージは、東京都内で自民党幹部に対し、「靖国神社参拝は絶対にやめてくれ。積み上げたものを全て壊す」と、安倍晋三首相の靖国参拝を見送るよう力説した。
・日本と中国、韓国の対立激化が、アジア太平洋地域に重心を移す米国の「リバランス」政策上、大きな不安定要因になることへの強い懸念を示したと見られる。
・2018年10月「第四次アーミテージ・レポート」で、中国脅威論や北朝鮮脅威論を唱え、自衛隊と在日米軍の基地の共同使用など同盟の深化を提案し、日本にGDP比1パーセント超の軍事費支出を求めた。
発言記録を読みますと、当時の安倍総理が氏の意見を活用しながら、自国防衛ができる国にしようと、「憲法改正」のための努力を進めていたことが伺えます。
「自民党の政治家も外務省も、防衛省も自衛隊の幹部も、日本の独立や防衛について、なあんにも考えていないのです。アメリカ様に守ってもらえると喜んでいるのです。」
息子たちに言います。伊藤氏が言う寝言を忘れてはいけません。自民党の政治家も外務省も、防衛省も自衛隊の幹部が、何もやっていないと見えるのは何故なのか。彼自身が説明しているではありませんか。
〈 アメリカの対日政策 〉は、
1. どんなことがあっても、日本には再軍備をさせない
2. たとえ中国、韓国、北朝鮮が核を持っても、日本にだけは核を持たせない。
3. 日本を永遠に保護国、植民地にしておく
もしアメリカの意向に従わないリーダーが選挙で選ばれたら、アメリカは内政干渉し、軍事介入し、そのリーダーを追放したり殺したりする。
彼は自分の説明が、日本にだけは該当しないと思っているのでしょうか。敗戦後の焦土となった日本を再建するため、吉田首相がどれほどの忍耐を持ってGHQの将軍たちと渡り合ってきたか。少しは考える能力がないのでしょうか。逆らえば追放されるか殺されるか、常にその危険の中で自由民主党の政治家は生きていたのです。政治家たちが恐れたのは、自分の命より以上に、GHQの手による内政干渉と内乱でした。
だから政治家たちは、米国と妥協し、急がば回れの政策を続けたのです。その良い例が、彼が言うジャパンハンドラーではありませんか。彼らは国務省、ペンタゴン、CIAの中に多数いて、日本を度々訪れ現在も影響力を行使しています。この事実を視聴者に喋りながら、それでも彼は言います。
「自民党の政治家も外務省も、防衛省も自衛隊の幹部も、日本の独立や防衛について、なあんにも考えていないのです。アメリカ様に守ってもらえると喜んでいるのです。」
「自由民主党の政治家は臆病で、無責任で、卑怯者ばかりなのです。彼らが考えているのは金儲けのことだけで、国民の命や安全については何も考えないお馬鹿さんたちなのです。」
悪態をつくボウフラ君でさえ、共産党の親派なのに、怪我をした私に情けをかけました。自称保守と名乗り、日本のことを考えると言うのなら、彼は何故自由民主党の政治家の置かれた現実を見ないのか。遠くアメリカにいて、日本の政治家の汗も涙も知らない彼に、言いたい放題を言わせてはなりません。
怒りを抑えながら、次回もジャパンハンドラーの情報を紹介します。