ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

新聞のへ理屈

2016-02-07 18:56:28 | 徒然の記
 この間、「私のへ理屈」という表題でブログを書いた。
「私のへ理屈」の社会的影響は皆無だが、「新聞のへ理屈」となるとそうはいかない。慰安婦問題で、誤報と大嘘を世界に発信した、朝日新聞の言い訳は、へ理屈の最たるものだった。日本の国益を損ない、歴史を傷つけ、多くの国民に心の傷を負わせたのに、社長の交代で責任をうやむやにしてしまった。

 反日と売国のマスコミがする「へ理屈」は、社会を毒する有害物質と同じく、時間をかけて国民の魂を蝕んでいく。
1月21日の千葉日報の記事が、まさしくそれだった。2月になっても怒りが収まらないため、やむなくブログで取り上げることとした。記事の見出しは、「報道の顔、降板相次ぐ」となっていて、古舘伊知郎、岸井成格、国谷裕子氏の顔写真が並んでいる。

 記事の内容は、この三人が政権に批判的だったから、政府の圧力で降板させられた。これでは政権の批判ができなくなり、自由な意見が言えなくなるというものだ。砂川浩慶立大准教授が、「報道番組が長いものに巻かれて、当たり障りのない一面的な情報提供しかできなくなったら、視聴者に取っても、民主主義社会にとっても、良くないことだ。」と解説している。

 碓井広義上智大教授の意見は、こうである。
「メディアは、権力に対し、批判すべき点は批判するという、ジャーナリズムの役割をきちんと果たすべきだ。」「視聴者は、今後報道番組が何を伝えるのか、何を伝えなくなったのか、しっかりとチェックして欲しい。」

 二人の教授の専門は「メディア論」であるらしいが、私には彼らが「マスコミのお抱え学者」にしか見えない。こういう生半可な学者たちが、マスコミの反日・売国を助長し、日本の文化や歴史の破滅に手を貸しているのだ。
反日の看板キャスターが降板されるきっかけについて、解説記事があるので、そのまま引用する。「政権与党が、テレビ報道に " 圧力 " と取られかねない注文を強めたのは、一昨年末の衆院選の頃からだ。」「在京各局に、選挙報道で " 公平中立、公正の確保 " を求める文書を出し、 」「自民党は昨年、報道ステーション、クローズアップ現代で、局の幹部を事情聴取した。」

 自民党が選挙目当てにテレビ局への干渉を始めたという記事にしているが、そういうところに問題があるのではない。
監督官庁の総務省が、テレビ各社に報道の公平や中立を求めて何がおかしいというのか。平成になって以来、マスコミの反日報道の露骨さに、どれだけ国民が嫌悪を感じていたというのか。共産党や民主党と一緒になり、「日本が悪い」の大合唱を日々報道し、戦争の抑止力となる安保法案すら、「戦争法」と決めつける一方的意見を流し続けた。

 いったいこの二人の教授は、偏向報道をするキャスターたちのどこを弁護するのか。偏らない報道をしてもらいたいと注文した自民党のどこが間違っていると言うのか。「キャスターには、反権力の側面がある。」と言い、自説を曲げなかったらしい古舘氏をいかにも信念の人みたいに持ち上げているが、私にすれば、この一連の記事がすべて「へ理屈」である。

 反権力だけなら、私は何も言わない。政権への批判や反対意見は、大切なものだ。しかし、敵対する中国や韓国を擁護し、どこまでも日本政府や国民を責め立てる彼らの報道が、果たして公正・中立なのか。
偏向した反日の報道を、なぜ「反権力」という言葉で語ろうとするのか。こんなものはキャスター個人の偏見でしかなく、売国報道や利敵報道と呼ぶ方が正しい。公共の電波を使って、片方に都合の良い意見だけを流すのなら、法の定めに従って政府の注意を受けて当然であろう。

 千葉日報のみならず、反日キャスターを弁護する二人の教授も、こんなお粗末な「へ理屈」で国民が納得すると思っているのだろうか。
だとすれば、知識も教養も、現状認識もいい加減な、程度の低い新聞社であり、教授たちである。彼らには、国を思い、国を憂える国民がいかに多数となりつつあるのか。それさえ分かっていない。足元の変化に鈍感な、愚鈍な教授たちと千葉日報に果たして明日があるのかと、他人事ながら心配する。
私のささやかな注文は、「こんなへ理屈を、これ以上紙面で語るのは止めてもらいたい。」「日本社会を駄目にするような、公害記事を垂れ流すのはやめて欲しい。」


 右へ倣えの「反日マスコミ界」から一足踏み出し、右も左も公平に報道する、千葉県民の新聞として再生してもらいたいものである。朝日や毎日に比べ、偏向報道や独善の説教記事が少ないから読んでいるが、これ以上千葉日報が偏向報道の数を増やすのなら、そろそろ購読を止めなくてはなるまい。
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3 コメント

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勝手気ままと干渉嫌い (憂国の士)
2016-02-09 22:04:28
あからさまに間違った方向へ国民を誘導する、捏造記事を性懲りもなく書く、
それを監督官庁が諌めるのがどこが悪い、公平・公立な報道を心がけてくれ、
当たり前の話ではないか、自分達の偏向報道を棚に上げ政府の指摘を干渉と言う。

こうしてマスコミ界に侵入した左翼どもが報道を我が物顔に取り込んだ、
その結果が捏造、拡散何でも有りの謀略破壊工作である、ほくそ笑むのは誰か。

こうして社会の萎縮を為さしめ、国民の愛国心をなくしていく、
その駒としてテレビその他マスメディアに出演するのが教授と名の付く学者達。

名誉欲、金銭欲に吊られた学者族に真の愛国心は望むべきもない、
嘆かわしい世の中に為ったものである。

彼らは己の卑しさが自覚できないが、一般社会の人々はその異質さに気が付き始めた、

これが今の日本社会の現状ではないか ?

ここで尖閣をうろつくかの国が侵攻でもしようものならば左翼学者の命運は尽きる。
アカヒを筆頭とする左翼新聞、しかりである。


勝手気ままに嘘をつき、指摘されれば干渉されたと世間に泣き芝居。
返信する
誰かに似ていませんか (onecat01)
2016-02-09 22:58:57
憂国の士殿

 「勝手気ままに嘘をつき、指摘されれば干渉されたと世間に泣き芝居。」

 どうでしよう。誰かに似ていますね。

1. 韓国政府の態度

2. 我が町内の左翼住民

 得手勝手なところがそっくりです。
しかし最近では、こうした反日たちの実像が多くの国民に見えるようになりました。やがて選挙の一票につながり、獅子身中の虫どもが退治されることでしょう。

 野党ばかりではありません。自民党の中にいる害虫も、公平に退治されなくてはなりません。楽しみなことです。
返信する
そのとおりです (憂国の士)
2016-02-10 08:46:39
そのとおりです、
正道を歩むべき自民党、その中にこそ獅子身中と言う悪い虫がいる。

誰か農薬散布してくれ、害虫退治してくれ、心ある国民の願いです。
返信する

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