田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

小説を書くのはたのしい

2008-01-10 22:33:17 | Weblog
1月10日 木曜日 晴れ
●昨日は24枚書いた。百枚の作品を投稿するつもりで精進した。いざ電子メールで送る段階になったら、手直ししなければならないところがでた。残念ながら応募するのは、あきらめた。

●あせるな。あせるなよ。じぶんで納得のいかないものは、なんどでも推敲することだ。推敲することによって、作品は品格を高めていく。書き上げたまま投稿しょうなんて思ったわたしがわるい。あせっているからだ。

●今日も暖かだった。ひさしぶりで外にでた。あれっ、街を歩くのは正月になってからはじめてだな。気づいてみると男体山が雪化粧をしている。真っ白になったらブログに載せようとカミサンと話しながら歩く。

●自費出版大手『新風舎』の倒産が報じられている。世の中、暗い話ばかりでうんざりする。わたしも新風舎からは自費出版のお誘いを受けた。いつも丁寧におことわりしてきた。わたしは、小説を書くのがすきだから書いている。小説をとおして現実を認識するのがたのしいから書いている。書くのがすきですきで、どうしょうもないほど、すきだから書いている。そしてあわよくば、昔のように原稿料がはいる。カミサンとささやかな生活ができるようになる。そんな思いで毎日小説を書きつづけている。精進している。自費で本を出したところで、この世界はどうなるものでもない。そう思っているから、おことわりしつづけてきたのだ。

●本を読む人が少なくなっている。読書家などという言葉は死語に近い。本を読む人は絶滅危惧種ではないか。読書会がこの町にはあるのだろうか。作文教室は宇都宮までいけば、どこかのカルチャセンターで開設しているのだろうか。

●ところで、本を出したい人は多いらしい。読む人は少ないのに、本を出したい人がおおいというのは、どういうことなのだろう。人生の記録として残したいのだろう。自己顕示欲からだ、としたり顔で批判してはいけない。

●でも、できれば文章の勉強を真摯な態度で継続させ、その結果出版してもらいたい。

●もちろん、VTでいいからどこかで、大人のための文章教室でも企画してくれないものだろうか。文章を書くたのしさをおぜいのひととわかちあいたいものだ。40数年前に「文芸サロン」を市の図書館でやったことがあった。30人くらい集まってくれて、あれはたのしかった。お母さんと子どもの作文教室なんてのもいいだろうな。