田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

貧乏万歳

2008-01-30 20:01:59 | Weblog
1月30日 水曜日 晴れ
●おおきなリックを背負いT歯科、日曜大工の店K、スーパーKと渡り歩いた。
「コートを着ないとミスボラシイよ」と、ワイフにいわれた。暖かなので、フリースの下着。セェタ。ジャンパー。しめて、 三千円を身につけて街にとびだした。

●それらの着物の間に太陽の光が溜まっているような不思議な感覚で、ぽかぽか暖かくてきもちがよかった。フリースという繊維素材のおかげだ。ともかく、暖かな干し草のなかでうとうとしているような自然な暖かさがある。こんなふうに考えるのはわたしが猫人間だからなのだろうか。着膨れしていないので快活に街を歩けた。ユニクロさんありがとう。と書いておかないとこの後で少し困るのだ。

●浅草であった「有遊会」で読んだ狂歌。
老人は悲しからずやユニクロの黒のセェタ纏いただよう

●ワイフに載せるなとしかられています。でも、いまでは上から下までユニクロちゃんなのですから、ユニクロの恩恵で暖かな冬をすごしています、感謝しています。庶民の若者の文化を生きています。

●あの狂歌を詠んだころはまだ小説も売れていて、銀座のデパートでニュヨーカーの黒のとっくりのセェタを買おうとしていた。

●文学、小説家の世界は売れれば貴族。売れなければ乞食。と心得ている。芸人もそうですよね。

●じゃあんたは貴族なのか。とんでもない。売れていませんから。老族です。ただの老いぼれです。


春のような朝

2008-01-30 08:57:54 | Weblog

1月30日 水曜日 晴れ
●昨夜は風呂にはいったのでぐっすり寝られた。でも入浴の効果だけではなかった。カーテンを開けると外の明るさはまさに春の日差しだ。日の出間際の冷え込みがなかったので目がさめなかったのだ。小枝から小枝へ華やぎとびうつる小鳥。鳴き声もうれしそうにわが庭にかしましい。一月先の季節を先取りしているような感じだ。わたしもうれしくなってとびおきた。びっくりしてブラッキーがぎゃんと犬みたいな鳴き声でベッドからころげおちた。猫にはめずらしく熟睡していたのだろう。ベッドからおちるなんて猫にはあるまじきこと、だよ、ブラッキー。

●カーレ鍋の残り汁にご飯をいれて朝食とした。

●あとひと月もすれば、こうした季節になるのだなぁ、それまではがんばりましょう。ワイフは桜の写真をいっぱいとるとはりきっている。熊野古道も歩いてみたい。那智の滝もみたい。旅行がしたい。たのしい話題で食卓にも春かきたようだ。