数年前まで…毎日ラーメンを食べまくった僕です。
当時の有名ラーメン店は…並んで制覇した僕です。
ですから美味いラーメンは…殆ど食べている僕です。
或る有名ラーメン店は…暖簾分けをしてます。
沢山の支店が出来…まさにチェーン化してます。
しかし味が統一されてなく…店の名前が先行します。
その店の…E支店に行きます。
前々からの…暖簾分け店です。
絶えず…お客さんは入ってます。
昼…2時過ぎです。
中華そばを…頼みます。
敢えて…つけ麺を避けます。
店主らしき人物が…休憩します。
店員が一人で…店を切り盛りします。
その店員は…日本人ではない様子です。
あたふたしながら…満員の客を相手にします。
四苦八苦しながら…僕の中華そばを作ってます。
そしてドキドキしながら…僕は箸と蓮華を器に入れます。
汁は…茹で湯が入ってます。
肉が…滅茶苦茶冷たいのです。
麺も…茹で湯が絡み付いてます。
口にして初めて思います…マズいです。
ラーメン好きの僕が思います…マズいです。
生まれて初めて思います…この麺マズいです。
麺が…ヌルヌルしてます。
だから…口がヌルヌルします。
そして…腹の中もヌルヌルします。
こんな経験は…初めてです。
そして残すのも…初めてです。
ラーメンで嗚咽も…初めてです。
カウンターに…張り紙があります。
「満足したら…器をあげてください」
僕は器を…そのままにして帰ります。
別に…メン倒だった訳じゃありません!