映画『名探偵ポワロ/ベネチアの亡霊
推理ものは…観ていて楽しいです。
誰が犯人か…一生懸命に推理します。
一瞬たりとも…見逃さないようにします。
この映画も…ラストに解決します。
ポアロの話で…腑に落ちる僕です。
見落としていた…オノ探偵でした。
実は今日は…気が散ったのです。
隣にいた客の…ポップコーンです。
歳がいった…男性の親子のようです。
臭いも…少し気になります。
咀嚼音も…ちょい気になります。
容器に手があたる音も…気になります。
もっと気になったのは…その手です。
ポップコーンの塩を…椅子で拭きます。
手を叩き…ポップコーンの粕を捨てます。
彼らの床は…ポップコーンだらけです。
彼らの椅子は…ポップコーンだらけです。
彼らの右把手は…ポップコーンだらけです。
そんな客が…たくさんいたらと考えます。
そうなると僕の椅子も…ポップコーンです。
そう考えてから…浅く座っていた僕なのです。
こんな状態で…オノ探偵の推理は無理でした。
なんか納得がいかない…ポアロと勝負でした。
映画館にポップコーン…必要なのでしょうか。
鑑賞中は…なにも口にしない僕なのです。