日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



 

 

当ブログの認識によると、「外食」特に「飲み屋」は採算ラインを超えさえすれば(←ここが大変)ガバガバ儲かる商売。

このため参入障壁は低く、「類似店」「モノマネ」の類いは頻繁に発生する、そんな業界。

 

そんな業界が、厳しい神判に直面した…

それはいうまでもなく、コロナ禍。

 

この3年のコロナ禍でダメージを受けた「外食」は再び成長できるのだろうか、というテーマの一冊。

 

 

 

 

・コロナ禍を逆手に取って話題を呼んだ新興ハンバーガー店はなぜ閉業したのか…

・給食事業のシダックスの争奪戦はなぜ起きたのか…

・「食べログ」の点数を巡る訴訟の背景には何があったのか…

 

こうした外食業界で起きた最新の事件に迫りながら、再成長への道筋を探る「外食産業論」といった体裁。

 

 

 

 

だが読み終わってみたところでの当ブログの感想は…

 

・一言にいうと「覚悟が足りない」のでは?

 

・現状認識が甘いのでは?

 

 

 

というのは当ブログの認識では、「外食」特に「飲み屋」業界の構造に、決定的なヒビが入っていると感じているからだ。

 

大企業、特に一部上場企業では「リモートワーク」が日常化し、会社に行くことさえ「稀」なことが習慣化してしまった。

ミーティングも基本全てリモート、「人に実際に会う」は激減し 社内社外を問わず「宴会」もほぼゼロ。

 

 

 

 

その結果、当ブログにとり「外食」特に「飲み屋」へ行く習慣は「ほぼ」壊滅(汗)

さらにまずいことに、「家飲み」に慣れてしまうと気づいてしまうことが幾つも…

 

 

その気づきを以下 ×3点にまとめてみた(汗)

 

①「家飲み」は基本、低コスト

 

② だけでなく「家飲み」だとすぐ酔えるので、アルコール消費量も少なくなる

 

③ その結果、健康にも良い

 

 

この本を書いたのはあくまでも外食業界を重点的に取材しているライターのため、当ブログの認識しているゾーン外。

このためか、当ブログの認識しているこの決定的なヒビ?についての言及は少ない…

 

 

結論:「外食」特に「飲み屋」業界の構造に決定的なヒビが入っているという認識の当ブログにとっては、踏み込みが甘いとしか感じられない「外食産業論」

 



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 年初の読書はサクッと読み切れるコチラから!

 

というのは、全編スティーブン本人の発言が「1ページ~見開き」に展開されているので「分量少なめ」(笑)

 

 

 

 

 

 

彼の人生の激しい「毀誉褒貶」ぶりを本人の「発言」を通して一気通貫できるのは興味深い。

(生声、というが、あくまでも「本」だから当然テキスト! 笑)

 

 

1976年 Apple創業

 

1984年 Macintosh発売

 

1985年 CEOを追われる NeXT創業

 

1997年 Apple復帰

 

混乱した商品ラインを整理し、デザインを一新させ、カラーをそろえるというレベルから一気に展開する21世紀!

 

2001年 1月 iTunes初版 発表

 

2001年 10月 iPod初版 発表

 

2001年 11月 iPod初版 発売

 

2003年 4月 iTunes Music Store発表 価格は一律1曲99セント。開始後1週間足らずで100万曲を販売。

 

2003年 10月 Windows版iTunes発表

 

2004年 7月 iTunes Music Storeの販売1億曲を突破

 

2005年 8月 iTunes Music Store in Japanが販売を開始 4日間で100万曲の販売を達成。

 

 

 

そして次のレベルの革命が。

 

2007年 1月12日 i-Phone発表(アメリカ)

 

 

 

2001年1月 iTunes  10月 iPod発表から 2007年 1月 iPhone発表までたったの 6年 なのに驚く! 

 

 

 

 

 

あまりに有名な、Stay hungry. Stay foolish はこの本にはなく、他のスタンフォード演説を含んでいる。

 

 

それだけでなく、

 

追悼スティーブン・ジョブズ 私的に刺さっている、彼の名言ベスト5  

 

 

 

この ×5 のどれひとつ入ってない!(と感じた)

 

 

 

本まで Stay foolish かよ!(笑)

(つまり、当ブログの上記のリンクを読んだ方がマシかも 笑)

 

 

 

 

 

 

〈ご参考〉

 

スティーブ・ジョブズ系には大いに関心を払ってきた当ブログの関連エントリー

iPhone 発売10週年の意味。=「時として革命的な商品が誕生し、あらゆるものを変える」が美しく 実現!  

スティーブ・ジョブズが2001年1月 iTunes 10月 iPod発表から 2007年 1月 iPhone発表までに、どう社員が協働して結果を出したか、を本から抽出してみた。  

 

スティーブ・ジョブズの流儀 「すぐれた芸術家はまねる。偉大な芸術家は盗む」  

 

スティーブ・ジョブズ iCon(本)感想。  Apple,PIXAR,Disneyファンは必見か。  

 

 

「ユーザーフレンドリー」全史 世界と人間を変えてきた「使いやすいモノ」の法則 衝撃的な瞬間が何度も降ってくる稀有な一冊!  

 

TO PIXAR AND BEYOND 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話  ピクサーの成長を支えた著者の経験は、ジョブスと共に歩んだとても貴重な体験! 

 

ピクサー流創造するちから 会社設立→成功→ディズニー融合を成し得たジョブズとの信頼関係!  



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映画ベスト10に続き、今度は「本」でベスト5、いってみます。

こちらも毎年一度の楽しみ化している!

 

アップに至った本は20冊だが、それ以外にも数的には倍以上は読んでいるので、その10分の1レベルで、5つに。

 

が例年なのだが、まとめてみたら2022年も予想外に読書が充実した1年に!

(巣篭もり etc... の理由で読書量が増加したことも寄与しているよう)

 

 

1行目はタイトルとアップ時のサブタイトル、2行目は今回のコメントとなります。

 

 

 

1位

ムーンショット Moonshot ファイザー不可能を可能にする9か月間の闘いの内幕 未曽有の危機を前に、過去は数年かかる 開発 → 治験 → 製造 → 配布 を短期間で成し遂げた 開発物語! 

2022年を代表する一冊といえば、これだろう。モデルナ版もあったら読んでみたい(笑)

 

2位

サイバー戦争(上) サイバー戦争の真実は「人間の性(さが)」にあった。吐き気を催しかねないレベルの濃密さは必読!  

まだ下巻を読んでいる最中なのだが、このポジションに入れざる得ないほどのインパクト!

 

3位

心はこうして創られる The Mind is Flat  思考・感情・欲望 の根本にあるのは「即興」だという、今年有数の、超「刺激的」読書!(汗) 

自分の持っていた「仮説」がこうして検証されるとは驚くべき快感!な読書(笑)

 

4位

映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ ― コンテンツ消費の現在形 現代のコンテンツへの接し方の激変を解き明かす、全くもって 驚愕 の 読書(汗) 

これも実に2022年的。同様の世相本として「ファスト教養」もそのうち読んでみたい。

 

5位

嫌われた監督 異端の名選手、の「勝負」に徹した監督時代を克明に書き綴った本著は稀有に面白い一冊!  

本田 圭佑もいいが、落合のコメントは毎度「芯」をついている点で明らかに優れている。

 

6位

人はどこまで合理的か(上)(下)  Rationality 世界最強の心理学者が(上)(下)にもわたり問い続ける「合理的思考とは何か」は 圧巻、の読書。 

冒頭、出題される問題で自分の価値観が揺らぎ一気に上下巻を駆け抜けた、実にスリリングな読書!

 

 

7位

PERIL危機 Covid 19 が日々深刻化・巨大化する状況下で鎬を削る トランプ政権 vs バイデン陣営 を濃厚に描き切る一冊(汗)  

プーチン vs バイデンの部分もあり、非常に興味深い読書だった。

 

8位

天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす問題解決の4ステップと15キーワード 徹底して「オープンネス」を追求する知の冒険者のこの一冊は、自分に迷いが生じた時 引っ張り出して読むべきレベル!  

本のどこを切っても、彼の才能が溢れ出てくる!

 

9位

アンラーン 人生100年時代の新しい「学び」 一言にいうと、「クセ」「パターン」「思い込み」の排除が時によっては重要だという主張。  

「思い込み」の支配から逃れろ、という主張はコロナ禍だからこそ響く部分が多かった…

 

10位

ビジュアル思考大全  ×37 もの様々な手法を紹介しつつ、当ブログが大注目したのは何と「奇獣大全」(汗)  

最後くらいは緩めのコレで。TAROMAN躍進の年?に連動した「奇獣大全」にまで発展中(笑)



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今朝のニュースで国連のフレミング事務局長も語っているように、ウクライナ侵攻以前にSNSで拡散された「偽情報」は凄まじい物・量 だったという。

 

 

その核心を突くのが本書(汗)

 

というわけで、まだ下巻読破中だがアップ、というわけで読後評ではなく、読中評(笑)

 

 

 

 

 

ウクライナ侵攻以前、凄まじい「偽情報」の物・量「ハッキング」が発生したタイミングは、

 

2014年 ロシアがウクライナの大統領選挙に介入

 

2015年 ウクライナの発電所を機能停止に追い込むハッキング

 

つまり、戦争を仕掛ける8年前には既にロシアによる「SNS偽情報」「ハッキング」が開始されていた!

 

 

この本は、その本質に著者は粘り強く迫っていく。

取材先はウクライナ、シリコンバレーは勿論、仕掛けたロシア、中東イラン etc… 

 

 

 

 

そして初耳だったが、衝撃的なワードが登場。

 

それは、「ゼロ・デイ」

 

コンピューターのあらゆるソフトには、プログラミング段階で見逃しているセキュリティ・ホールがあると!

そしてそのセキュリティ・ホールを通し、対象のPCだけでなく、その会社のシステム自体も操ることを可能にするのが「ゼロ・デイ」

 

 

 

 

 

こうして章を経れば経るほど、凄まじい様相になっていく(汗)

 

・「ゼロ・デイ」情報を高額で闇取引するサイバー武器商人が登場

 

・「ゼロ・デイ」でシステムに罠を仕掛け金融、医療、原発など敵国のインフラを壊滅を狙う「政府機関」「テロリスト」(汗)

 

 

 

ある元政府機関の重要人物は語る。

 

「脆弱性は見つかるかもしれない。ああ、間違いない。

 だがね、それ以外に脆弱性はない、と保証することはできなくなってしまったんだよ。

 (中略)

 マイクロコントロールのシステムに脆弱性がないとは、もはや断言できないんだよ」

 

 

 

 

 

これぞ… 本のタイトル通り、「サイバー戦争」いや、「サイバー最終戦争」(汗)

 

それを突き動かしているのは「人間の性(さが)」なのは間違いない…

その性とは例えば、「敵意」「利潤追求」「正義より名誉」「姿が見えない恐怖」etc…

 

 

 

 

さあて引き続き、下巻 を読破だ!(笑)

 

 

結論:サイバー戦争の真実は「人間の性(さが)」にあった。吐き気を催しかねないレベルの濃密さは必読!



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自由主義社会のコロナワクチンと言えば、ファイザー or モデルナ

 

この世界初の mRNA新型コロナワクチン 開発の舞台裏を ファイザーCEOが自ら語る、という最新の内容!

 

当ブログは W杯 のCMで初めて モデルナの企業名は mRNA → M-ode-RNA だったことを知ったレベル(笑)

なので当然、mRNA新型コロナワクチン の詳細までは理解していなかったため、この本の詳細な解説は大変役に立った。

 

 

 

そして知ったのが、ファイザー側の大胆な決断。

 

モデルナ は最初から mRNA 前提だが、ファイザー側には過去の知見から導き出された数種類の方向性があった。

それを2018年にインフルエンザワクチン開発のために提携したドイツ ビオンテック社の mRNA 技術に集中して開発。

将来有望だったものの、まだ実証されていなかった mRNA 技術を大胆に採用したのだ。

契約書は後回しで、ビオンテック社と通常では考えられないコストを度外視したかのようなワクチン開発プロセスに着手!

 

 

 

それだけでなく、数々の工夫をクリエイトしていく様には迫力があった。

 

例えば、

・治験者の選び出しにアルゴリズムを採用し必要なタイミングに必要数を確保

・治験中にもかかわらず、次の製造フェーズの規模拡大を検討 → 新しく工業機械を導入 → スピード生産

・さらに出来たワクチンを、マイナス70度で保管・運搬を可能にする大型冷蔵庫開発、ドライアイス供給体制 を構築 etc… 

 

こうして最初は地味なネーミングだったこのプロジェクトは「プロジェクト・ライトスピード」と呼ばれるように!

 

 

 

そして2020年 11月20日 ≒ 約 9ヶ月後

 

有効率が非常に高いレベル(90%以上)になったことをFDA所長のファウチに報告。

 

 

彼のコメントは以下のよう。

「これはゲームチェンジャーになるぞ!」

 

 

 

結論:未曽有の危機を前に過去は数年かかる 開発 → 治験 → 製造 → 配布 を9ヶ月 で成し遂げた 闘いの内幕 は必読!

 

 可能ならば、やはりライトスピードで開発に成功した MODERNA 版も読んでみたいもの。



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当ブログの感覚的に、昨今こんな感覚が…

 

深層心理ってそんなに深いものなのか?

実感的には、もっと「即興的」なものじゃないか?!?

 

 

そんな想いがカタチになったような本が目の前に現れた!(笑)

 

 

 

 

 

 

主張はとてもシンプル。

 

思考・感情・欲望 はあくまでも「その瞬間に」生み出されている。

(× 心の奥底には何かが隠されている 深層心理とかいうような高等なものではない)

 

この主張って、超「刺激的」な論述ではないか!

 

 

 

 

その論述は、全 ×12章を使って、多彩な角度からこの実証を試みている。

 

その内容を各章ごとに、当ブログなりに一言で表現してみる。

 

 

 

第2章 = 現実という実感 → 視覚という感覚が、いかにスカスカであるか

 

第3章 = インチキの解剖学 → ヒトが断片的な情報から、如何に結論をでっち上げるか

 

第4章 = 移り気な想像力 → 錯覚が生むでっち上げ

 

第5章 = 感情の創作 → アドレナリンの量が、瞬間的な恋愛感情を生む(一目惚れ)など

 

第6章 = 選んだ理由の捏造 → (ここ面白すぎるので後述 笑)

 

 

第二部:即興が「心」を作る

 

第7章 = 思考のサイクル → 瞬間ごとの意識体験がロックオンし、意味のあるまとまりを見つける

 

第8章 = 意識の経路の狭さ → 目の前にあっても注意を向けていなければ見えない「非注意性盲目」など

 

第9章 = 無意識的思考という神話 → 一度にできる作業は一つ、記憶の思出しも一度にできるのは一つ、な脳

 

第10章 = 意識の境界 → 意識的体験とは、あくまでも脳が解釈した「結果」

 

第11章 = 原理ではなく前例 → 知覚と記憶)が共鳴するのは、あくまでも「前例」主義

 

第12章 = 知性の秘密 → 比喩における偏在性と中心性が、人間の脳の奔放な創造力の一番良い例示

 

 

 

 

最後にこの主張をもう少し硬い表現で言うと、

 

「心は実体というよりは、外界と接する接触面(インターフェイス)における即興演奏の ”手癖” である」

 

 

 

結論:思考・感情・欲望 の根本にあるのは「即興」だという、今年有数の、超「刺激的」読書!(汗)



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ソーシャルメディアは、各自のアイデンティティーを屈折させるプリズム?!

私たち自身の心の奥底に根本原因があった?!?、を 本一冊 丸まる使い 論述する。

 

本のタイトル「ソーシャルメディア・プリズム」とは、ここでは否定的なワーディング(汗)

 = 対立意見に触れられるようにすることでお互いの理解が進む、というような常識を否定し、むしろ「逆にネガが強化される」ことを指す。

 

 

 

 

そして本書でもっとも煩雑に登場するワードは、 エコーチェンバー

 

それは【目次】を並べるだけでお分かりいただけそう。

 

1. エコーチェンバーの伝説

・エコーチェンバーについてのエコーチェンバー

・分極化に向ける新たなレンズ

 

2. エコーチェンバーを壊したらどうなのか?

・エコーチェンバーを壊す

・悪いボット、良いボット

・謎の解明

 

3. 実際に壊すとどうなるか?

・群れることを習うパティー

・ジャネット

・正しいことはいい気分

・ハードリセット

 

4. ソーシャルメディア・プリズム

・大して合理的ではない大衆

・ソーシャルメディア と ステータス追求

・プリズムの威力

 

5. プリズムが過激主義をあおる仕組み

・孤独な荒らしたち

・あなたの知らない荒らし

・過激主義というカルト

・プリズムから映し出される過激主義

 

6. プリズムは穏健派を“ミュート"する

・穏健な大多数

・過激主義者との遭遇

・失うものが多すぎる穏健派

・穏健派の抱く絶望感

・穏健派の不在

 

7. アカウントを削除すべきか?

・離れられない理由

・プラットフォームが独力では私たちを救えないわけ

・私たち次第

 

8. プリズムをハックする

・認識のずれを狭める

・プリズムを見て取る

・プリズムを通して自分を見る

・プリズムを壊す

 

9. より良いソーシャルメディア

・コロナ時代のソーシャルメディア

・新手のプラットフォーム

・目的を定めたプラットフォーム

 

ラストで、私たちをこの「エコーチェンバー」「ソーシャルメディア・プリズム」から救い出してくれるという希望を与えてくれているのだろうか?

 

 

 

当ブログのスタンスは基本、一時流行った「質問に答え、解答を得る」パターンの罠をリジェクトすることで問題は回避できると考える。

 

気軽な質問のようで実は確信に迫っていた、例の スティーブ・バノン主催 ケンブリッジアナリティクスの事例がその大教訓。

 

(参考図書)

マインドハッキング あなたの感情を支配し行動を操るソーシャルメディア スティーブ・バノン率いた ケンブリッジ・アナリティカ の吐き気さえもよおす、ダークな活動。  

 

著者の クリス・ベイル はアメリカの大学の教授なため、実際にこの被害の結果に接していることがこの本をこういう構成にさせた要因だと当ブログは判断した。

 

 

 

結論:自分自身をしっかりコントロールすることで「エコーチェンバー」「ソーシャルメディア・プリズム」の罠を遠ざけ、最重要ツールのひとつになってきたソーシャルメディアを活かそう。



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冒頭、合理性を求める簡単な問題が出された後、本命が(汗)

 

ところが!

何度読み直しても、当ブログはその答えが正当だとは思えない(笑)

(P. 43 〜 50)

 

 

自分の価値観を大きく揺さぶられた点において、ここだけで読んだ価値あり?!?

少なくとも自分の脳は合理的な推論のためにできていないよう(笑)

 

 

 

 

 

その後は合理的な答えを得るための様々な手法を次々と紹介していく。

例えば、

 

「もし」や「または」

AND OR NOT ALL SOME THEN etc…

 

「前件否定」

PならばQである。Pではない。故にQではない?

 

「形式的再構成」

論理の飛躍や誤謬に気づく方法

 

「非形式的誤謬」

わら人形理論、真のスコットランド人論法、論点先取 など、バリエーションに富む

 

「利用可能性バイアス」

その事案が、頭に浮かびやすいかどうかによって確率を計算する傾向

これはマスコミの報道でもあり、報道機関は「利用可能性」を生み出す機会でもあるとする。

 

「遺言確率・宣言確率・条件付き確率の混同」

事象がそれぞれ独立しているかを確認もしないまま確率に頼ると大失敗する可能性がある

この誤謬は専門家でも気づきにくい(汗)

 

「後知恵確率」の誤謬

煩雑にあるのが、「クラスター錯覚」

 

「ベイズ推論」

「証拠の強さ」の確率を扱う定理

 

etc…

 

 

なぜに(上)(下)巻 にもわたって、こんなに強力なのか。

どうも著者 スティーブン・ピンカーは世界最強の心理学者だという話!

 

 

結論:世界最強の心理学者が(上)(下)にもわたり問い続ける「合理的思考とは何か」は 圧巻、の読書。



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自分が伝えたいことや考えていることを 「ビジュアル」=「図」 にするだけで、 ぐっとわかりやすくなる、説得力が増す。

 

これをこの本は、「ビジュアル思考」と呼ぶ。

 

 

この「ビジュアル思考」によって得られるメリットは大きく3つと主張。

 

1. チームがつながる、認識が合わせられる

2. 自分を理解し、成長するきっかけをつかむ

3. 課題解決、価値創出の推進力になる

 

 

 

この主張に当ブログも違和感はなく、様々な手法を紹介( ×37)、サラサラと理解することが出来た。

 

・らくがきの道 ― 線を引けば見えてくる

 

・俯瞰の塔 ― 高いところから見渡せば景色は変わる

 

・要約の蜂蜜 ― 選んで集めれば心に入る

 

・対話のたき火 ― じっくり向き合えば心が通う

 

・内省の水面 ― 映し出せば自分に気づく

 

・探究の沼 ― 深く潜れば根本がわかる

 

・空想の丘 ― 形づくれば理想の姿が現れる

 

・構想の飛行船 ― ビジョンを描けばルートは拓ける

 

 

 

 

ただ当ブログの最大の「お気に入り」は実はここではなかった(笑)

 

最大の「お気に入り」は巻末についている「 ビジュアル思考 を邪魔する魔物たち」

 

 

上記の8章ごとに、一匹の 奇獣 が住んでいるのだ!

 

 魔物 → 奇獣 に当ブログ、言い換え返還済。 

 昨日の当ブログを見て貰えば、その理由は判る(笑)

 

 

 

ということで、この本の感想はこれくらいにして、この本に登場する「奇獣たち」をシリーズで今後紹介していきたいと思う!

持ってくるだけではなんなので、当ブログの体験や経験則をも咥えながら解説しようかと(汗)

 

乞うご期待!

 

 

 

 〜 イメージしにくいと思うので、幾つか事例紹介 〜

 

・俯瞰の塔 ― 奇獣:しっ鷹(しったかぶり奇獣)

・構想の飛行船 ― 奇獣:こ手さき(やったたつもり・考えたつもり・探求したつもり奇獣)

  etc...

 

ヤバいっしょ?(笑)



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これ以上ないくらいレベルで「タイムリー」な内容。

 

というのは何故か、はいうまでもあるまい!

 

 

第1章 プーチンの戦争とサイバー戦 がまず凄まじい内容で驚く。

 

ウクライナ侵攻をめぐる、ロシアのサイバー攻撃、特に「フェイクニュース」が直前に行われていたと論述。

実際の武力行使の前に敵国の情報系統を攻撃するのは、現代ロシア軍の得意とする戦術とのこと(汗)

具体的には、DDoS(データを大量に送り付けサーバーをダウンさせる)型と呼ばれる攻撃方法など。

ロシアにはそもそも、KGB(現FSB)のみならず、SVR、GRU と3つの組織が競い合いながら仕掛けてくる。

さらに追い討ちをかけるのが、ゼレンスキー大統領暗殺周りの「フェイクニュース」の数々…

これらに対抗しウクライナ(アメリカ?)も参入し、「フェイクニュース」→ 事実の公表、の流れが出来上がった。

ここまでが第1章で、続く章も凄まじい…

 

 

第2章 中国は技術を盗んで大国になった

 

第3章 デジタル・シルクロードと米中デジタル覇権

 

第4章 中国に騙されたトランプ

 

と3章に渡り、中国 のやりたい放題が展開され、第4章ではコロナ初期の「フェイクニュース」に。

トランプもまんまと習近平の放った嘘にはまってしまったのだ(汗)

これを機に中国に対抗する姿勢が固まるわけだが…

 

 

こうして、最後の2章は日本の今後のあるべき戦略を説く。

それはタイトルだけでお分かりいただけると思う!

 

第5章 アメリカファーストから「同盟強化」へ

 

第6章 日本はサイバー軍を作れ

 

 

1 ~ 4章でロシアと中国のやりたい放題ぶりをさらに強く認識した身にとり、サイバー軍の創設は喫緊の課題か。

 

 

 

結論:ウクライナ侵攻で「今起こっていること」から論述する内容は、これ以上ないくらい「タイムリー」(汗)



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車のナビゲーション、GPS などの位置情報 が当たり前になった現代。

 

 

 

だがそれに頼りすぎる弊害を時々感じる。

 

・スマホの電池が切れるか何らかの理由で GPS機能 を失った直後から遭難しかかる登山者

 

・車のナビゲーションの指示に従いすぎて、滅茶苦茶な遠回りルートに気づかず実行してしまう運転者

 

・待合せや新しい店を訪問する際、GPS などの位置情報 を信じすぎる故に少なくとも当日はたどり着けない人

 

今何処にいて、どっちに向かうかという感覚・判断は、元々長い長い進化を通して培われた、人間の根源的な力のはず。

これらを車のナビゲーション、GPS などの位置情報 に頼り過ぎることで、簡単に失ってしまうのは、不味くないか?!?

 

 

 

 

そんな疑問に応えようとする挑戦的な本がコチラ。

原題は、Wayfinding :The Art and science of How We Find and Lose Our Way

 

 

章立てから、内容がざっと把握できると思うので以下。

 

第1章: 最初のウェイファインダーたち

第2章: うろつきまわる権利

第3章: 心の中の地図

第4章: 考える空間

第5章: A地点からB地点へ、そして戻る

第6章: あなたはあなたの道を行き、私は私の道を行く

第7章: 自然を読む

第8章: 道に迷うことの心理学

第9章: 都市の感覚

第10章: 私はここにいるの?

第11章: 道の終わり

 

 

 

 

当ブログが刮目したのが ×2章。

 

 

まずは第3章: 心の中の地図

 

2つの目新しいワードが登場。

 

・「格子細胞」(グリッド細胞)

 

・「場所細胞」

 

お互いがどう関連し合うのかなどは不明・調査中で、未だ研究中のトピックではある。

この分野がフォーカスされてきたのは21世紀に入ってからとのことだそうなので、正に最新の科学的研究!

 

 

この本では脳のそのような 神経科学分析 から分野を飛び越え、ヒトの感覚に立ち返り、人類学、社会学 に向かう。

こういったジャンプも、読書の醍醐味ではないか!?!?

 

 

 

そして 第9章: 都市の感覚

 

NY、ロンドンなどの都市を比較・検証しながら、ロンドンにフォーカス。

 

そのフォーカスの仕方がとてもユニーク → ロンドンの地下鉄マップ!

 

 

 ロンドンの地下鉄マップは実は、実際の距離感を無視して作成されている。

が、そうやって整理された構造に一度慣れてしまうと、手放せなくなるのだ!

 

当ブログも一度ロンドンで地下鉄移動の末、迷子になったことがあったが、それが理由か!と、もの凄く腑に落ちた(笑)

 

 

興味を持たれた方は、まずこの本を本屋で立ち読みし、巻頭のカラー図数ページをご覧いただきたい。

正に当ブログが注目した上記の2つがカラーで登場するので、グッと引き寄せられるはずだ!

 

 

 

【最後に】

先日クルマで都内を大きく周回する機会があった。

自分の「過去の記憶」と「場所の記憶」が強くリンクしていることを実感(汗)

 

パズルのような行き当たりばったりに近い都内周回だったが、その一筆書きが綺麗にフィニッシュした!

自分の感覚はまだ、テクノロジーによって衰えてはいなさそうなことに、ホッと。

 

一つだけ残念だったのは、「過去の記憶」は思い出して決して嬉しい出来事ではほとんどなかったこと(笑)

 

 

結論:テクノロジーの進化で失われていく人間の基本的能力にフォーカスしたこの本、読書の醍醐味 が詰まってる!



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記憶がスキルだという認識は、学生時代に育まれた。

無理やり覚えなければならない 化学記号 を覚えるのに、キテレツな配列記憶法 に頼ったことがある。

 

この経験で実感していたので、この本もスムーズに入り込めた。

 

 

 

さらに、当ブログが「これは!」と感じたのは、実践編。

前半のやや理屈中心の内容から、後半の具体的なアドバイスは実に使えそうなのでメモ。

 

1. 何を覚えるのか決める

  覚える対象を「覚えやすい形で定義しておく」≒ 自分で言語化しなおす

  (例)7+2個のキーワードに 自分の言葉で表現しなおして から覚える

 

2. テストを頻繁に行う

  たとえ覚えている途中でもテストしても良い(笑)

  ヒントも記憶を深める促進剤となる

 

3. 繰り返し学習するときは、順番をシャッフルする

  (先頭にワードほど、覚えやすい)

 

そこで当ブログオリジナル?

4. どうして覚えなければならない重要な項目を先頭に、その順列をベースに置く。

 

5. 記憶の一気飲み、は不可能。「時間」より「頻度」を重要視する

  (ここも当ブログ流に言い換えての変換済み)

 

6. 記憶したはずなのに思い出せない時は、記憶した時の状況を覆い出しながら、記憶をたぐり出す

 

 

ここまできてご理解いただけるだろうと思うのは、これは「読後評」でもあり、自分が記憶しやすく自分流に作り替えている「メモ」でもある!

 

 

そこで、

 

7. 本の内容を覚えたいときは、本の内容を自分のコトバで置き換え、要約して覚える

 

でした!

 

 

 

結論:どうしても覚えなければならない「ワード群」を記憶するための指南書!



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読んでみて、この内容が絶対的に正しいと思う認識は「ない」

 

のだがそれなりに、納得感はそれなりに「ある」

なぜなら、ここに書かれている内容は現在の世界の状況に絶妙に呼応しているから…

 

この点において、今読むべき一冊かもしれない。

 

 

 

 

その納得感とは…

コロナ禍突入後の「働き方」の大変化!

 

強制的にリモートワークになった人はほぼ皆、戸惑いつつも感じていることがある。

最大の疑問 =「朝起きて、毎日定時に会社に出社する意味って何だ?!?」

 

 

 

アンラーン とは「学ばない」ことではなく、過去の学びに含まれる「クセ」「パターン」「思い込み」を場合によっては排除することで、新たに成長し続けられる状態に自分を整えよう、という考え方だそう。

 

このため、今回のこのケースはピッタリ当てはまってしまうのだ!(汗)

 

 

 

 

 

 

この考え方に説得力を加えているのが、著者の一人 為末 大(元アスリート)

 

特に競技での能力向上を目指すアスリートにとり、この「クセ」「パターン」「思い込み」の排除が時によっては重要だと主張する。

彼の競技「ハードル」でいうと、「またぐ」になってしまう「思い込み」の排除(汗)

ハードルを「またぐ」ではなく、襖を破るイメージで「跳ぶ!」

 

 

また為末氏は言う。

「最も アンラーン を実践している人物は、王 貞治」(!)

例えば、彼がスランプのとき「打つ」から日本刀を持ち出し、「振る」行為に一旦戻り学び直した件など。

 

 

 

その理論は陸の上だけでなく、水の中まで。

ウインドサーフィンの2大「下手くそ」パターンがあって、これぞ アンラーン が当てはまる、と。

 

その2大「下手くそ」パターン とは?

 

①ウインドサーフィンと似たようなスポーツの経験のある人

 

②体力に自信のある人

 

「クセ」「パターン」「思い込み」の排除が時によっては重要だという主張に説得力を加えるような話!

 

 

 

 

と自分の「クセ」「パターン」「思い込み」が気になり出しませんか?

そこで、チェックリストがあったので以下。

 

・何かをしない言い訳に「(仕事が)忙しくて」とつい言ってしまう

・自己紹介では会社名や肩書を入れるのが当たり前

・最近、ワクワクすることが減った

・「疲れた」などの、ネガティブな口グセがある

・周囲の人との会話が、毎日同じような話題ばかり

・仕事とは別の分野の「学び」をしていない

・この1か月で、仕事関係者以外の人と会った人数が3人以下

・「以前はこうだった」「こういうときはこうするものだよ」と前例で説明したくなる

 

1つでも当てはまる人はその可能性があるそうです(汗)  

 

如何? 



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読み始めると、驚きの表現が続き、ビビりまくった…

 

映画は既に、自宅・PC・スマホ では、飛ばされて観られることが「当たり前」化していた。

いつの間にか、Netflix はPCでは1.5倍速で観られるようになっていたそう。

 

 

当ブログ発言にも思い当たる節がなくはない...

自分の興味に合わない or 期待値が低い映画の場合、倍速とか飛ばしながら観ることは、ある(汗)

ただ「映画を5分で観る人が大勢いる」と言われてしまうと、それはいくら何でも…

 

 

これはコンテンツ量の急増も影響しているのは間違いない。

その急増の中心は、Netflix や Amazonプライム・ビデオなどの定額制動画配信サービス。

 

Netflix の「ハウス・オブ・カード」からはじまった「シリーズもの」且つその「一気見」

そんな「シリーズもの」は TV地上波、BS、CS をも巻き込み、今や 連続ドラマ(韓国ドラマ含む)、アニメ etc… 何でもあり!

コンテンツの供給過剰 が日常化している!

さらにコロナ禍による巣篭もりがこの傾向に拍車をかけているのは間違いない…(汗)

 

 

 

 

章立ては、以下のよう(カッコ内は当ブログ発言)

 

 

序章:大いなる違和感

 

第1章:早送りする人たち ― 鑑賞から消費へ(何?!?)

 

第2章:セリフで全部説明してほしい人たち(何?!?)―みんなに優しいオープンワールド

 

第3章:失敗したくない人たち ― 個性の呪縛と「タイパ」至上主義(タイパ = タイムパフォーマンス)

 

第4章:好きなものを貶されたくない人たち ― 「快適主義」という怪物

 

第5章:無関心なお客様たち ― 技術進化の行き着いた先

 

こんな驚き!の表現が 全 ×5章 続くのだから、これは全くもって 驚愕 の 読書(汗)

 

 

 

 

以下、グッサリ刺さってしまった部分・フレーズを列挙。

 

Z世代 の主だった特徴

① SNSを使いこなす

② お金を消極的に使うことには消極的

③ 所有欲が低い(モノ消費よりコト消費)

④ 学校や会社との関係より、友人など個人間のつながりを大切にする

⑤ 企業が仕込んだトレンドやブランドより、「自分が好きだから」「友達が支持しているから」を優先する

⑥ 安定志向、現状維持志向で、出世欲や上昇志向があまりない

⑦ 多様性を認め、個性を尊重しあう

 

・企業から常に見てターゲティングされている結果、「自分が見たい情報だけを見て生活するようになっている」

 このため違和感を感じる情報に接すると大きな拒絶反応を示す?!?

 

・最短距離で “オタク” になりたい(何かについてとても詳しいオタクは“憧れ” の存在らしい 笑)

 

・ラノベ(ラノベ = ライトノベル)の主人公には、危機に陥ってほしくない?!? 自分の想定した展開を見たい?!?

 

・コンテンツに 気持ちを乱されたくない?!?

 「めくるめく展開」「予想もしないどんでん返し」「複雑で込み入った中身」は全て不快?!?

 

・脚本家志望の20代男性「見ていて辛くなるシーンはカットしたいと思います」

 「男は書けません。女の子だけが出てくるシナリオを書きます」

 

・リキッド消費(イギリスの研究者が提唱)

① 短命

② アクセス・ベース

③ 脱物質的

 

・ファスト映画を公式の販促メディアに?!?

 

以上、あまりに驚きの表現が続き、ビビりまくった…

 

 

 

結論:現代のコンテンツへの接し方の激変を解き明かす、全くもって 驚愕 の 読書(汗)



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初めて告るが当ブログ、ディズニーランドで「ポップコーン売り」をしていたことが、ある。
短い間だったが、ディズニーのマジックを支える側を経験したのは、ある意味「人生の宝」

「ポップコーン売り」だったので、もう一方のアルバイトの山「カストーディアル」は気になる存在、ではあった。
その「カストーディアル」の世界を語る一冊、となれば、これは読まないわけには行かない!(笑)





ビール会社を早期退職し、著者が「カストーディアル」として ×8年間 勤務した体験記となる。
「交通指導員ヨレヨレ日記」他、高齢者による日記シリーズ の9作目だそう。


予想通り、「ポジっぽい話」と「ネガっぽい話」が交互に登場する。
当ブログに特に刺さった「ポジ系」「ネガ系」を以下 ×3つずつ。

「ポジ系」
・献身的にディズニーのマジックを支えるアルバイトたちの数々のエピソード
・「カストーディアル」だからこそ飛んでくる、ゲストからの質問攻撃をしのぐ法(笑)
・「カストーディアル」を経験で、街の中で清掃している方の苦労が理解できるように

「ネガ系」
・準社員(現在はこう言う)の彼らの報酬は決して恵まれたものではない…
・「カストーディアル」ならではの イレギュラー対応(何かは書かない)
・ディズニー愛が全くないキャストも存在する。それはそれで違う視点を与えてくれる


感心したのは、それぞれのエピソードにちゃんとオチがつきつつ、文体といい長さといい、全体のバランスが良いこと。
筆力、描写力が巧み、と言うことか(シリーズだからこその完成度か? 他は読んでいないけど)


結論:ディズニーのマジックを支える「キャスト」の花形職種?の一つ「カストーディアル」の喜怒哀楽を完成度高く描き切る 一冊。


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